2013年展望「東京ヴェルディ」 | BBGのブログ

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先日投稿した2012年を振り返る通信簿企画をもとに
今年もまた、東京ヴェルディの2013年シーズンを展望してみることにしました。

3年目となった川勝体制も昇格を果たせぬまま終焉を迎えることとなり
三浦新監督を迎えて、オフには大幅な戦力の入れ替えが行われるであろうことが予想される新生ヴェルディ。
そんなヴェルディの2012年シーズンを勝手ながら補強戦略を交えて展望してみます!



東京ヴェルディ2012年シーズン予想スターティングイレブン


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                    FW 阿部          FW 新加入選手
                      (平本?)                  (南・巻・前田)

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     LMF 中島                               RMF 西
        (飯尾)                                                 (小池・杉本)

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                     DMF 中後          DMF 和田
                      (新加入選手)                (楠美・吉野)

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    LSB 新加入選手    CB 高橋        CB 深津       RSB 森
       (安在・和田)          (新加入選手)            (刀根・ペ)           (刀根・田中)

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                                 GK 新加入選手
                                       (柴崎)

補強ポイント① 得点の量産出来るストライカー

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2012年シーズンの一番の課題は「阿部の相方不在」にあった。
杉本健勇が抜けた後は代わる代わる色々な選手が試されたが、結局どの選手も機能せず。
FWの駒不足が終盤の低迷の大きな要因になったことは間違いない。

それに加えて来季はそのエースである阿部に海外移籍の噂も浮上しており
もしも阿部が移籍ということになれば、得点の計算できる選手が全くいないことになってしまう。
優先的に資金をつぎ込むべきは、まずこのポジションになるだろう。

得点を期待できる存在として挙げたいのは、川崎を退団になった黒津勝
風間体制にはフィットしなかったが、独力で局面を打開できるドリブルと強烈な左足は魅力十分。
怪我が多いのが玉に傷だがJ2では得点量産を期待出来る選手だろう。
注目度は高そうだが、練習場の近さといった地の利を生かして獲得を目指したい。

また、三浦新監督のツテを生かして獲得したいのは北九州で今季14得点を挙げた端戸仁
マリノスが保有しているだけに再度他クラブへレンタルというのも難しそうだが
阿部が移籍となればこれくらいのインパクトがある選手を前線に加えたい。

阿部がもし残留となれば、得点力だけを追い求めなくても彼と相性の良い選手を探りたい。
阿部を生かす為にはポストワークに優れている選手が理想だろう。
森、西と毎年実績のあるベテラン選手をサプライズでひとり加えているだけに、今年は鈴木隆行などはどうだろうか?笑

なんにせよ、海外移籍を志望している阿部の契約は来夏までなだけに
たとえこの冬に残留が決まっても、エースが来年一年間所属している保証は無い。
単純に選手層が薄いだけに、数人の実力者を加えたいところだ。

町田に期限移籍中の平本一樹の復帰は規定路線だろうが、それは「昇格」のための補強とは言い難い。
掲げる目標を昇格とする以上は、更なる補強は必須だろう。


補強ポイント② ゴールキーパー

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土肥・新井の退団があって現状戦力が昇格してくるポープを含めても3人しかいない。
補強を加えることはまず間違いないし、そうでないとJ1は見えてこない。

ただ、ここはもう北九州の佐藤優也の加入で決まりだろう。
噂もあがっているし、三浦監督の就任を考えれば彼の補強は当然の流れだ。

まだ26歳と年齢も若く、ここ数年不安定だったゴールマウスにようやく実力者がやってきそうな気配。
昇格を狙うにあたってまずこのポジションに手を加えられそうなのは大きな要素だ。


補強ポイント③ 左サイドバックおよびDFラインのバックアッパー

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FW、キーパーに並んで補強が急務なのは左サイドバックのポジション。
今年は中谷と高橋が主に務めたが、中谷が退団し高橋にも移籍の噂が出ているだけに計算できる戦力が全くいない状況だ。

筆頭候補としてあげてみたのは実力者ながらセレッソで燻っているベテランの児玉新
また、西だけでなく磐田の黄金期を知る選手が数多く所属してきている歴史を踏まえて磐田の金沢浄なんかも名前を挙げてみた(笑)

また、先に挙げたようにセンターバックの要である高橋にも移籍の噂は絶えない。
どうしても残したい選手ではあるが、それが叶わないなら彼ほどの実力者とは言わずともセンターバックにも補強は施したい。

サイドバックの層の薄さを踏まえると、バックアッパーはユーティリティー性を備えているのがベストか
三浦新監督と1年間共にプレーした経験を持つ柏の福井諒司の復帰なんかは理想的な一手かもしれない。


補強ポイント④ ボランチのバックアッパーを中心とした中盤センターの強化

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来季の予想フォーメーションは今季同様にオーソドックスなボックス型の4-4-2としたが
三浦監督は北九州で中盤を3センター気味に使うフォーメーションを一貫して使っていた。
ヴェルディでもその選択をする可能性は十分にありうる。

それでなくても柴崎と梶川の退団が決まり、和田の注目度があがっている現状を踏まえれば
層が薄い中盤のセンターにもしっかりとした実力者を加えたい。

菊岡、小池と水戸から主力選手を引き抜いている流れを踏まえて(笑)ロメロ・フランクなんてどうだろうか。
2年間水戸で主力としてプレーし、そろそろステップアップしたい時期だろう。
ヴェルディに一時期練習に参加していたという縁もあるし、見てみたい逸材だ。

縁を頼るならば、昼田強化部長のラインから千葉の山口慶なんかも狙ってみたい。
今年は出場機会を失っていたが、様々なポジションをこなせる貴重な選手だ。

再三再四挙げている三浦監督のラインから挙げるなら、やはり木村祐志
三浦サッカーの申し子といわれる木村は、この2年のプレーで価値を高めすぎた感もあるが
監督を慕ってヴェルディに新天地を求める可能性も十分にあるだろう。


■総括

補強すべきポイントとして挙げたポジションがチームのセンターラインほとんどであることは
昨年同様、チーム全体として早急に即戦力を加えないといけない状態にあることを意味している。

今までチームを支えてきたベテラン選手達を筆頭に多くの選手が退団になった今オフは
監督も代わってもう一度「一からのスタート」と言っていいだろう。

ただ、それでもチームの経営状態を考えれば「数年で」なんて流暢なことは言っていられない。
いくら下部組織から優れた選手達が昇格してきても、それが引き抜かれる一方では何の意味も無い
三浦監督には、すぐさまチームを立て直すことが求められている。

それを考えれば今オフ、手っ取り早くチームを作るための手段として多くの選手が北九州から引き抜かれることは間違いないか
既に幾人かが噂に上っていることもあり、多くの「三浦チルドレン」の加入が予想される。


ただ、現状のチームには彼らの補強で妥協できないポジションはいくつかあり
そこは資金力が無いという現状を差し置いて無理をしないとJ1は見えてこないだろう。

そしてそれは、決して「補強」という観点からだけではない

エースの阿部、そして下部組織から大事に育ててきた高橋や和田はチームの柱にならなければならない存在。
客が呼べて、お金が取れて、何よりサポーターから愛されている「至宝」だ。
そういった選手を大事にしないのならば、クラブの未来は明るくないだろう。


J1にいるのならば、「プロビンチャ」も意味のある言葉になるだろう。
ただ、ヴェルディが今いるのはJ2だ。

一にも二にも「J1昇格」という「結果」が求められる場所なのである。

資金力に乏しいからと言って、値の付く選手達を簡単にショーウィンドーに並べてしまっては意味が無い
ここ数年オフシーズンに繰り返してきたことをもう一度繰り返してしまっては、進歩が無い。

確かに選手の「固い意思」によって残留が難しい場合も多々あるだろう。
だが、それを簡単に「ヴェルディでやろうという気持ちの選手は残さない」と簡単にはき捨ててしまっていいのだろうか。

どうしても昇格のために必要な選手は、しっかりとした誠意を見せないといけないのが今年のオフだろう。
昇格を口にするならば、フロントにもしっかりとした「気持ち」を見せてもらいたいものだ。