2011年シーズン通信簿「東京ヴェルディ」 | BBGのブログ

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2011年シーズンも終了し、いよいよJリーグもオフシーズンに突入。

 

そこで今回は、その2011年シーズンの中から特定のクラブに焦点を当て

選手の評価を中心に成績を付けてみる「2011年シーズン通信簿」の企画を行ってみることにした。

 

まずは、J2で5位に終わった東京ヴェルディから早速この企画をスタートさせてみることにする。


 

■ゴールキーパー部門


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GK 1 土肥 洋一  2011年シーズン成績 2試合(180分)出場

評価 D

今シーズンはシーズン前の負傷の影響で出遅れると共に

復帰後も2試合目の出場となったFC東京戦で靭帯断裂の大怪我を追い戦線離脱。

守護神かつピッチの闘将であった土肥の離脱は最後まで大きく響いた。

怪我は完治し終盤にベンチには復活するも、結局出番はないままシーズン終了。

怪我の間に柴崎も台頭してくるなど、正念場に立たされている。


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GK 26 柴崎 貴広  2011年シーズン成績 36試合(3240分)出場

評価 C

土肥の大怪我の影響もあり、人生で初めて1年間ゴールマウスを守り通した。

当初は実力を不安視する声も多かったが、出場を続けることで徐々に成長。

シーズン終盤にはファインセーブなどでチームを勝利に導く機会も増えてきた。

しかし、依然キックの質などは不安定な部分もあり絶対的な信頼は置けない。

彼のミスで勝ち点を失った試合もあり、年間を通すと高い評価はしがたい。

 

(※ キローラン菜入、新井章太は出場機会なく評価無し。)

 

◎ ゴールキーパー部門 総評

 

絶対的な守護神だった土肥の負傷の影響で、かなり苦労したポジションであることには違いない。

結果的に柴崎が1年間ゴールマウスを守ったが、人材的に柴崎しか代わりがいなかったという感もいなめず

シーズン前から不安視されていた層の薄さが思い切り響いてしまう形となった。

 

柴崎はシーズン終盤にかけては確かにかなり頼もしさが増してきたが

チームが昇格という結果を求めていただけに、物になるまで時間が掛かりすぎたという見方も出来る。

 

来シーズンも恐らく柴崎が正ゴールキーパーの座を守るだろう。

土肥も戻り少しは層も厚くなるが、昇格を狙うには心許ない陣容だ。

出来ることなら補強ポイントにあげたいポジションだが、資金的に厳しいか。


 

■ディフェンダー部門


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2 福田 健介  2011年シーズン成績 24試合(1599分)出場 1得点

評価 D

長くレギュラーを務めたが、森の加入もあり今年は出場機会が激減。

チャンスを掴んでも、中々力を出せぬままシーズンを終えてしまった。

技術は高いのだが、縦への推進力に欠ける部分や軽率なミスの多さは抜けず。

森からポジションを奪う決定打やインパクトは残せず、物足りない1年だった。

バックアッパーとしては心強い存在だったが、オフに退団が決定。


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3 吉田 正樹  2011年シーズン成績 3試合(179分)出場

評価 E

選手会長に就任するも、自身はほとんど出場の無いまま1年間を終えた。

終盤に数試合レギュラーで使われるも、結果はいまひとつ。

スピード面で難があり、守備の穴になる場面が散見された。

持ち味のクロスボールでもチャンスを作れず、オフには戦力外に。

ただ、もっと長く見たかった感は強い。ここまで起用されなかったのは不憫だった。


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14 富澤 清太郎  2011年シーズン成績 17試合(1530分)出場

評価 D

怪我で1年間の半分以上を棒に振ることとなってしまった。

怪我は致し方ないという部分もあるが、これだけの離脱は正直大誤算。

富澤がいればもっと違うシーズンになっていたとのではないかという思いは強い。

本人も、シーズン途中から合流したせいかやや乗り切れていないようにも見えた。

チームを思う気持ちは誰よりも強いだけに、来年もヴェルディを引っ張って欲しい。


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17 土屋 征夫  2011年シーズン成績 35試合(3140分)出場 3得点

評価 B

富澤が怪我で抜ける中、今年も1年間守備の要としてフル稼働。

37歳にしてこの体力、この鉄人ぶりは他の選手も見習わないといけないだろう。

衰えを指摘する声もあるが、まだまだ実力でも他の選手は寄せ付けてはいない。

空中戦の強さ、スピード面での対応も抜群。精神的にもチームの支柱だ。

逆に言えば、土屋が誰よりも頑張ってるという状態を抜け出したい所でもある。


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18 森 勇介  2011年シーズン成績 30試合(2482分)出場 1得点

評価 C

シーズン当初は左サイドバックで試されるも、慣れ親しんだ右サイドに結局定着。

強引な突破や丁寧なクロスボールなど、そのプレーはやはりJ2では格が違った。

ただ、もっともっとゴールに直結する活躍が欲しかった感はやや残る。

期待が大きすぎるかもしれないが、守備面で狙われる事もあっただけに尚更だ。

プレーで「お金の取れる」数少ない選手だ。もっとガツガツしてもいい位に思う。


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20 深津 康太  2011年シーズン成績 17試合(1084分)出場 1得点

評価 D

JFLの町田ゼルビアから加入して1年目、期待値はそこまで高くなかったが

富澤の怪我もあり序盤からいきなりスタメンで多く起用されることに。

他に選手が見当たらなかったことを考えれば獲得は正解だったと言えるが

試合でのパフォーマンスは、ミスや技術の欠如も目立ちあまり納得とは言えず。

あくまで、バックアッパーとしてはそこそこ計算が出来る選手という立場か。


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22 和田 拓也  2011年シーズン成績 20試合(1495分)出場

評価 C

ボランチでの起用も考慮されMF登録されるも、主に左サイドバックで稼動。

更に今年はレギュラーとして高いパフォーマンスを見せる時期も続き

U-22代表に選ばれるなど、わずかながら確実に飛躍の一年となった。

鋭いドリブルを突破からのチャンスメイクが見られる機会はどんどんと増えている。

怪我でポジションを失う時期もあったが、来年はクラブの中心選手になりたい。


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23 高橋 祥平  2011年シーズン成績 28試合(2314分)出場 1得点

評価 B

色々なポジションで起用されやや器用貧乏的な扱い方を受けていたが

終盤戦にボランチとしてレギュラーに定着し、その可能性を大いに示した。

センターバックで活かした当たりの強さもさることながら、展開力も十分。

前への意欲も強く、もう少し得点が増えても良かったはずだ。

まだまだ課題も多いが、代表に選ばれる機会も増えるなどクラブ随一の成長株。


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37 中谷 勇介  2011年シーズン成績 16試合(1050分)出場 1得点

評価 C

シーズン途中に加入するものの、夏場は貴重なレギュラーとして活躍。

ベテランらしい落ち着いた守備と高い技術でサイドに安定感をもたらした。

怪我人の穴埋め以上のプレーを見せてくれたことは間違いないだろう。

年齢を考えれば、若い選手に出場機会をもっと与えたいという部分もあるが

多くのポジションもこなせるだけにチームには残しておきたい貴重な選手である。

 

(※ キローラン木鈴、塗師亮は出場機会なく評価無し)

 

◎ディフェンダー部門 総評

 

去年までは堅守が一番の特徴のチームだったが、今年は大味な守備が目立った。

その原因としては、やはり富澤の離脱が大きい。

昨年は、土屋と富澤が抜群のコンビネーションで最終ラインを支えていたからこその堅守だったと言えるだろう。

 

それは同時に、その二人を凌駕する選手が中々見当たらないというチームとしての問題の表れでもあるだろう。

特に、37歳の土屋に頼りきりなセンターバックのポジションは早急にテコ入れを図りたい部分。

肝心要の土屋富澤にも移籍の噂が漂うだけに、しっかりとした戦力を何とか確保したい。

 

サイドバックのポジションは、森・和田・中谷といずれの選手もそこそこの活躍を残すことが出来た。

福田、更には吉田と貴重なバックアッパーが二人も抜けたのは痛恨だが

来年はユース出身の舘野・田中で埋めるつもりなのだろうか?出来ればあと1枚層を厚くしたいところ。

 

■ミッドフィルター部門

 

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4 アポジ  2011年シーズン成績 12試合(490分)出場

評価 C

チームに中々フィット出来ずに苦しみ、出場はシーズン終盤だけに留まった。

だが、出場機会を得るようになってからは徐々に高いパフォーマンスを披露。

積極的な縦への意識はチームに欠けていたものであり、攻撃を活性化させた。

シーズンの頭から中盤で使って欲しかっただけに、もっと見たかった選手だ。

終盤戦の活躍で信頼と人気も高まったが、レンタル移籍だけに返却が基本路線だ。


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5 佐伯 直哉  2011年シーズン成績 32試合(2824分)出場

評価 C

川勝サッカーに欠かせない「申し子」は、今年も陰ながらチームを支え続けた。

その堅実かつ安定したパフォーマンスはチームに欠かせない要素となっている。

だが、高橋の抜擢もあり終盤戦はベンチに回る試合もいくつか見られた。

新たな選手の台頭は嬉しい話ではあるが、佐伯もまだ頑張れるはずだ。

どんな立場に立たされようと、チームが強くなるにはまだまだ必要な選手だろう。


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6 菅原 智  2011年シーズン成績 2試合(8分)出場

評価 E

コーチと兼任で挑んだ今シーズン、ほとんど出場機会の無いまま1年を終えた。

ここ2、3年は肉体的な衰えを隠し切れなかった印象がやはり強い。

先日、今シーズン限りでの引退を発表。今後は指導者への道を歩むことが濃厚だ。

降格初年度の苦しい時や、J1昇格を果たした07年はこの男抜きに成り立たない。

長く緑のユニフォームを着て引退した貴重な選手。本当にお疲れ様と言いたい。


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7 河野 広貴  2011年シーズン成績 32試合(2180分)出場

評価 B

ヴェルディの象徴とも言えるドリブラーは、今年自己最高の成績を残した。

ドリブルはもちろんのこと、ボールを扱う技術もチームの中では図抜けている。

突破から、ボールキープやフィニッシュまで攻撃面では全てに欠かせぬ存在だ。

今年は怪我に悩まされたが、時間限定での出場でも度々チームを救ってみせた。

欲を言えば純粋にもっとゴールが見たい。来年への期待値をこめて評価Bとした。


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10 菊岡 拓朗  2011年シーズン成績 35試合(2589分)出場

評価 A

8得点アシスト。菊岡もまた今年キャリアハイの成績を残した選手のひとりだ。

シーズンの入りはやや低調なパフォーマンスも見られたが

菊岡が調子を取り戻すと同時に、チームもグンとその攻撃力を高めた。

ヴェルディのパスサッカーは、この男抜きに成り立たないと言っても過言ではない。

フィニッシュの部分にも多く絡み、今年は出色の出来だった。残留を願いたいが…


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16 飯尾 一慶  2011年シーズン成績 25試合(1401分)出場

評価 D

昨年はチームに大きく貢献したが、今年はどこか物足りないシーズンに終わった。

結果も勿論のこと、内容でもあまりパッとしなかったというイメージが強い。

持ち味であった攻守での献身性や、周囲との連携が薄れたように思える。

年齢的にはベテランの域だが、まだまだ若手には負けない力は持っているはず。

来年もがむしゃらに戦う飯尾が見たいが、恐らく退団が濃厚と見られている。


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21 小林 祐希  2011年シーズン成績 34試合(2636分)出場

評価 A

ユース時代から将来を嘱望されていたが、プロ1年目からレギュラーでフル稼働。

中盤の選手としては一番長い出場時間を記録するなど、早くもチームの柱となった。

出色の技術でボール回しの中心に君臨し、攻撃面でチームに多大なる貢献。

守備での課題や、出場時間を考えるともう少し得点を増やしたいという欲もあるが

1年目からこれだけ出来れば文句なしだろう。来年への期待値は誰よりも高い。

 

(※ 高野光司、秋葉勇志は出場機会なく評価無し)

 

◎ミッドフィルター部門 総評

 

こうして見ると多彩な顔ぶれの揃っていたポジションだったなと改めて思う。

選手層は決して厚いチームではなかったが、6月頃まで高木がチームに所属していたことも考えれば

攻撃的な中盤のタレントはリーグ随一のラインナップだったはずだ。

 

その効果は、リーグ最多得点というチームの記録にもハッキリと現れていたと思う。

逆に言えば、依然佐伯に頼りがちな守備的ボランチの選手の層の薄さが守備の乱れにも現れていた。

高橋の起用である程度はカバー出来るが、やはりそこは来年以降もネックとなる箇所だろう。

 

あとはもう、いかに選手を引き止められるか。

今年は柴崎晃誠の穴が埋められずにスタートダッシュにまたも失敗することとなった。

来年も同じようにまた一からチームを作り直さなければいけないような事態になることは避けたい。

噂に上がっている選手全員とはいかなくても、放出は最低限に抑えたいところだが。。。


■フォワード部門

 

BBGのブログ 9 平繁 龍一  2011年シーズン成績 12試合(606分)出場 4得点

評価 D

春先、チームが苦しんでいる時期にワントップに抜擢され

5月の北九州戦ではハットトリックを達成するなど活躍の予感を漂わせたが

負傷離脱の間に阿部にポジションを奪われると、その後は得点なしに終わった。

才能の片鱗は示したもののツキがなかった感もあり、オフには広島帰還が決定。

短かったとはいえ、出来ることなら出場した期間にもっと得点を決めたかった所。


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11 マラニョン  2011年シーズン成績 27試合(1844分)出場 9得点

評価 C

マラニョンに関しては評価が非常に難しいシーズンだった(苦笑)

怪我で出遅れたものの、合流し出場機会を得ると共にチームも復調。

独特のリズムのドリブルから、独力で何度もチャンスを作ったことは評価出来るが

チャンスを多く作った分、その決定率の低さがあまりにも目立ってしまった。

退団が決定的で、何にせよ9得点を挙げたレギュラー格の選手の放出は痛い。


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13 井上 平  2011年シーズン成績 10試合(682分)出場 3得点

評価 D

チーム随一の努力の男は今シーズンサイドハーフで新境地を開拓し

一時期は2試合で3得点を挙げるなど遂にその努力を実らせるかと思われたが

怪我に悩まされ、結局その後は伸び悩みほとんど出番は回ってこなかった。

運動量や献身性、そしてその努力家な部分はサポーターからも愛されたが

フォワードとしては決め手に欠き、怪我の多さもネックだった。退団が決定している。


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19 阿部 拓馬  2011年シーズン成績 33試合(2539分)出場 16得点

評価 A

今シーズンのクラブMVPで間違いないだろう。

春先はMFとして途中交代での出場が続き、中々結果が出せずにいたが

粘り強く起用されたせいもあってか、フォワードで出場機会を得ると一気に大爆発。

一瞬の動き出しでゴールを陥れる動きもさる事ながら、小柄ながら馬力ある突破や

巧みなキープ力、前からの守備など多くの面ででチームに貢献をし続けた。


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25 平本 一樹  2011年シーズン成績 11試合(454分)出場

評価 E

昨シーズンはエースとして1年間コンスタントに活躍したが

今年は怪我がちで出場機会を得られず、無得点のままシーズンを終えた。

途中から出場してもほとんど良い所を見せられず、覇気も欠いた印象。

サイドハーフとしても起用されたが、それもあまり効果的な起用とは言えないだろう。

若手選手の突き上げもある。ヴェルディの一時代もそろそろ終わりが近いか。


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27 市川 雅彦  2011年シーズン成績 7試合(165分)出場 1得点

評価 E

川勝監督の愛弟子として2年越しのラブコールに応えて移籍するも

開幕直後こそスタメンで起用されるが結果が残せないままフェードアウト。

夏場にベンチに復帰し1得点を挙げるも、その力はほとんど見せられなかった。

開幕戦での決定機を決めてれば少しは変わっていたのかもしれないが

単純に実力不足だった印象も否めない。発表はまだだが、来年の戦力ではないか。


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41 巻 誠一郎  2011年シーズン成績 14試合(533分)出場 3得点

評価 B

練習参加を経て、元日本代表ストライカーが夏に驚きの移籍加入。

フィットするのにやや時間が掛かったが、それでもレギュラーを掴んでみせた。

3得点は物足りない感もあるが、それでも献身性や巧みなポストプレーは健在。

高いプロ意識で周囲の選手に与えた影響も大きく、獲得は大正解だったろう。

パスでの崩し一辺倒だったチームを変えた点も高評価。来年は大活躍を期待だ。

 

(※ 竹中公基は出場機会なく評価なし)

 

◎フォワード部門総評

 

とにかく今年は阿部の年だった。

怪我人が多い中、1年間レギュラーとしてフル稼働しただけでも立派だが

ピッチの上でもとにかく運動量豊富に動き回り、得点面以外でも多大なる貢献を果たした。

阿部がいなければ今シーズンのヴェルディはもっと低い順位に終わっていただろう。

 

その阿部を助けるという意味でも、巻の加入は大きかった。

ポストの役まで担っていた阿部の負担を軽減させるだけでなく

持ち前の勝負強さを発揮して古巣千葉戦では決勝点を挙げるなど、短い期間で見事な活躍。

阿部とのコンビネーションも日に日に高まり、来年はいよいよチームの柱として期待していいだろう。

 

ただ、9得点を挙げたマラニョンを筆頭にフォワードの選手はそのほとんどが退団決定。

阿部と巻は残留濃厚なのは救いだが、単に頭数を考えても人材は全く足りていない。

南や杉本が下部組織から昇格するものの、早急に即戦力を確保する必要性がある。


 

■チーム総評

 

結局順位は昨シーズンと同じ5位。

今年もスタートダッシュに大きく失敗し、後半何とか追い上げるも届かずという展開まで一緒だった。

 

だが、昨年と大きく違ったのはチームの形。

去年は堅守が持ち味で得点力不足に苦しんだが、今年は全く逆の形。

リーグ最多得点を記録するほど攻撃力が爆発したが、一方で守備面では乱れが顕著だった。

 

これは、攻撃の形はある程度確立されたものの、守備の形が全く確立されてないことの表れだろう。

ショートパスを主体とした攻撃はコンビネーションが高まると共にものになっていったが

チームとして守備の形が無いために、ひとたび富澤など主力選手が離脱する事になるとすぐに崩れてしまう。

 

攻撃面でも昨年同様に引かれた相手を崩せない課題がクリアできないなど

チームを率いて2年目になる川勝監督の采配におけるアイデアの乏しさは責任が重い。

そして柴崎晃誠が抜けたとはいえ、2年連続スタートダッシュ失敗も昇格を狙うのなら許されるものではない。

今年のオフも主力の移籍が予想されるが、来年も留任ならば3年連続の失敗は絶対に避けてほしい所だ。

 

戦力的に来年ヴェルディがどんな陣容を擁するかは全く不透明だ。

もしかしたらガラリとメンバーが変わるような、そんな事態にも陥るかもしれない

それでも昇格を狙うのであると言うならば、同じミスを繰り返す監督を筆頭とするコーチングスタッフや

怪我人続出を最後まで解消できなかった医療スタッフなど、人員の配置を見直す必要があると思う。