介護施設で働いてた時の忘れられない体験  | ゲームミュージックDJ 200gavasのブログ

お疲れ様です!!
ゲームミュージックDJ 200Gavasです☆

 

 

 

本日は日曜日なんで

ゲーム以外の好きな物の話や日常など

 

 

 

わたくし200ガバス

独立する前は介護施設で働いておりました

「特別養護老人ホーム」ってところです

 

 

 

要介護度ってのがありまして

だいたい4~5の方々が多く

起きあがるのも、横になるのも、トイレをするのも

ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも

なにかしらの介助が必要な老人ばかりの施設

そんな所に34歳の時に初めて就職したのであります

 

 

 

 

 

 

そんな介護職1年目のガバスに

やけに懐いてくれたお爺ちゃんがいてました

このお爺ちゃんはガバスの事を「兄貴」と呼んでくれ

そりゃ~~顎でよく使われましたw

大体のお願は「ヤクルト取ってきて~~!」です

 

 

 

そんなお爺ちゃんでしたが

飲み込む力も弱くなり

ご飯を食べててもむせ込むことが増え

とうとうご飯を食べなくなってしまった

 

 

 

それまでは自力で食べてたんですが

食事を目の前に置いても「いらん」のゼスチャー

今まで普通のご飯だったけど

むせ込む事を考慮してお粥にしたり

食事にトロミをつけてとかしましたが

本人は断固拒否し続けてました

 

 

 

もちろんご家族にもその事は報告しましたが

家族の意見も聞き入れられず

 

 

 

食べる事は生きる事に直結します

お爺ちゃんはみるみるうちに

やせ細っていきました

 

 

 

そんなある晩の事です...

 

 

 

寝る準備をするため歯磨きし

お部屋に連れて行き

パジャマに着替えるお手伝いをしてると

あんまり喋らなくなってたお爺ちゃんが

ガバスに話しかけてくれました

 

 

 

 

「俺な、もうすぐ死ぬぞ」

 

 

 

いつもなら

「なに言うてるねんな~~!」と返すところでしたが

なんかね、雰囲気が違ったんですよ

 

 

 

僕は正座をして

「お爺ちゃん、本当にお世話になりました!」

「お爺ちゃんのお陰で貴重な体験をさせてもらって、本当に感謝しています」

「んで俺が死んだら、あの世でよろしくね」

ってお礼を言ったんです

お爺ちゃんはめっちゃ笑ってました

 

 

 

その2日後に意識がなくなり

翌日にお爺ちゃんは亡くなりました

 

 

 

7年間この施設で働いていたので

何人もの方を看取ってきましたが

この体験だけはなんか忘れられないんですよね~~

 

 

 

あの爺さんは自分で死期が分かってたんかな?

もしかしたら食べられないのではなく

自分で人生に幕を下ろしたのかな?

なんて考えさせられた出来事でした

 

 

 

ただ、最後にお礼は言えて

本当に良かったなって思ってます

 

 

 

最後まで読んでいただき、あざっす!!