U10の子供たち(っていっても4年生は4人しかいなかったけど)を指導して1年、

5年生になった4人はU12カテゴリーに送り出しました。

代わりに3年生になった子をU10カテゴリーに向かい入れました。

この年代の子、モチベーションの低い子が多かった。

親御さんも「お兄ちゃんが卒団したので止めさせようと思うのですが」なんて来る始末。

サッカーに限らず心が育っていない感じでした。

それに引き換え4年生になった子ども達はサッカーに関しては凄いモチベーションが高い。

「集合!」の掛け声で集まるのは4年生と一部の3年生だけ。

私は気長に集まるまで待ちました。

「集まるまで何分かかるんだろ~ね~時間がもったいないね」なんて小声でつぶやいて。

するとモチベーションの高い子供たちが私の代わりに「××早く集まれよ!」って呼んでくれる。

出来るだけ私は待ちの姿勢を貫いて、子供たちが即してくれる。

練習内容も一回しか説明しない。

あまりモチベーションの高い子の邪魔になるようでしたら「遊びたいなら横に出て遊んでてね」って

叱ったりせずにやさしく声かけました。

練習試合でもそんな子供たちはピッチのどこにいたら良いかも分からない状況。

それでも無理に教えずに「後半から出場するから××君の動きを良くみていてね」って言うだけにしました。

ピッチではボールが入ってもどうしたら良いのか分かりません。

仲間が貰いにいくと始めてパスします。

それでも叱らず少しでもドリブル開始するようならもう「ナイスドリブル!」って大褒めしちゃいました。

そんな子供たちも今は5年生、しっかりとボール奪取からボールキープやドリブル、パス、調子が良いと持ちこんでシュート決まるまでになりました。(当然、U12のトップチームでの事です。)

子供の成長の個人差は大きいです。

特に3年生くらいでは1年生並みの幼い子もいるしモチベーションが高く4年生以上の大人びた子もいます。

他と比較せずに気長に成長を待ってあげる事が大切だと今本当に思っています。
良く見る風景ですが

親がサッカーのプレーについて子供を怒っているシーン

これは子供がサッカーを嫌いになる原因になると思います。

自分がそうでしたから気持ちは分かります。

自分の子供が他の子のようなプレーができないと面白くない。

何故あの子のようにできないのだ!

期待が高いだけに親はイライラし怒ってしまう。

でもこれをやられると指導者は困ってしまう。

指導者は個々のレベルを分かっているので他人とは比較しません。

技術の劣っている子が一つ上のレベルにチャレンジするのなら失敗しても褒めてしまいます。

凄いその意識が嬉しいです。

もしその後に親に怒られるとせっかく上がったモチベーションが落ちてしまいます。

多分その後のチャレンジも躊躇するでしょう。

でも一般的な考えですから親に怒られても気にしない、

親に怒られたら何くそって頑張っちゃう、そんな子もいるでしょう。

指導者も未だに試合中にずっと怒りながら叫んでいる人もいます。

そんなに叫んでも子供は聞こえてないか混乱しているかのどちらかと思いますけどね。
メンタルのコントロールは難しいです。

技術のコントロールは練習に組み入れることで上手くならない子も諦めずにやって行くことでそこそこ上手くなります。

でもメンタルは個性に左右されるので大変難しいです。
単純には2通りです。
「言われる事」を嫌がらずにそこから何か掴んでやろうと考えている子。
「言われる事」が嫌い、または人の話を聞かない子。
前者はやっぱりどんどん伸びていきます。
後者は当然ですが意識も低い子が多いです。

自分は聞かない子に無理に聞かせようとはしませんので尚更差が開いていくと思います。
少しの差ですと後者の子も全然動じませんが流石に聞く子との差が大きくなると自然に聞くようになる子もいます。

「褒められると意識を高める子」は注意されると逃げの体制に入る子もいます。
これは家庭環境にもあると思います。
叱られ過ぎた事により叱られると脳みそが拒否反応を起こす子。
叱られた事がないので注意されても全然応えない子。
このような子は自己啓発するまで時間がかかると思います。
また心の安定感もないので少しの刺激で頑張ったり逆にやる気をなくしたりします。

褒められなくても意識の高い子は練習中に注意されることも少ないし注意されてもすぐに最善の行動をおこします。

結局は個々人の個性を良く観察し最終的に自己啓発できるように持って行くのが練習を上手く進めるコツかもしれません。