土屋との再開から数日後の夜、土屋から電話があり、
今週末に再び土屋と会う約束をした。
時間が経つ事に冷静にあの日の事を振り返るようになり、
なんだかバカバカしく思えたり、時間の無駄だと思ったりというのが俺の正直の気持ちだった。
でも本当は俺もどこかで、今の嫌気がさしている生活を変える事が出来るのでないだろうか
とちょっぴり期待もしていた。
俺の周りはみんな、会社員をしているが、在学中から、
何年か経てば会社を辞めて、自分で事業を持つ!
と言っているような俗に言う仕事に、いや社会に前向きなやつらばかりだった。
俺も何となくそれに合わせて、俺も将来起業する!
なんて言ってはいたものの、そんな気は更々なく、
ただ自分の将来についてなんて何も考えてはいなかった。
いや、考える事から逃げていただけなのかもしれない。
その点、土屋は不透明な部分も多いが、将来の目標というか夢というか、
ちゃんと持っていて、何も持っていない俺なんかよりは...
とついつい色々考えてしまう日々が続き、
気がつけば約束の日をむかえていた。
待ち合わせ場所に着くと、そこには土屋と、
初対面の女の子が1人、すでに待っていた。
あのコミュニティの管理人は女の子だったのか?
そう思いつつも、颯爽と初めましての挨拶を交わし、
詳しい話は店内でと、ファミレスへと入って行った。