ゆとり大学5年生 -3ページ目

ゆとり大学5年生

自分探しという名の現実逃避

土屋との再開から数日後の夜、土屋から電話があり、


今週末に再び土屋と会う約束をした。


時間が経つ事に冷静にあの日の事を振り返るようになり、


なんだかバカバカしく思えたり、時間の無駄だと思ったりというのが俺の正直の気持ちだった。


でも本当は俺もどこかで、今の嫌気がさしている生活を変える事が出来るのでないだろうか


とちょっぴり期待もしていた。


俺の周りはみんな、会社員をしているが、在学中から、


何年か経てば会社を辞めて、自分で事業を持つ!


と言っているような俗に言う仕事に、いや社会に前向きなやつらばかりだった。


俺も何となくそれに合わせて、俺も将来起業する!


なんて言ってはいたものの、そんな気は更々なく、


ただ自分の将来についてなんて何も考えてはいなかった。


いや、考える事から逃げていただけなのかもしれない。


その点、土屋は不透明な部分も多いが、将来の目標というか夢というか、


ちゃんと持っていて、何も持っていない俺なんかよりは...


とついつい色々考えてしまう日々が続き、


気がつけば約束の日をむかえていた。


待ち合わせ場所に着くと、そこには土屋と、


初対面の女の子が1人、すでに待っていた。


あのコミュニティの管理人は女の子だったのか?


そう思いつつも、颯爽と初めましての挨拶を交わし、


詳しい話は店内でと、ファミレスへと入って行った。