『空白』 | “SIN PELÍCULA, NO HAY VIDA”.

“SIN PELÍCULA, NO HAY VIDA”.

映画のお話をあ~や、こ~や呟いてます。

 

2021/09/23  イオンシネマ和歌山

No.905   2021-047

 

2021年:日本

2021年 9月23日公開

上映時間: 107分

 

(添田充)

(青柳直人)

 

 

ストーリー

スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳直人(松坂桃李)に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。しかし、娘の父親(古田新太)はわが子の無実を信じて疑わなかった。娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく。

 

感想 

宣伝の部分で流れる映像。万引き犯を追いかけて、逃げて、飛び出して車に轢かれる・・・誰が悪いの?自業自得?やりすぎ?いろいろな意見が出そうですね。万引きはお金を支払わずに店外へ出たときに捕まえるものだったと思うのですが、そこを考えればスーパーの対応は間違ってましたね。警察も呼ばず、やがて逃げ出してしまう・・・これは別の話かなとかいろいろ想像させてもらいました。モンスターとなる父親、そりゃそうですよ、なりますよモンスターに。古田新太さんのオフザケなしの演技、迫力ありましたね。さすがうまい。松坂桃李さんもうまいわ、ホントにいい映画でした。でも、この2人だけじゃないですよ、いろんな人間模様も映し出されています。モンスターがやがて優しくなってくるのは結局亡くした娘とまわりに人たち。自分勝手で乱暴な人間にも優しく手を差し伸べる人たちがいるんだなと思いました。明るい映画ではありませんが、おすすめします。最後に泣かされます。

 

 

星星星星星

 

 

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