メンタルクリニックのカウンセリングルーム
大きな机の向こう側に 臨床心理士の先生がいた
なんか校長室みたいな感じだった
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サトーの うつ体験談
前回は コチラ
メンタルクリニック初診でかかり カウンセリングを受ける・・・
（テーマ 体験談で これまでのものが読めます）
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「今日来られた理由はなんですか？」
緊張しながら答えたのを覚えている
うつの状態というものは 猜疑心が強くなるもの
その当時の僕は人をあまり信用していない
「周りからひどいことされてこうなってしまった」
そう信じて疑わない状態
だからこれが 本当であったかどうかわからない
ただ その当時僕が受けた印象・反応を正直に書くと
・・・ガッカリした
すごく機械的に
「眠れているか？」
「仕事はできているか？」
「食事はとれているか？」
そんな 質問をされて答えた
ただ僕の身体の状態や挙動を
冷静に観察しているだけに感じた
僕のこうなった経緯を話すと
興味なさそうに聞き流しながら
僕のしゃべっている様子だけを見ているだけに感じた
自分が今感じている問題を話そうと いう気力さえ失せて
「これ時間の無駄だな」なんてすら 途中で思った
「これに書いてください」
とアンケート結構な量のをわたされた
うつの診断基準の内容が盛り込まれたアンケートだ
”ああ これに正直に答えると即入院させられるかもしれない”
僕は症状を軽めに答えた
その間その先生は ソファーに身を倒し 足をくんで
アンケートに答えている僕をみていた
わざとイライラさせてその反応を観察してるんじゃないかと思った
問診10分ぐらい アンケート20分ぐらい
「先生の診察まで待合でお持ち下さい」
といわれた部屋を出た
今から8年くらい前で 僕はそのクリニックしか知らない
今はかなり状況は良くなっているとは 聞く
ただその当時 カウンセリングってこんなものかって
ガッカリしたのを覚えている
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まさか その仕事を自分がやるようになるとは・・・
その当時はまったく思わなかった
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