先日、私がひいきにしているNHK+で、これが紹介されていて、心に響いたので書かせていただこうと思います。

 

 

思えば、この作品は遠い昔、私の高校時代に国語の授業で習ったものですが、今回改めてその良さに気づきました。

 

当時、担当してくださった先生は、どういうつもりで授業をされていたのでしょう? 当時の私にはさっぱり分かりませんでした。というより、内容についてはまったくと言っていいほど覚えていません。

 

詳しくはぜひ本書(こちら翻訳バージョンですが、原文の漢文は相当難解らしので)を読んでいただければと思いますが、おおよその内容は以下のとおり。

 

高名な詩人になるという夢叶わず、虎に化けてしまった李徴という男が、その業を友人の袁傪に語ります。 

 

プライドの高さから才能を磨く努力をせず、社会から孤立し、自身の人生を後悔する最後のシーンが何とも言えず心に沁みます。

 

この作品の主人公の才能と比較するのもおこがましい限りですが、私自身、昔、高校生の頃、英語に関して少し天狗になっていた時期があったように思います。もちろん、それは大きな勘違いだったのですが、誰しもそんな思い違いを経験したことはあるのではないでしょうか?

 

ここから私が学んだことは、「孤立して生きない」「人を見下さない」「競う相手は『常に昨日の自分』」ということでしょうか。

 

でも、人間とは弱いもので、なかなかそうはいかないように思います。そんなとき、この作品を思い出そうと思います。

 

うまく表現できませんが、まあそんな感じです。

 

ところで、関東在住の旧友に少し変わった人がいます。来月こちらに帰ってくる際会おうという話になっているのですが、彼は外資系の保険会社勤務で、専攻は数学(確か、多変数複素関数論?とか言っていたような)。

 

何でも数学の分野は若いうちに花開くらしく、昔は著名な数学者ガウスのような大発見を夢見ていたのですが、それが、日々の生活に追われるうちに実現できず、それでもなお夢をあきらめきれないようで、今は確か、「巨大数」をテーマに取り組んでいると言っていました。

 

数学の分野ではオリジナリティが重要なようでー研究とはそもそもそういうものらしいー一応、著作も1冊あるようです。

 

 

前回遭った時は、「俺の書いた本が後の世のいつか論文で引用されるかもしれんやろ。そうなればうれしいやん!」などと言っていました。何という執念!と思いました。

 

ですが、そういう私も、昔は英米の小説を訳し、ベストセラー翻訳家になったり、戸田奈津子さんのような字幕翻訳家になりたいなどと思っていた時期がありました(身の程もわきまえず、今思えば、何と恥ずかしい!びっくり

 

きっとそんな二人だからこそ、今でも、扱う分野は違ってもどこかお互い気になるところがあるのでしょうね。腐れ縁というやつです。

 

また、来月会うのが楽しみです。今度はどんな話になるのでしょう? 今から楽しみです。

 

今日も拙い話にここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

次回もまた、よろしくお願いします。