透明な階段が、空から螺旋に降りてくる。
夕焼けと青い雲に染まる、海。
浜辺は白く、夕日は優しく温かい。
ガラスみたいな階段に、一段一段
水晶がバウンドして降りてくる。
カンカン…って。空の彼方に響きを残して。
昔聞いた、空から降ってくる子供の声みたいに。
残像を残して…
音の残像。
消えないあの日の空。
塀に寝っ転がって見上げてた。
ブランコで遊ぶ、子供の声だったのかな。
近所のあの子が、官舎の階段の吹き抜けから、叫んでたのかな?
太陽がしゃべってるみたい。
太陽と子供は、仲良し。
天使みたいに、イカロスみたいに、燃えて、羽を燃やして。
叫びながら、目に見えない姿で、落ちてきたのかもしれない。
死んだ天使たちは目に見えないけど、其処此処に眠っているよ。
優しく、優しくしてあげて。
朝は、死んだ人に一番似合う光だから…