「THAI TRADITIONAL MASSAGE」
‘1時間コースですか?2時間コースですか?’
‘2時間コースで’
Tシャツを脱ぐように言われました
(あっ うん、それでそのガウンに着替えるんだよね? はぃはぃ~ヌギヌギ~っと♪)
短パンも‘脱げ’と・・・
えぇ~短パンもぉ?だって・・・この人、ガン見してんじゃん
なに、この羞恥プレイ
ホテルの薄暗いツインルーム ベッドがふたつ
着替え終わると、私は手を引かれてバスルームへ連れていかれました
ちょっ・・・なんで?なんでバスルーム??
シャワーのお湯を私の足にかける中山 美穂・・・・・・・
じゃなかった、中山 美穂にそっくりなペンさん(マッサージ嬢)
「タイへ行く」タイ旅行経験済みの知り合いにそう告げると
彼は私に言いました
「タイ・マッサージを受けるつもりだろ?くれぐれも‘TRADITIONAL’って表記がある店に入店しろ、いいな?‘MASSAGE PARLOR’ってとこはダメだかんなっ!」
「ふ~ん、店の表記によって値段とかが違うの?パーラーの方が高いとか、ボルとか?」
「(半笑いしつつ)‘パーラー’の方はね、日本でいうところのソープランド!」
初めてタイランドを訪れたのは10年以上前の話です
以降、私はタイにぞっこん、リピーターになりました
「魅惑のタイランドシリーズ」では、私がタイで経験したことを書いていくつもりですが、その経験が何度目のタイでの経験なのか・・・
すでに忘れてしまっていますので、その点はご承知おき下さい(笑
今回の‘タイ古式マッサージ’の話は、最初にタイを訪れた時の話
では、続きを・・・
「足を洗え」と中山 美穂が・・・いや、ペンさんが言いました(笑
いちいち注釈を付けて申しワケありませんが、ここで2点だけ説明をします
1 タイは華僑が人口の多くを占めています(・・・という気がするだけ・笑)
実際の人口比は‘タイ族’と呼ばれている人たちが70%以上です
華僑は観光客と接する機会が多いので、より印象的なんでしょうね
その話とは別に、以前、タイは中国の民族と融和政策を取ったことがあり
日本人と見わけがつかないタイ人が多数います
おまけに美人も多数(うはっ
2 足の裏は‘不浄な場所’頭は‘精霊が宿る場所’
タイでは家族といえども、親には敬語を使って会話します
目上の人に対しては‘ワイ(胸のところで合掌する挨拶)’をする位置まで決まっているほどの身分社会です
不浄な場所(足の裏)を人に向けることはとても失礼な行為
また可愛いからといって、子供の頭を
+.(・∀・)゚+.゚ヾ(゚Д゚ )ナデナデするのは
女性が僧侶に触れるのと同じくらいの絶対的なタブーです
(僧侶は女性に触れられると、それまでの修行が‘無きもの’になってしまうそうです)
ペンさんが私に‘足を洗え’と促したのは、タイの習慣に基づいたこと
(それに洗った方が衛生的だしね・笑)
戻ります
私の状態は仰向け、‘つぼ’押されまくり
しかもペンさん、つぼを外しません
えーっ こんなとこまで・・・
今まで押されたことがナイ、体の‘つぼ’という‘つぼ’を押されて
ウゥ~ンとかアァ~とか、すでに声が・・・(笑
それで・・・ときどき・・・
えっ?っていう場所に、ペンさんのゴッドハンドが触れるワケです
えっ?えぇ??えぇぇ???
鼠経部ってわかりますか?
ビートたけしさんが‘コマネチ!’をやる時の、あのラインです
ペンさん、私の鼠経部に両ひじを当てて圧迫っ!
2秒 3秒 4秒 5秒 パッと両ひじを離すと、溜まっていた血液が‘ドッ’と流れるのが感じとれます
リンパ流し
しかし・・・それをやる時、ペンさんの顔がちょうど私の股間の位置にあるんだよなぁ~・・・
もちろん、会話をしながらマッサージを受けていました
会話の内容は‘英語→タイ語の置き換え’です
私 「What is the Thai languege for ‘I feel so good’?」
ペン 「サバーイっ!」
私 「サバーイ!」みたいな(笑 ‘置き換え、タイ語特訓’(笑
ちなみにここまでペンさんは英語とタイ語しか話していません
‘リンパ流し’が何度か続き、ブリッジされ(←プロレスの‘吊り天井’みたいなやつ・笑)
ストレッチ系のマッサージも終わったところで1時間経過
なんだか、一通り終わった気がするんだけど?
あと1時間、どうするんだろう?雑談??
そんなことを考えていたら・・・
いきなりペンさんに握られた(゚д゚)!
ナニヲ?ワタシノ ダイジナ トコロ デスっ!!!
そしてペンさんは素敵な日本語でこう言いました
「ここマッサージ いちまんえん(ニコっ」
いやあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっっっ!!!!!!!!!!!!
「いや いいからっ」
突然の出来事に、フツーに日本語で答えるワタクシ(笑
ペン 「でも、もうこんなになってるよ[E:heart02]」(←またまた素敵な日本語&笑顔でっ
絶対に言うと思ったっ!そのセリフーっ!!
ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーいっ!!
なるでしょ?それは欲情したとかではなくて、成人男性のマトモな生体反応ですよね?
なんとか言ってーーーーーっ!!
このブログを読んでるひとーーーーーーーーーっ!!(笑
そりゃね、私だって途中で気づいていたさ
ああそうさっ!気づいていたさっ!!
だから私は仰向けのまま左45度を見上げ
‘いままで自分が経験した、とっても悲しい出来事’を探してたさっ!
そうやって努力しているのに、あなたはたびたび刺激したでしょーがっ!!
(えっー とか あっー とか、声にならない声をもらしつつ・・・笑)
「必要ない」私の返答にペンさんの攻撃はいったん終わった
ペン 「TV、付けていい?」
私 「いいよ」
また‘つぼ押し’が再開された・・・が・・・力がまったく入っていない、手抜きの‘つぼ押し’
‘やだなぁ~・・・こんな状態が残りの1時間、ずっと続くのかなぁ~’
(もしかして残りの1時間って‘エッチする時間’?)
油断していたらまた握られたっ!!
ペン 「いちまんえん 高いのか?」
だぁーかぁーらぁー、高いとか安いとかの問題ではないでしょーがっ!!
ペン 「日本人なのに、どうして断る?」
そこが変だよ日本人、そうなの?みんなOKしちゃうワケ?
Excuse me?
これはいけない!キチンと理由を言って断らないと、ずーっと誘われて
そのうち強引に、力づくで・・・
頭の中で「想定問答集」を作成
私 「私にその気がないから」 ペン 「こんなになってるのに?」
ダメだっ>< 使えないっ><
私 「お金がナイので」 ペン 「飛行機でタイに来た日本人に、お金がないワケがない」
そ その通りだっ>< これも使えない><
私 「実は私はゲイだ」 ペン 「こんなになってるのに?そこまで言うのなら、紹介する」
あーーーーーっ><
これは一番危険な答えだった><
タイはニューハーフ天国
街中で、男性同士が周りの目を気にせずに平気でイチャイチャしている国
(‘アタックナンバーハーフ’・・・タイに実在したバレーボールチームの映画、観ましたか?2000年 タイ映画)
ホントに男性を紹介されたらどーすんよっ!><
もうこれしかナイっ!
意を決して、私はペンさんに言った
「I’m a buddhist」
ペンさんの手が、私の大事な部分からスーっと離れた
おっし!(心の中でガッツポーズ!!)
タイは小乗仏教国、僧侶は尊敬される存在です
‘小乗’というのは僧侶だけにしか‘修行’が許されていない仏教で
一般の人は修行を続けている僧侶に食べ物やお金を寄進することで‘徳’を積みます
buddhist=仏教徒
ナイスな答えだった(笑
2時間が過ぎ、‘タイ古式マッサージ’終了
ペンさんにチップを多めにあげたら「ありがとうございます 仏教徒さん」
目上の人にする‘ワイ’をされました
この出来事以降、タイマッサージで2時間コースが選べなくなってしまった私ですが・・・
数年後、私がタイで受けてきたマッサージの中で、ナンバー1の技術を持ったマッサージ嬢と出会い
こわごわ、彼女に聞いてみた「1時間コースと2時間コースの違いってなに?」 「2時間コースはね じっくりじっくり ゆっくりゆっくりなのよ」
な~んだぁ、残り1時間=エッチな時間じゃないんだぁ~(笑
(※ いやいや‘エッチな時間’のところもあるそうですよ!お気をつけ下さい・笑)
ナンバー1 マッサージ嬢(あくまで‘当社比’・笑)がいるお店は「シーワー・スパ(エステもあり)」 500バーツ~(カオサン通り)
小奇麗で素敵なお店です
タイ旅行の際にはぜひ、お立ちより下さい