東日本大震災が引き金になって日本人全体のボランティア意識が高まり、
社会活動を体験することを重視する学校も増えました。 環境やボランティアに対する意識は、全世代とは比較にならないほど
強まることになりました。中高生から「社会に役立つ仕事がしたい」
「人が喜ぶ仕事がしたい」という言葉をよく聞くようになりました。 フェイスブックやツイッターのようなSNSで自分の人生をプレゼン
しながら仲間を募り、LINEなどで日常的にコミュニケーション
する生活スタイルが定着しようとしています。 「仲間を募る」サービスは廃れない。むしろ、さらに高度化
するでしょう。
なぜなら、仲間づくりは人間の性だからです。 個人が発案したテーマでチームを組みことが、さらに容易
になるのです。 特定の組織に属さず、解決すべきテーマを見つけては、
「この指とまれ」方式で、全世界から人材と資源を調達して
仕事をしている人間もたくさんいます。資金調達も、ネット
でクラウドファンディングできます。 1みんな一緒のほうに進んでしまってどんどん価値を失うのではなく、
その経験を通じて、自分の希少性を高めていく道が
開けます。
希少性をできるだけ高めて、かけがえのなさを大切に
していくことが、稼げる大人(自立して収入を得て、
きちんと税金を納めて貢献する社会人)になる条件と言えます。