青春の読書案内2(小川義男著) | 社長力検定「後継者育成塾」

社長力検定「後継者育成塾」

今、詳細がはっきりしている28万社中約18万社が後継者不在

と回答(帝国データバンク)しています。

後継者が欲しい企業は、先ず当ブログに登録してください。





大いに読書に励み、郷土を愛し、

世界へ羽ばたこう!

(第1章)希望が湧いてくる


私は高校生の頃、菊池寛の作品をよく読んだ。


菊池寛は、難しいことをやさしく、分かり易く


綴るから、さわやかに読書ができた。


「恩讐の彼方に」は、苦労した者どうしが培う


思いやりのほうが、恨みよりも強いということを


感じさせる物語である。


人間を楽天的、肯定的にみる精神は、「積極的に


生きる」ことを教えてくれる。


中島敦の「山月記」は、難解だが、名文だ。


たとえ虎に変貌しても友情は損なわれない


という人間に対する思いやりが温かく描かれて


いる。読後にさわやかな風が吹きこんでくるのは、


人間に対する肯定的な見解があるからだろう。


これらの作家の作品には、「人間は素晴らしい」という


見方が貫かれいる為、読む者に「希望」と「生きる活力」


を与えてくれる。