高校野球甲子園使用料
は、いくらか?
阪神甲子園球場で行われている第97回全国高校野球
選手権は、お盆明けの17日こそ4万人を切ったが、
ほぼ連日のように満員が続いている。
40000人を超えた試合は、すでに45試合中27試合
を数えた。さぞ、主催者側の朝日新聞、日本高野連、
阪神甲子園球場は、儲かって笑いが止まらないと思っている
人が多いのでは・・・
実は甲子園の使用料はゼロ。球場内の飲食などの収入は
球場側に入るが、使用料は無料。阪神甲子園球場を持って
いる阪急阪神ホールディングス側は、高校野球ビジネスで
儲けているわけではない。
球場関係者がその使用料ゼロの理由を証言する。
「甲子園球場は、土地開発計画と、朝日新聞側の巨大球場
建設という思惑が一致して建設することになりました。高校
野球を見にくるために、阪神電車に多くの人が乗ってくれて、
運賃を使い、おまけに地域の土地開発が進むならば、それ
で十分。使用料なんかいりませんという発想です。
昔、南海、阪急、西鉄、西武らの電鉄会社が、こぞってプロ
野球球団を持ったときと同じ考え方です。100年の高校野球の
歴史において、甲子園を使ったのは90年ですが、もう1世紀近く
約束ごとが継承されています」