<国語>
例年出題は、1問目「小説」、2問目漢字、文法、3問目論説文
4問目古文、最後5問目に課題作文とほぼ定まっています。
第一目の「小説」では、下記のように登場人物の心情の読み取り
が出題される。毎年3000字程度の文章が小説から抜粋され、
問題文になっている。
(平成26年)
問1 楓の声にせっつかれ、喜樹も手を伸ばした。とありますが、
百年杉に両腕を回しているときの喜樹の心情を説明した
文として最も適切なものを、次のア~エの中から一つ選び
、その記号を選びなさい。
ア 直接百年杉の木肌に触れ、そのたくましさと生命力を体全体
で感じている。
イ かさぶたのような木の皮の、思いのほかしっかりとした感触を
手のひらで感じている。
ウ 楓と一緒に百年杉に抱き付き、山に対する姉の強い思いを
感じている。
エ 百年以上生きてきた大木が伐り倒されてしまうことに疑問を
感じている。
<解法>
問題作成者がどのように選択肢の文を考えたかを推定する。
問題文と選択肢共通の言葉を探せば、答えになる。
問題文 楓・・・百年杉
ア 百年杉
イ 該当無
ウ 楓 百年杉、姉の思い
エ 百年
(ウ)は、楓と百年杉の2つが共通しているので、正解になる。
設問の前にある姉の言葉「ほら、はやく」からも姉の思いが
強く伝わってくる。