marie claire 2026年2月号 表紙:BTS JIN

 

Q. 2026年が始まりました。新年初日はどのように過ごしましたか?
まずはトッククを食べました。毎年、新年になると何かが変わる気がするんですが、いざ1月になると特別変わることもなく、いつも通りですね。(笑)それでも今年は久しぶりにBTSのグループアルバムをリリースする予定なので、新年初日から練習をしています。一生懸命準備して、良い姿をお見せしたいです。

 

Q. 2026年にはどんな挑戦をしたいですか?今年の挑戦をひとつ挙げるとしたら?
今年は、再開されるツアーのことだけを見つめています。なぜか分からないんですが、ツアーのたびに一度は必ず体調を崩してしまうんです。今回は体調管理をしっかりして、健康な状態でツアーを楽しむことが目標です。

 

Q. 新年初日に映画館へ行ったら、〈# RUNSEOKJIN EP.TOUR THE MOVIE〉が上映中でした。初のファンコンサートの実録映画を、主演としてどのように観ましたか?
映画を観ながらずっと「こんな夢のような時間があったな」と思い出に浸っていました。本当に幸せな時間だったんです。その日の公演を観てくださった方々も、映画を通してもう一度、同じ幸せを感じてくれたら嬉しいです。

 

Q. 映画の予告編には「やっぱり僕のステージを完成させてくれるのはARMYです」という言葉が出てきます。ソロコンサートを通して、その言葉を実感する瞬間も多かったのでは?
応援もひとつの演出だと思っています。僕がどれだけステージで頑張っても、観客の反応がなければ、舞台はどこか物足りなく感じてしまうんです。そういう意味で、今回の公演はARMYの皆さんが僕以上に情熱的に応援してくれて、より完成度の高いステージになったと思います。

 

Q. 〈# RUNSEOKJIN EP.TOUR〉は、除隊後約1年間続けてきたYouTubeコンテンツ「走れ、ソクジン」の最後に、自らアイデアを出して始まった公演ですよね。ファンコンサートを企画することになった経緯を教えてください。
制作陣と最終回をどうするか話し合っていた時に、いろいろな案が出たんですが、その中で「ARMYを招いて、バスキング形式の簡単な公演をしてみては?」という意見が出ました。何人呼ぶ?30人?100人?と話しているうちに、僕が「YouTubeを観てくれた人がみんな来られたらいいのに」と言ったら、「じゃあコンサートにしよう」と話が大きくなったんです。その会議の前までは、ひとりで公演をするなんて想像したこともありませんでした。自分の人生にソロコンサートはないと思っていたんですが、口に出して動き出したら実現してしまって。そのおかげで、予想以上に多くの方に「走れ、ソクジン」のエンディングをお見せすることができました。感謝の気持ちでいっぱいで、少しでも多くのものをお見せしようと、本当に一生懸命準備した記憶があります。

 

Q. 映像を観ていて、「挑戦」という言葉がとても似合う公演だと思いました。実際に「挑戦」ボタンを押して始まる演出もありましたね。
最初に押す時は、心の中で「これを押したら始まるんだ」と思って、ものすごく緊張しました。これは僕だけが知っている裏話なんですが、「挑戦!」と叫んだ瞬間に音楽が始まるんです。タイミングをぴったり合わせるために、毎回その瞬間はものすごく集中していました。(笑)

 

Q. ステージの外でも挑戦的なタイプですか?「走れ、ソクジン」を見ていると、どんな挑戦にも躊躇せず飛び込む人に見えます。
人生を楽しく生きたいタイプなので、面白そうだと思ったことには何でも挑戦してみたいんです。後悔することも多いですが、即興的な性格が、次々と挑戦を呼んでいるのかもしれません。とりあえずやってみて、楽しかったら続けるし、違うなと思ったら別のことを始めればいいと思っています。

 

Q. 「走れ、ソクジン」を通して、いちばん大変だった挑戦は何でしたか?
僕はホラーが本当に苦手なんですが、廃屋体験をしたことがあります。制作陣が「民俗村に行って簡単なゲームをするだけ」と言って僕をだまして、ホラー特集を企画したんです。一生懸命準備してくれた上に、ファンの皆さんがホラー特集を楽しみにしているとも聞いて、引き返すこともできず……あれは本当に大変でした。(笑)

 

Q. では、人生でいちばん大きな挑戦は何だったと思いますか?それを成し遂げられた原動力も教えてください。
いちばん大きな挑戦は、歌手になったことですね。ARMYの皆さんはご存じだと思いますが、もともと歌手が夢ではなかった僕が、偶然のきっかけで練習生になり、BTSとしてデビューしました。振り返ってみると、人生でいちばん良い挑戦だったと思います。そして、デビューまでのいちばんの原動力は……先輩たちのステージだった気がします。歓声を受けながら、自分だけのステージを完成させる姿を見て、夢が膨らみました。

 

Q. 多くの人が「BTSのJIN」と聞いて、努力や誠実さを挙げます。それは生まれ持ったものなのでしょうか?努力も才能の一部だという意味で。
はは、皆さんが思っているほど、すごく誠実というわけではないですよ。僕はただ、自分がやるべきことをやっているだけです。きっと多くの方が、同じように、あるいはそれ以上に誠実に生きていると思います。ただ、僕は人の目に触れることの多い仕事をしているから、目立って見えるだけだと思います。

 

Q. ご自身の「スピード」について言うとしたら?今はどれくらいの速さで進んでいますか?
僕はゆっくり進むタイプです。急いで解決することもありますが、基本的には焦らず、余裕を持とうとしています。今すぐ全部できなくても、人生が大きく狂うわけではないと思うんです。少し遠回りしても、遅くても、自分のペースで生きていきたいです。

 

Q. 今日、インタビューの質問に答えながら過ごした一日は、どんな一日でしたか?
大切な過去の時間を振り返るだけでも、少し楽しくなりますよね。そんな意味で、先日のファンコンサートを振り返る質問に答えながら、たくさん笑って幸せでした。思い出すたびに気持ちが明るくなる、そんな大切な思い出を作ってくれたARMYの皆さんに、改めて感謝を伝えたいです。

 

Q. 最後の質問です。新しすぎて、あまりにも大きくて、挑戦の前でつい立ち止まってしまう人たちへ、伝えたい言葉はありますか?
まずは軽く一歩踏み出してみる、くらいの気持ちでいいと思います。違うなと思ったら、別のことを始めればいいんです。「挑戦」という言葉そのものが持つプレッシャーを下ろして、始めてみてほしいですね。