marie claire 2026年05月号 

表紙:Stray Kids LEE KNOW

 

今日は蜂をモチーフにしたビー ドゥ ショーメ コレクションと一緒に撮影しましたね。

楽しかったです。桜が満開の春の日にぴったりな撮影だったと思います。

 

少し突飛な質問をしますね。もしビー ドゥ ショーメのモチーフである“蜂”になったとしたら、人々に何を伝えたいですか?
蜂が花の受粉を助けるように、リノさんは人々に何をしてあげたいですか?

うーん……笑いですかね。大爆笑までは自信ないですけど、日常の中で少しでも「あれ何だろう?」ってクスッと笑える瞬間を届けられたら嬉しいです。
笑うと良いことが起きるって言うじゃないですか。

 

少し前に行われたファンミーティング<STAY in Our Little House>でも、そういう瞬間が多かった気がします。

たくさんありました。公演もして、くだらないこともいっぱい言って(笑)、本当に楽しく過ごした時間でした。

 

特に記憶に残っている場面はありますか?

4月の間ずっと、誰かしらと欠かさずキスしていた気がします。(笑)
面白いのが、STAY(Stray Kidsのファンダム)ってMBTIで言うとIタイプ寄りの人が多い気がするんですよ。
だからいつも最初のほうは声が小さいんです。人見知りする時間があるというか。
でも僕たちStray Kidsのメンバーもそうなんですよ。
少しぎこちなくしていて、後半になるにつれて自分を捨てて楽しむタイプなんです。
その流れが僕たちらしい特性みたいで、面白くて楽しいです。

 

最近、『Chk Chk Boom』のミュージックビデオが2億回再生を超えたという話を聞きました。これを含めると2億回再生を超えたMVがなんと8本もあり、そのうち2本は4億回再生を超えています。
私にはまったく想像もつかない数字です。未知の数値という感じでしょうか。

僕も想像つかないです。今でも不思議です。
100万回再生を超えても「わあ」ってなるのに、2億回再生だなんて、ずっと実感が湧かないです。
とにかくすごくありがたいですよね。
それだけStray Kidsの音楽に関心を持ってくれている人が多いということですから。

 

こうした大きな成果を、どんなふうに受け止めるタイプですか?なんとなく、リノさんはあまり浮かれないタイプな気がします。

あまり大きく表には出さないタイプです。
それでも感謝は表現しながら生きようとは思っているんですが、その表現もヒョンジンやスンミン、ハンに比べると大きくはないです。
淡々と「ありがとうございます」と言うのが、僕の最大限というか。(笑)
でも8年くらい経って、僕が短い表現しかできなくても、STAYがその気持ちをちゃんとわかってくれるようになったんです。
そこが本当にありがたいですね。

 

2億回再生という再生数の中で、リノさん自身の再生回数の割合はどれくらいですか?

本当にたくさん見るSTAYたちは、100回、200回くらいは見てるんじゃないですかね。
でも僕が一番見たのは『神メニュー』なんですけど、それでも50回はいってないと思います。
アルバムが出た直後の最初の頃だけ少し見るくらいで、その後は同じ動画をずっと見ることはないんですよね。
関心がずっと次のアルバムに向かっていくので。

 

Stray Kidsの音楽やコンテンツを、観客として楽しむタイプですか?それとも先に物足りない部分を探しますか?

主に「あの時こうだったな……」って振り返りながら見ることが多いです。
楽しむわけでもないし、かといって残念がるわけでもないです。
もう過ぎた過去だし、その時の僕たちなりの最善だったということを知っているからです。
今の僕が考えるべきなのは、次にもっと良い最善を作るために努力することです。

 

明確でスッキリしていますね。

そうしないといけないんですよ。(笑)

 

アルバムの売上や再生回数、順位など数値化できる成果以外にも、個人的に実感する成長や達成感はありそうですね。

Stray Kidsは海外ファンが多いほうなんですが、僕と会話したくて韓国語を勉強したファンたちを見た時に実感します。
コンサートやファンミーティングに来てくれるSTAYがどんどん増えていく時も、「僕たちのステージがもっと大きくなっているんだな」と感じます。
でも成長という面では、いつもまだ足りないと思っています。
大きな愛を受けて満足してしまったら、僕はそこで終わる人間になってしまう気がして、それが嫌なんです。
少しでも埋めていこうと思って、今もボーカルレッスンを受けています。
実際、練習している時は「これできる!」って思うんですけど、いざ本番でやろうとすると簡単じゃないんですよ。
だから体に完全に刻まれるまで、ずっと学び続けなきゃいけないです。

 

ボーカルの実力がものすごく伸びたというファンの反応が多いですが、その裏には休みない努力があったんですね。

実は子どもの頃は音痴って言われたこともありました。
歌に興味もなかったし、自分が歌う人になるなんて想像もしてなかったです。
でもダンサーとして活動していた時にJYPに入ることになって、歌をやらなきゃいけない状況に直面したんです。
練習生期間も短いほうだし、音楽を正式に学んだこともなかったので、このままじゃダメだ、せめて一人前にはなれる実力をつけなきゃと思って、ずっと練習してきた気がします。
だから今は……0.5人前くらいにはなってるんじゃないかなって。(笑)

 

もう少し自分を認めてもいいんじゃないですか。Stray Kidsのプロデューサーの一人であるハンさんも、“ロマンのある声”の持ち主だと認めていましたよね。

あれ、ハンが酔って言った言葉なの知ってますよね?(笑)
自コンテンツでも話しましたけど、最初はありがたかったんです。でも朝3時から言ってたことを6時まで繰り返すから、
「もうやめて寝なよ」って言ったんですよ。(笑)それでもありがたかったです。
そのおかげで勇気も出ましたし。でも僕は、自分を少し削って見たほうがいいと思うんです。
良く見てくれる人が増えるほど、僕だけでも自分を抑えないとバランスが取れない気がするので。

 

何がリノさんを止まらず前に進ませるんですか?辿り着きたい目標や夢はありますか?

僕はデビューの時からずっと変わってないです。
何かのために走ってきたことはないんです。
続けていたら、ある瞬間に期待以上の成果に辿り着いただけで、何かの成果を望んでスタートしたわけじゃありません。
これからも同じだと思います。
好きな音楽をやって、メンバーたちと仲良く過ごして、STAYのために良いステージを作っていれば、数年後にまた別の瞬間に出会えると思っています。
あえて目標を挙げるなら、今与えられていることに最善を尽くすことです。

 

Stray Kidsというチームの中でのリノさんの役割や姿が気になって、メンバーたちと作るコンテンツを探して見たんですが、その中で一つ特徴を見つけました。“受け入れるのが上手な人”という点です。
バンチャンさんは「一番ディレクションしやすいメンバー」と言っていましたし、フィリックスさんも振付を組む時に「みんなが望むならやろう」というタイプだと話していました。

合ってると思います。
あまり意地を張らないし、何でもよく受け入れるほうです。でも僕だけじゃなくて、メンバーみんなそうなんです。
どんなアイデアでもまず「どう思う?」って聞きながら調整しようとします。
ダンスでは僕が主導することもありますけど、他のメンバーにもやりたいことがあるはずだから、必ず聞いて、多数の意見に従おうとします。それ以外でも、理解できれば僕はOKです。受け入れられないなら別の案を出しますし。
「絶対に自分が正しい」と断言することはない気がします。

 

それでも頑固に守りたいものはありますか?ここだけは妥協しづらい、というような。

僕がStray Kidsの中にいる限り、ないと思います。
たとえ生まれ持った性格だとしても、メンバーたちが「こうしたらトラブルが起きそうだよ」って言ったら、自分を変えると思います。
たとえそれが“変わったふり”だとしても、助言を本気で受け止めて変わろうと努力することが大事だと思うので。

 

どうすればそこまで受け入れられるんですか?どんな愛なんですか。(笑)

わからないです、ははっ。
仕事で出会った関係だけど、もう兄弟みたいになったからじゃないかなって思います。
嫌だからって家族と会わずに生きることはできないじゃないですか。お互い合わせながら生きていくしかないですよね。

 

今回のグラビアのキーワードの一つが「愛さずにはいられないものたち」なんですが、その愛の範囲の中にメンバーたちもいることがわかる言葉ですね。

もちろんいますよ。家族と、僕の弟であり子どもでもあるスニ、ドゥンイ、ドリ(リノの愛猫)。
友達、そしてSTAY。僕からすると照れくさい表現ですけど、みんな愛さずにはいられない存在です。
でも「愛してる」とは言えません。
言ったら逆に変だと思われそうですし、「何か大変なことでもあったの?」って思われると思います。(笑)