今週、少し秋めいた風が出てきた香港(それでもノースリーブですが)。香港は台風以外の風がないので、そよとでも風吹くと、とても嬉しくなってしまいます。
秋は、お茶漬けが美味しい季節♩
ところで、先日、長女のエッセイを読んでいたら、クラスのMathに自信がある子より良い点数をとった結果、その子から無視される、という事件があったことがわかり^^;あらあら。。
娘は、周りに気を配るということが苦手なので、無邪気に喜んで反感をかったところはかなり想像できるのですが、小学校ではそもそも娘に張り合おうとした子はいなかったので(日本の子は計算得意なイメージもあり、人間カリキュレーターと呼ばれていた)、これも中学生らしい洗礼なのかなと。
とはいえ、私自身、学校で友達とうまくいかない時に、親に相談するっていう選択肢はなかったので(口が裂けても言わなかったタイプ)、そんなところが似たことを肝に銘じる機会となりました^^;
さて、この長女は年長の夏に香港に来たので、日本の小学校に通ったことがありません。すみっこ暮らしやJ-Popsが好きな普通の女の子ですし、私とは100%日本語で会話するので普段忘れそうになるのですが、時々、あ、やっぱり外国人マインドだ!と思うことがあります。
直近でいうと、それは、彼女の宿題へのスタンス。彼女、宿題を終わらせようという気が全くないんです。え?ですよね??
生粋の日本人である私からしてみれば、「終わらせるのって当たり前じゃない?」と思うけれど、あまりにあっけらかんというか、out of imaginationなので、もしかして何か原因があるのかなと考えた時に、「日本で夏休みの宿題をしたことがないからか」とふと思い当たり。
考えてみれば、日本だと、真面目な子も不真面目な子も(それぞれ家族に手伝ってもらったり、ねばったり、ちょろまかしたとしても)、大量の宿題を形だけでも提出しますよね。しない選択肢がないというか。
一方、娘のやり方は、決められた時間働いていれば、期日までに終わらなくてもまぁよいというような、香港で垣間見る仕事のやり方にすごく似ていて、「日本でそれやったら怒られるよ?」というのと、「海外で働くなら、言われたことなんでもやりますじゃ逆に通用しないよね」というのと両方の気持ちになりました。
どちらがいいというものでもないけれど、与えられたものは、自分にとって意味のないものでもやらざるを得ない日本式の習慣は、期日を守る、絶対やるといったマインドを育てるのに一役かっている一方で、目的を考えずに心血注いでしまったり、(究極には性能偽装に通ずるような)帳尻が全てというマインドを醸成しかねないなとも思います。
⇩ここに上がっていた日本人の弱点そのものといってもいいのでは?
拝読しているアレルハハさんのブログで(勝手にお名前出してすみません!アレルギーっ子とバイオリン・ピアノという共通点と、頼りになる育児の先輩としていつも参考にしております!)、公立中の内申点の問題点の回には、とても考えさせられました。
学力って人によってやはり明確に差があるし、だれかにとって意味があるとしても、他のだれかにとっては意味がないものを押し付けるやり方は、そろそろおしまいにしてもいいんじゃないかなと思うのですが、どうなのでしょうか?
何のためにやるのか、それが自分にとって必要なのかを見極める目が養える教育になってくると、また日本も変わってくるのではないかな。
私は牧歌的な地方出身の上、小中国立で高校が県立、大学も一般入試だったので、内申点って結局あんまり気にしなくてすんだんですよね。。この性格で、人の顔色を窺ったり、自分の立ち位置を気にしなくて済んだのは、本当にラッキーでした。。だからこんなふうに仕上がったんじゃ…と言われると、何もいえないけれど笑。
⇩今週の読書。この世界が、たった二世代前という衝撃。
⇩オンライン争奪戦というものに、初潜入!三ヶ月待ちの香港レストランで、酔っ払い蟹を♩