15年ぶり?くらいのロンドンで印象的だったこと…それはもうたくさんあるのですが、一番はこの天候かもしれません。
7月のロンドンときくと、薔薇が咲き乱れる素晴らしいお天気のイメージだったのですが、実際に歩いていると、とてもうつろいやすい。
急に冷たい空気が広がったかと思うと、ざーっと雨が降り始めます。フードをかぶってしのぐには少し強すぎる雨足。10分、20分程度でやむものの、一日何度も何度もそれの繰り返し。
20度に届かない日も多くて、冷たい雨にはつま先がかじかむほど冷たくて、息が白くなる時さえありました。マッキントッシュやバーバリーはこの地で生まれたわけだわ、、と思いながら、うー、寒い寒い!と雨宿りしてほどなく…
ぱーっと青空が現れたかと思うと、暖かく抱擁するような日差しに包まれ、濡れた街路樹の葉がきらきらとひかり…それはまさに世にも美しい季節。目に入るもの全てが輝くようでした。
そんなことを繰り返していると、不思議と、悪かった天気の体験が吹き飛ばされて、地球上にこんなに美しい場所があるかしら?というような、、なんだかつれない美女に翻弄される男性の気持ちが少しわかったような気持ちになるのでした。
晴れ間が広がった時にたまたま居合わせたゴスペル、素晴らしかったです。