昨日の大規模な香港でのデモ。
日本からもたくさん心配の声をいただきましたが、規模の割りには、影響は局地的で、長女もいつも通り学校に行けています^^
いつもと変わらぬ海辺の景色
バリケードを巡って催涙スプレー(Pepper sprayと言うんですね)が撒かれたり、衝突音や救急車の音が響いたりということはありましたが、記憶に新しい、パリでのデモのように器物が破壊されたり、商店が襲われたりと言うことはなかったですし、
若者も多かったとはいえ、韓国のパク氏の辞任を求めるデモのように、お祭り騒ぎのようなこともなく、至極、正当な主張に基づく、真っ当なデモのように、また、それ故に、香港史に残る、とても大切な日だったように感じました。(参考NEWS)
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外国人として滞在している香港ですが、塩野七生氏の書くかつてのローマのように、外国人が外国人のまま生活できる(多少のカルチャーショックはあっても、そこに染まらない者を排他する雰囲気がない)稀有な文化があるところが、香港の素晴らしいところだと思っています。
そして、気になる事ははっきり口にするけれど、それが優しさ、親切心からきていることがわかる人の温かさも。
20年後、30年後、香港を懐かしみ旅行に訪れた時に、変わらぬ文化があることは難しいのかな・・・と想像すると、切ない気持ちになりますが、歴史の瞬間を目撃したと言う静かな感動の中で、声が正しく上がる今のままであって欲しいと、非力ながら思うのです。