今週は、イタリアWEEK!場所はフィレンツェに移ります♡
歩いていて、テンションが上がる!という意味では、ミラノも本当に特別な場所だったのですが、不思議なことに、ほんの少しの距離を移動するだけで、びっくりするほど時間が経ってしまうのが、フィレンツェ。
これが、フィレンツェの魔力か・・・と、温かみのある黄色い外壁の街路を歩く間、一歩足を踏み入れた教会のステンドグラスを見つめる時、もうとにかく、いっぱい呼吸しました^^
イタリアのツリーは、どこもとてもシンプルで、そのことが更に美しくて。
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さて、実は、フィレンツェのドゥオモは、登るには予約が必要になっていたことに気付いたのはフィレンツェ に着いてからで^^;、もう希望日のチケットはなく、
今回は、<予約なしでいける>隣接するジョットの鐘楼から間近にドームを臨むプランに。
「一番行きたいところに、朝一で行くのは鉄則!」ということで、ホテルの朝ごはんは、開店前に着く気の入りよう笑。ホテルの方の計らいで、早めに開けていただいた甲斐もあって、余裕を持って到着。朝は並ぶこともなく、また、上で混み合うこともなく、とても気持ちよく過ごせました^^
ちょうど、上にいるとき、別の教会から鐘の音が響いて来て、朝の空気の中で、胸がふわぁっと膨らんで、体の空気が入れ替わるようなひと時を過ごすことができました。
更に、降りてすぐ向かったは、(大袈裟でなく、歩いて1分。真正面にある)「天国の門」とミケランジェロが称したと言われる東門を持つ、洗礼堂。これが最初にあり、デュオモ、鐘楼の建設につながったのですよね。
最近娘と「週末しらべノート」を作っていたおかげで、私も知りました!そのこともまた改めて触れさせてください^^
見かけのシンプルで優しい雰囲気を対をなす、荘厳で煌びやかな内部。この美意識。
娘もこの旅をきっかけに断片を知り始めた聖書のモチーフが揃っていて、横でふむふむ言っていました。曲がりなりに小学生、理解力が広がっていて、楽しい。
こんなの、時間がいくらあっても足りない!
薬局で有名なサンタマリア・ノヴェッラ教会は、広場に花が咲く頃、一層、花の都にふさわしい雰囲気になるのでしょうし、
たまたま教会主催のガイドに居合わせ、ダンテの天国と地獄をモチーフにしたフレスコ画の説明を(イタリア語でしたが^^;)聞くことができたり。
ダン・ブラウンのインフェルノを読んでいてよかったと思った瞬間でもあり(今年は、読み逃している神曲を読もう。そういえば、天路歴程も大昔に読んだきりだけれど、今読むと違った見方ができるかも)、それとは別に、本当に音楽のように流れるイタリア語の音の響きの美しさにも感動しました。(娘は、唾がとんできた・・・と閉口していましたが笑)
さらには、フラアンジェリコの「受胎告知」があることで有名な、サン・マルコ美術館(教会)
まるで学校のように明るい作りで、修道士たちが行き交う様子が、自然に目に浮かぶような教会でした。
そして、「受胎告知」。
間近で見て、この天使の羽がキラキラと輝くことを知り、その柔らかで真っ直ぐな煌めきと、色の美しさに見惚れました。
部屋ごとに、絵が描かれていて、復活したイエスがマリアの前に現れたというエピソードに基づいた「我に触るな」
こういう時知識がなくてお恥ずかしいのですが、アンリ・ルソーに繋がるような植物の息遣いを感じた絵でした。
天使のような画家で、フラ・アンジェリコなのですね。本名は別ということで、今回、二度目の驚き。きっと美術史の基本のようなことも、知らないことがいっぱいあるなぁ・・・!
美しい装丁の賛美歌の楽譜も。縦線がないだけでなく、横線が4本なんですね。
次は、今回の旅の一番の目的と言うべき「ウフィツィ美術館」です!