世間では11連休の方もおられるとか羨ましい。わたしは相変わらず忙しくさせて頂いておりまして感謝して働いています。
少しだけ休みを頂きまして川上村に釣りに行くとこにしました。
<概況>
水温10度、気温6~23度
カレントに対して下げの風。退渓後に上げの風。(助かった)
マイナス25センチ
前日より冷えて翌日はもう一段冷える過程での中日。
<レポート>
ゴールデンウィーク期間ということもあり昨年のレポートを読み返すと王道はことごとくプレッシャーがかかり難易度高く後半の入り直しを人が嫌がるめんどくさい所で立て直したのが釣果に結び着いたと書いていました。
今回の釣行はゴールデンウィーク2日目となるので立ち回りが大切に思いまして前泊入りをしてマイエリアを主張することにします。(または他者がマイエリアを主張している川を切り捨てる作業)
一流し目からハズレを引かないような川選び。
夕食もそこそこに家族団欒そっちのけで自宅を出発します。荷造りは二日前からしておきました。
21:10出発

22:40川上村道の駅
携帯電話がつながるエリアで最後の情報収集と仕事のメール等確認します。
23:20 某川到着
誰も来ておらずプラン変更なく進めそうです。寝坊したら追い越されますが、それは自己責任です。
24:40就寝
03:55起床します。
今日の日の出は04:55、暗い内からしっかり朝御飯食べて準備に入ります。
着替えていると後続車輌がきますがパスして下さいます。ありがたい!
05:05まずは歩きます。
歩くと林道に前日の退渓の時のスリップ痕があります。人やな熊やったらえーんやけど・・・。等とアホな事を思いつつ歩みを進めます。
またゲソ痕が人で間違いないないです。沢屋の入渓ルートを過ぎても足跡があるため釣り人確定です。
どうやら、お一人の様です。
いつものサイトチェックポイントに到着しまして自然観察をしますと見慣れたイメージより50センチ浅く感じます。
フラットに出ているアマゴはサイトでは確認出来ませんでした。
歩みを進めて少し先で入渓しました。

6:17休憩してリグって実釣開始します。
歩き始めは寒かったのですが、そこそこ歩いたため頭から汗が出ていました。
前回4月4日の傾向は淵の手前や瀬の終わりのロングストレッチにホバリングしていたので糸口を同じ様に思い打って行きます。
今日はチェイスも多く追うスピードもノロノロとはしておりません。
今日はイケると確信しました。
おそらく今日からアマゴ釣りハイシーズンに入ったのだと確信します。
ポジションが変わっておりまして吐き出しのロングストレッチは皆無です。
飛沫絡みで4バイト4バラシします。
どのポイントも二度目は出ません。
掛ける動作は並人より劣りますが掛けた後のゲット率は高い方だと自負しておりますが四連続バラシは辛い。
後ちょっとだけ何かがズレているような感触がします。
そしてアジャストできないまま第一区間クライマックスを迎えます。
魚溜めの手前の大岩のエグれでデカのチェイス!!!
喰わないよ。
実はこの魚、今日一日で一番のサイズでした。
この先はもっとエグい事になるなどと妄想が膨らみます。
ズブズブっと体を沈め大アマゴの引き返したゴルジュを突破します。
今年初のパンツの中までビッショリ濡れそぼりました。
流石にゴーロ帯ゴルジュ帯を抜けた辺りのサンドバーには足跡ありませんでした。
深場を超え寒さに震えて進みますが今日も魚道となるクリアランスが浅い。ヤバシ!
三条の滝を執拗に手を変え品を変えて釣りますも流れもの浮遊物が多く攻めづらく夢は夢のままノーサイドとなりました。
さて、このままソロで三連瀑を高巻いて行くべきか悩みますが完全にスプリットされた三連瀑の真ん中と最上段の滝に良い思いをしたことが無いので苦労が徒労に終わると決めつけて止めておくことにしました。
居つきはいると思うけどエサの事を考えるとイマイチに思ってしまう。
怖くはありませんよ。
じんどいのです。
退渓もめんどくさいシリーズです。河原を戻してゴーロ帯を下り、ぜいぜい息を切らしながらショートカットとなる長〜い斜面を這い上がり退渓します。
ここキツいし嫌やもん。このキツい面倒くさい点が実は抜け穴で狙い目となります。
ここで一区間終了です。
二区間目に突入します。
第一区間の四連続バラシは全てリュウキ50Sのレッドバックゴールドでした。ルアーチェンジします。先ずはカラーローテーションです。同じリュウキ50Sのシルバー系に変更します。
昆虫の甲虫喰いはゴールド、同種(魚)喰いはシルバーが有効とヤフオクで取引先の方に教えてもらいました。
「渓流ルアーワンセット欲しいねん。」「予算はこのくらいルアーもカラーも任せる」なんて適当に頼んだら拘りのあるルアー屋さんで色々問診されてアドバイス頂きまして、その節はありがとうございました。
ウマウマと乗せられて予算の倍買い物していましたが、・・・。流石ルアー屋さんです。
釣り込んで行くとチェイスが減った様に感じました。また1バラシ追加です。
ということはゴールドは維持してシルエットか動きの変更かね。
D-コンタクト50の黒金(本当は色塗ってピンクバック)にルアーローテーションしまして様子を見ますと喰ったー。

8:37
第二区間魚留め
二条の滝でオープンスペースな所、鳥に襲われやすそうな魚には居心地の悪い私の乗り気しない所。
正直期待していなかったです。
吐き出しのカレントに乗せてフォール中に2回軽くトゥイッチ入れて落としてからのチャチャチャとアクションデジ巻きで食ってくれました。
今日は段差の飛沫で色は金系で動きは左右に大きく振る動きが良いのね。めんどくさいのがゴールデンウィークの肝、入渓地点まで河原をえっちらおっちら帰ります。
ちなみにサンドバーに足跡ありました。この区間は出入りしやすく歩きやすいのよ。
第三区間に入ります。
ロングストレッチからなのですが今一つ生命感がありません。今日は竿慣れしていないのか比重の重いリュウキからDコンに変更したのもあり今一つキャストの飛距離が伸びません。
でもね着水音も優しくてチェイスの雰囲気もダートに翻弄されてスイッチがキッチリ入っている感じです。
ロングストレッチも終わりゴーロ帯に突入しました。カーブは加点要素ですがピーカンポカポカ陽気は減点要素です。
シェードのプール撃ちに切り替えて歩みは丁寧に出来る限り水に浸からず遠回しにコの字型に繰り返しアプローチして進めます。区間スピードが60〜80%と遅いけど丁寧に取りこぼしなくアップにダウンにペンペン草も生えない位に潰して行きます。
速攻でDコン黒金ロストしちゃいました。今日はルアーロストが多いです。ファーストフォール多めに取ると川底の石にハマり段差飛沫に入れに行って石組ロックで根掛かります。
攻めすぎかも。Dコン赤金に付け替えます。

9:57昨年の夏に大アマゴサイトでガン無視されたカーブの飛沫からこんにちわ豆さん。
浅いんですよ。水が少ないのよ。
大場所になり得ないけど手掛かりとなる一匹、確信を得ました。
今日はこんな感じ。

10:11ゴーロ帯の溜まりで連発します。
シェード撃ち

10:21ゴーロゴロ段差な瀬に木のシェードを横向きに投げてアップクロス気味。
昨夏のSHひろあきさんとの釣行で取口に攻め口が格段にアップしました。
引き出しの数が拡がりましたよ。
一人じゃ独学じゃ何年かかるかわかりません。
ほんま感謝しかないです。渓流釣りオモローですわ。

横から投げて奥入れてカレントに乗せて下り、最後カレントをターンして登るコース
これ今までの僕には無いコース。
感謝しかないわ。
実はアップクロスでイメージ通り通して釣れたのは始めてです。
あとはネイティブのダウンだけがバイトのみで掛け切れていないのが課題です。
一度釣って体験しないことには中々に自信が持てないので早くマスターしたい課題です。
昔々、木津川でスモールマウス釣りに行ってたのですがアップからのナチュラルドラフトしか口を使わずダウンは先ずリグが胡散臭くて喰わない経験があります。
ダウンといえどもフォールを混ぜて行くとか何か糸の気配を抜く工夫が必要なのかもしれませんね。

10:45サイズアップしました。
10:00過ぎからピューパのハッチがちらほらと始まり此奴が釣れた辺りは多めのハッチがありました。
琵琶湖のユスリカは堆積したヘドロ(落ち葉などの有機物の腐敗した塊)に生息しているようですが此奴らは川底の石の裏に詰まった落ち葉の堆積に生息しているのかしら?

中々のミドルゲット。ゴロゴロの瀬をアップクロス気味に流して出たよ。
こちらもピューパが多い区間で顔に群れで被ったりして気持ち悪い位沸いてました。
もう、飯(カゲロウ)のことしか頭に無くて横におっさんが殺気飛ばして凝視していても危機管理意識がゼロになっています。
一つのエサに集中しているとルアーでは喰わないとバス釣りでは言いますが小さな羽虫とミノーでは雲泥の差があります。
やっぱり渓流魚は海の魚と同じ位、食う時食わない時の狂い方の落差が激しい気がします。
カゲロウでもカワムツでもイモムシでも石ころでさえ目の前に来たら手当たり次第食らうのでしょうね。
昨年真夏には手酷く云わされた区間というのに今日のゴーロゴロ中々に頼りになります。
二ヶ月も経てば地獄のゴーロ帯汗をかきかき釣れねーとか今年も反撃してくるのでしょう。
かなりオールシーズンを通して遊ぶと見えて来るものも変わりました。
ちょっとは賢くなっただろうか?

11:12
渓相も険しくなり石が大きく両サイドが切り立った崖となってきました。
登るのも面倒くさい大石ゴローをよじ登り激しい流れのプールに入れるとツンツンツンと当たりフルパワーフッキング。
合わせが優しい僕には珍しくカッコ良かったです。
今日一頂きました。
こうなると数釣りも飽きて来たし尺おらんかなと川上の神様も呆れてしまう思いを抱きます。
釣れても写メも撮らず黙々と釣り進めます。
「ちさい」とか何様でしょうか。
そのうちバチがまとめて来ると思います。
いや琵琶湖で坊主貯金貯めて来たから相殺かもしれませんね。
第三区間山場に入ります。
断崖絶壁に挟まれた滝の手前に大きなプールがあります。
手前のサンドバーでリーダーを結び変えて休憩をします。
大きなプールで2バイトのせれねー。
相変わらず合わせが優しいのです。
意を決してプール超えします。乳首まで濡れて渡渉します。
その先にはパラダイスがあるのだから、・・・。
まあ冷えます。しかも常に日陰なので寒い寒い。
水が服から抜けて行くのを待ちながら魚溜めのロングゴルジュに目をやるとホバリングしている豆ミドルが三匹サイトで確認出来ます。
静かに左岩盤の割れをヘツリ距離を詰めます。
Dコンでは飛距離が出ないのでリュウキに戻して釣る事にしました。
痛恨の2バイト2バラシ。イケてない。
もうホバリング隊はいません。
しつこく通してなんとか1ゲット追加しました。
初手の下手さ加減にうんざりしつつ手前のサンドバーでランチします。
今日はキャッチ率も50%と悪かったが飛距離も思う投擲箇所に寸足らずが多かったよなぁ。
ラストの〆も飛距離しょぼかったなぁと思いながらも稀に見る好景気に味ない御飯も美味しかったです。
非常食にも手をつけるくらいお腹がすきました。
もうリセットされたのか豆がミドルがピューパを食ってやがります。
今全力で飯食わないとアカンと本能が命令するのでしょう。
少しでも大きくアドバンテージのある体格にしとかんと生存競走に負けてしまいますもんね。
食後ちょっとキャストしましたが速攻で皆石の下に逃げ隠れました。
腹も満たした事ですし冬の間に悶々としていた課題に取り掛かります。
あの坂を登れば、天国が・・・。
地獄でした。
山猿になるには修練が必要に思います。2025年正月から今まで体重が4キロ太っております。
堕落した生活にワガママボデー、本気でなんとかせんと抜きん出た報酬は得られないわな。
といっても瀑下の複雑な流れに引き摺り込まれたらアウトですよね。
わだすは人間、頭を使えばいい。
急がば回れか、
というわけで課題その2もクリアしまして夏合宿に使うかもしれません。
14:45もう充分癒されましたので復路を帰ります。
終わって見れば17バイト2フックセットミス7バラシ8ゲットと腕さえあれば、つ抜けも可能な高活性な釣果となりました。
ありがとう川上村。
15:40車に戻り装備解除
ブログを書いている翌日の僕の体は全身が筋肉痛で痛いです。
長文最後までお読みいただきありがとうございました。
ゴールデンウィーク、みなさんマイナー川潰して参りましょう。
僕の入った川は叩き尽くしたのでルアー入ったらパニックランすると思います。
次回は琵琶湖で叩きのめされようかと思います。









