7/20プロミネンツ4年生•湘南チャレンジカップ | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回は湘南チャレンジカップに参加しました。

運営して下さった皆様、対戦して下さった皆様、ありがとうございました。


結果は6勝1引分!


無敗の…


残念ながら3位😢



無敗ではあったものの、得失点差で東住吉さんに劣ってグループ2位、3位決定戦で勝利して3位という結果でした。


チームのMVPはユウワが選ばれました。

ユウワ、おめでとう!



基本的にはいい結果だったと思いますが、攻撃面では課題が残りましたね。

ぺぺは朝から吐き気がすると言ってましたし、スバルも熱中症気味なのかいつもの運動量やガツガツ感が見られず、ケイタは決定的なチャンスを外して…。

シュウマは良かったですが、このチームの中で決定的な役割を担ってもらうのにはもうちょい時間がかかるのかなと思います。

攻撃陣がもっと上手く機能すれば、順位は変わった、少なくとも得失点差は変わっただろうと思います。


逆に守備陣は、今日の7試合を通じて1失点のみですから、守備陣の活躍なくして今日の結果はなかったと思います。

守備が安定した理由としては、このところよく言っている“絞る”とか“CBが釣り出されちゃダメ(釣り出された場合は他の選手がそのスペースを埋める)”とか、その辺りの意識が統一されて来つつあることが1つ。

あと、難しかったら外に出すとかシンプルにプレイする意識だと思います。今日みたいなグラウンド状態だと、特に浮き玉を後ろの選手が丁寧に繋ぐのはやはり難しいし怖いですよね。なら一旦プレイを切ろうってのは判断として正しいと思います。

また中盤より上の選手の“蹴らせない”意識も上がって来ていて、それも要因の一つでしょうね。

プロミネンツのサッカーをしていると、ラインを押し上げる分どうしても背後が空きます。

やられる時はボカンと蹴られて速いFWに前に入られてってパターンで、そういう経験は何度もして来ましたよね。

それってディフェンスの選手の問題だけじゃなくて、中盤とかトップの選手が蹴らせちゃうことが問題だったりもします。

そこの理解も上がって来ているのかなと思います。

ユウワをMVPに選んだのもその辺りのことがあって、組織として守ることが出来始めています。

その結果が良い形で出たのかなと思います。


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個別に言うと…


ぺぺは朝から吐き気がするとのことだったので、3試合目にキーパーをやってもらう辺りまでのパフォーマンスは低かったです。動けてないしボールは収まらないし、周りも見えてないしって感じで、むしろ普段は良さとして言われることが全部出来てなかったです。

ただ後半は“らしい”プレイが出始めましたし、5試合目のプリマベーラさんとの試合でのゴールはチームを救ったと思います。ゴール自体もファインゴールでした。

いつでも万全のコンディションで臨めるわけではないので、こう言う日もありますが、選手自身、アスリート自身で取り組むべきは、食事と睡眠、ストレッチなどのコンディショニングですね。

ここは意識して取り組みましょう。


ユウワは、今日はボランチで出てもらう機会も増えました。

ディフェンスの意識は引き続き高かったですし、攻撃面でも分かりやすく効いていたと思います。MVPに相応しい活躍でした。

ただ、さらにレベルを上げるためということとボランチとしての信頼度を高めると言う意味で言うと、ボールを持っている時のスピードコントロールが課題です。ユウワ自身で前に進もうとし過ぎる傾向があって、そこで急ぐことでのボールロストが気になります。

ディフェンスで攻め上がる時は同じ様にドリブルしても上手くいくのに、ボランチだと上手くいかない理由はなんでしょう?

ディフェンスから攻め上がる時とボランチの時と、周りの状況はどう違うでしょう?

それぞれで求められるプレイはどう変わるでしょう?

ボランチだとかトップ下とか、中盤でプレイするならそこを考えることが重要ですね。

さらにその考えた内容をプレイに落とし込むこと。

難しいですが、チャレンジしてみましょう。


オウスケは、合宿の頃の“落ちてた”感じからはだいぶ復活してくれていますね。脚の傷みもなくなった様ですし、またサッカーを楽しんでくれているのを感じます。

ただチームとして強化していっている最中で新たに覚えることやポジショニングの話もあったりして、そこの理解とオウスケ自身の受入態勢と、まだ上手くリンク出来ていないのかなと思います。

ここは、全体としての積み上げやその計画があるので、オウスケに合わせてあげられない感じを申し訳なく思います。

ただ間違いなく良い方向に来てますので、そう遠くない将来にリンクして(色々頭の中で繋がって)更なる成長の力になってくれると思います。


スバルは、上にも書いた様にコンディションが良くなかったですね。いつもの様に走れていないし、持ち前のガツガツ感もなかったです。

何度かキョウノスケと替えて話して、スバル自身はやれる!って言うけどやはり走れてないって感じでした。

まぁコンディションが良くないことは生きていればみんなあります。そこで無理をしないってことも大切ですし、調子が悪い中でもどう効果的なプレイをするかって言うのも上を目指す上では必要です。

その意味ではこう言う日もあるってことと、次に同じ様な思いをせずに済む様に沢山食べるとか沢山寝るとか、自分自身を良い状態に置くことを日頃から意識しましょう。

あと、最後のキーパーは素晴らしかったですね!

スバルじゃなかったら同点にされていたと思います。頼りになりました!


ソウスケは、MVPをユウワとどっちにするか迷いました。ただ今日は守備陣の、7試合を通じて1失点のみってところを評価したくてユウワにしました。

もちろん、失点が少なかったことにソウスケも深く関わっていますが、その貢献度って意味ではやはりユウワだったかなと。ご理解くださいませ。

ただ、確実にチームの主力になってくれつつあるのを感じますし、今日の3試合目だったか(はっきり覚えてないですが多分その辺り)での単独ドリブル突破はソウスケの新しい可能性を感じました。

ドリブル突破って、なんとなく分かるかと思いますがぺぺとユウワでは種類が違うんです。

「行こうとして行く」か「結果として行く」かの違いと言うか。

ソウスケはぺぺ(ウイングのゾーン3で明らかに意図的に仕掛ける時は別)のタイプ、「結果として行く」ほうだと思います。より良い選択肢があるならそっちを選ぶけど空いてるならそりゃ行きますよってタイプ。

これはどっちが正しいわけではないし、優れてる劣ってるって話でもありません。選手としての個性の違いです。

ただソウスケ自身が今日のあの突破みたいな成功体験を持つのはすごく大切で、それを経験したことによってソウスケの中で「よりリアルな選択肢に変わる」。そんな経験をあのプレイでしたのかなと思います。

これはすごく貴重な経験です。

…とはいえそれで簡単に上手く行く様になるわけではないし「その経験をしたばっかりにドリブルに意識が行って判断が悪くなった」みたいなこともあるかも知れません。

けどそれはそれで成長の過程で起こることなのでOKです。そうやって壁にぶつかりながらみんな成長していきます。

チャレンジ&エラーを続けていきましょう。


ケイタは、全体として頑張ってくれていましたし、攻撃でも守備でも効いていました。決して悪い出来ではなかったです。

だからこそその分、幾つかの決定機でのミスが悔やまれますね。多分ケイタ自身もなんであそこで浮かせちゃったのか分からないと思いますし、技術はあるのでインサイドキックでコースを狙うキックが出来ないなんてことは当然ない。

まぁ簡単に言うと“焦り”なんですが、じゃあそれをどうやって無くすかって言うと意外とムズイです。

じゃあどうするかって言うとその経験値を増やすこと、極論それしかなくて、そのための経験値を増やすのに最適な方法は試合。今日みたいな外した記憶も実は大切です。

と、あと実はフットプロムです。フットプロムってそう言う場面を切り取って作ってるので、かわした後に正確にコーンに当てるとか、やっぱり難しいからドリブル突破に切り替えるとか、プレッシャーの中でそれをする機会をどんだけ増やせるかってメニューなんです。

それで言うとケイタはその経験をスクールで毎週してくれているので、毎週のフットプロムで一戦一戦どれだけ精度に拘るかだと思います。

ケイタ自身も外して悔しいって思いは当然あるでしょうから、次はそうならない様に、更に拘ってスクールやプロミネンツの練習に取り組みましょう。


カズマは、かなり良かったです。

ディフェンス面での安定感もありましたし、止める•蹴るの技術は間違いなく上がって来ています。

その結果ビルドアップでのミスがだいぶ減りましたよね。それでも、今日みたいなグラウンド状態での浮き玉の処理はやはり難しいし怖い。

ならシンプルに蹴り出しちゃおうって判断も良かった。あとは浮き玉の落下地点を見極めて胸や頭で処理する、バウンドするのを待たない(レベルが上がって来るとツーバンする様なことはまずない)ってことですね。

浮き玉の処理は技術の問題で、ミスを減らすためにはやはりリフティングが効果的です。ゴロの処理はかなり良くなって来ているので、そちらにも意識を向けましょう。


シュウマは、スバルのコンディションが良くなかったこともあって、そこを補う活躍をしてくれたと思います。頼りになりました。

ただ、今日みたいなグラウンドだとゴロと言ってもゴロじゃない、細かいイレギュラーバウンドをしながら転がってくる感じですよね。そこを見極めてトラップする、もしくはダイレクトで、って言う辺りにはまだ課題が大きいと感じます。

ここはやはり技術です。今日、試合間にロンドをやって「鬼の人入れ替わって〜」って時にぺぺ•ユウワのグループに移りましたが、同じ条件でも2人は殆どミスをしなかったですよね?結果シュウマとキョウノスケがずっと鬼をやっている様に見えました。

これがシンプルな技術の差です。もっと言えば、そう言った技術練習に取り組んで来た時間の差、回数の差だと思います。ここは今日明日で逆転出来るものではないですが、確実に良くなって来てますし続けていくしかないです。

この差を埋めていくともっとトラップもパスもシュートも上手くいく様になります。

普段の練習から意識して取り組みましょう。


キョウノスケは、最初の試合でのファーストゴールを決めてくれて、チームを助けてくれました。

けどその後はなかなか目立ったパフォーマンスが出来ませんでしたね。

まぁ緊張もあったでしょうし、勝手が分からないってこともあったでしょうから、積極性を打ち出せないのは仕方ないです。

その意味では、今日は待ち時間も長かったので、コミュニケーションを取る時間が沢山あったのは良かったです。

ここから更に良くしていきましょう。

あと技術的なことは、シュウマのところに書いた内容とほぼ同じなので、読んでみてください。

プロミネンツではロンドは毎回の様にやりますし、技術練習も多くやります。そこでしっかり集中して取り組みましょう。あとはリフティングも、ですね。


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今日は、7試合を戦って一度も負けなかったってことが一番です。失点も僅か1。

このチームになってからこんなことは初めてだろうと思います。


やはり守備が安定しているチームは強い。


明日も練習試合が予定されていますので、今回得た自信を更に深めていきたいですね。


それではまた!