3/30 プロミネンツ3年生•GEOX杯フィードバック | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回は3年生チームでカップ戦に出場しました。

GEOXさん、お招きありがとうございました。

また、対戦していただいた鵠沼FCさん、TDFCさん、ありがとうございました。


結果は見事優勝🏆



前回のプロミネンツカップに続いて連続優勝ですね。

みんなおめでとう!


2勝2敗と言う結果でしたが、要所で勝った事でトロフィーを掲げることが出来ました。


最初のGEOXさんとの試合で負けて、TDFCさんとの試合も簡単なミスから失点して負け…。

どうなることかと思いましたが、しっかり切り替えて最後に勝って優勝を決められたことはみんなの成長を感じました。


「切り替えて」と言いますが、じゃあ何をどう切り替えたんでしょうか?

最初のGEOXさんとの試合の後に伝えましたが、あの敗戦はいわゆる“オープンな展開”になってしまったことが原因だと感じていました。

前の選手と後ろの選手の距離が開き過ぎてパスを出せない(届かない)、なのに前の選手はどんどん裏を狙うものだから、全体を押し上げるなんて無理で、相手に奪われてカウンターを食らう、と言うような。

切り替える必要があったのは気持ちだけでなくてその辺りの意識を全員が共有するってことも含まれましたね。


ボールを前に運びたいってのはみんな共通の考えですが、ただ裏にボカン!だとどうしても攻撃が単発になってしまいます。

そこでサイドを起点にして時間を作る、逆サイドでフリーになっている味方を使う、と言うような共通認識が出来てからはどんどん良い形が出来て、プロミネンツらしいサッカーが出来ていたと思います。


試合間はコーチが審判をしててみんながどんな話をしたのか分かりませんが、それぞれで話し合って確認し合えた結果が出たんだと思います。


その意味では非常に大きな優勝でした!


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個別に言うと…


ぺぺは、最初のGEOX戦で裏に急ぎ過ぎてオープンな展開に持って行ってしまった一人です。

ただその後は良いポジショニングが出来ていましたし、最後にスーパーゴールもあって、MVP級の活躍でしたね。

苦しい時こそ一度深呼吸して、周りの状況を見てプレイを選ぶことが課題ですね。

1日を通してみるとそこは克服出来たと思いますが、試合の中でも変えられるように、自分を見つめ直せるように、意識を高めていきましょう。


ユウワは、殆どの場面で良かったんですが、つまらない失点になっちゃったシーンが本当に勿体なかったですね。

ここはユウワ自身も理解しているだろうからここでは追求しません。

良かった点として、ボランチ(ピボーテ)で出る時の前を向く姿勢やポジショニングには改善が見られたと思います。欲を言えばもっと首を振ることですね。

今日の幾つかの試合ではウイングがドフリーで、ユウワもそれに気づいて出そうとしてるのにカットされちゃうシーンがありました。

色んな要因があると思いますが、やはり“イッコ多い”ってことかなと。これは意識の問題だけではなくて、運ぶ時のボールの位置や、特に右利きなので右ウイングに出す時のボールを置く位置や身体の向き、キック精度が課題かなと思います。

意識して取り組みましょう。


オウスケは、今回もしMVPがあればぺぺかオウスケかで悩む感じでした。

序盤こそミスが多くてボールを怖がる感じもあって途中で下げたりもしましたが、後半になって見違えるような安定感を見せてくれたと思います。

ファインゴールもありましたね。

ただこう言った波があることはやはり良くないですし、コーチからすると「出来るなら最初からやってよ!」となってしまいます。

難しいならシンプルにクリアでも良いので、上手くいかない時にどんなプレイを選ぶか、最低限失点は防ぐとかって優先順位を持って取り組んでみましょう。


スバルは、引き続きゴールへの貪欲さが良かったですし、左ウイングでのプレイに自信をつけたかな?って印象でした。

やはりスバルは前にスペースがある時の方が活きるのは間違いなくて、ただセンターフォワードだとなかなか前を向けないしスペースもない。

前回のプロミネンツカップの時に左に流れてクロス(orシュート)って形で良いシーンを作ってましたが、今回はその形がより強固になったかなと思います。

CFなのかウイングなのかって実はそんなに重要ではなくて、例えば今日ならCFのスバルが開いたところに左ウイングのハルやシュウマを走り込ませても良いわけで、そう言う状況を見た、いわゆる後出しプレイが出来始めるといよいよスバルはゴールを量産しそうだと思っています。

期待してます!


ソウスケも、MVPに近い位置にいる活躍でした。

頭の中が整理されてきたんだろうなぁ、と見てて感じるんですが、縦パスを引き出す動きが良くなってきて、はたいてからスペースを見つけてそこに走る、それを繰り返せることは間違いなくソウスケの魅力です。

ソウスケに真ん中のポジションを任せられれば、ぺぺをより攻撃的な位置で使えるなとか、オウスケorユウワと2人で真ん中の密集局面を打開出来るなとか、コーチからすると希望が膨らんでいます。

あとはもうちょっとキックの精度は高めたいなぁと思うので、ちょっと長め•強めのパス、インサイドとインフロント(バックスピン)と、この部分を重点的に練習しましょう。


カズマ•シュウマは、2人とも良い形でのゴールがあって良かったです!

ただ、これも2人に共通して言えることはプレイ強度をもっと高めたいってことですね。

プレイ強度にはディフェンスを強く行くってことだけじゃなくて、認知のスピードを上げることが大きいです。ヤバそうなところを早めに潰しておくとか、チャンスになりそうな時に思い切ってスペースに走り込むとか、ボールを受ける前に周りを見ておくとか。

その意味で言うと、2人ともちょっと止まっちゃう時間が多くて、それがほんの1-2秒だとしてもそれだけで大ピンチを招いたりしちゃいます。

恐らく、今までのサッカーとの違いとして一番大きいのはその部分だろうと思いますし、分かってはいるし動いてるつもりなんだけど遅いって言われる、みたいなところに戸惑っているんだろうなと。

ただここはみんなが通る道なので、日々の練習や試合の中で意識していればいつの間にか出来る様になってきます。

とはいえ、入るや否や毎回トロフィーを掲げることが出来てますから、楽しい!って思いもあるはず。

ちゃんとチームに貢献したぜ!その上での優勝だぜ!となったらやっぱりそりゃもっと嬉しい筈なので、普段の練習から意識していきましょう。


トモハルは、自分でも言っていましたが8人制の広さに戸惑っていた感じでした。

あとは上級生への遠慮や萎縮もあったのか、前回のプロミネンツカップで出来ていたことが今日は出来なかったって印象です。

ただまぁ、それは当たり前のことです。一度出来る様になったからと言って次も出来るかって言うとそうではないですし、3歩進んで2歩下がるみたいなことでみんな少しずつ成長していきます。

今日のところは広さや強度に慣れる過程だってことで十分です。

だんだん慣れていくので、地道なトレーニングを続けていきましょう。


ハルも、トモハルと同様ですかね。

広いコートの中で長いパスを出すのは難しい、近くに出そうとすると相手も沢山いるから難しい、みたいな感じで戸惑っていたと思います。

足が止まってしまったシーンもけっこうありましたね。

ただそこもトモハルに書いたのと同様、成長の過程ですので気にすることはありません。

周囲を見えてはいるしパスを出せる基礎技術もハルには備わっているので、少しずつ自分を適応させていけば良いです。

焦らずじっくり、ハルのストロングポイントを伸ばしていきましょう。


クリュウは、惜しいシーンが何回かありましたね。

「俺、3年生の試合で点を取ったぜムフフ」みたいな状況を期待したんですが、残念!

ただ今日のテーマとして話したオフサイドラインについては、これまでよりもかなり意識出来ていたと思います。ディフェンスで追い掛けるところも。

嫌な位置にポジショニングを取ってるとか、ディフェンスで追い掛けられたら嫌だとかって言うのは、学年なんて関係ないんです。「アイツどうやら1年生だからマークしなくてOKだぜ」なんてわけにはいかない。

実際、それでクリュウが引き付けたことでぺぺやスバルのチャンスを間接的に作っていた場面もありました。

ただ、こぼれ球を詰めないとか、ゴール前でボールが通り過ぎて行くのを見送っちゃうとか、そこはストライカーであれば無くしたいですね。

基礎技術も戦術理解も、まだまだ高めていかなきゃいけないことは幾らでもありますが、クリュウの貪欲さは相手にしてみれば絶対嫌なので、続けていきましょう。


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いずれにせよ、このところ連続でトロフィーを掲げることが出来ているのはすごく喜ばしい事ですし、その中でみんな成長してくれていると思います。


GWにはアントラーズ合宿が待ってますし、6月にはトビゲリと言うJ下部が沢山出てくる合宿大会も予定されています。

そこでもトロフィーを掲げたいと思うと、そりゃ簡単ではないです。


焦る必要はないですが、それぞれの練習や試合で誰よりも成長出来る様に、小さなミスで後悔することのない様に、日々高い意識で臨みましょう。


それではまた!