↑前回のお話




 

息子の受診の際に、

のことも息子の担当医に相談したことがあります。

 

 

 

息子の時は、不登校になるまで、

息子の苦しさには気付けませんでした。

 

息子が不登校になって、

学校にも部活にも行けなくなって、

息子から笑顔が減って・・・

 

そこで初めて焦って、色々調べて。

 

 

でも、まだ診断結果は出ていません。

発達障害なのか、違うのかも。

解決方法も、まだ分かりません。

 

 

正直、もっと早く気付いてやれたら。

もっと早く動いていたら。

そう思ってしまう時もあります。

 

 

早く気付いて、早く動いたからって

今と違う未来になっていたかは分かりません。

 

 

でも、困ってから動くんじゃなくて、

困る前に、困らないように、

何かできないのだろうか・・・

 

そう思って、先生に聞いてみました。

 

 

 

 

私「妹のことも、ちょっと気になってて。

診察は、何か症状が出たり、

困りごとがあったりしないと、受診はできませんか?

ちょっと『あれ?』って思うぐらいじゃ、無理ですかね?」

 

 

先生「そんな事はないですよ。

 

・本人が困って受診する場合。

・本人は困ってないけど、周りが困ってて受診する場合。

・本人も周りも困ってないけど、心配だから受診する場合。

色々です。

 

 

ただ、困ってない場合、治療はスムーズではないかも知れません。

 

本人が困ってないと、なかなか積極的に治療を頑張ろうという気持ちにならないので、

薬を飲むにしても、療育を受けるにしても、

本人が困ってないので、頑張る意味を見いだせない事も多いです。

 

 

どんな場合であれ、本人が納得して了承してから受診した方がスムーズだと思います」

 

 

正直、本人は全く困ってない。

 

まわりも「これが娘ちゃん」と思って接してくれていて、

正直まわりも困ってない。

小さな頃から一緒なせいか、優しい友だちばかりなんですお願い

 

 

困ってからでいいのか?

困ってからで間に合うのか?

息子のように、不登校になってからでは遅いのでは?

 

 

ただ、困ってない娘が、

学校を休んでまで受診したいかと言えば

きっとNO!だろう。

 

 

 

 

 


 


前回紹介したShrinkに

 

発達障害は治す必要はありませんよ。

 

人間の多くは、様々な発達の特性を持って生まれてきます。

 

特性の種類によって

他人とのかかわりを持つことが苦手だったり、

掃除が苦手だったり、

勉強が苦手だったりしますが、

その程度は、人によって違います。

 

 

特性を持ちながら、

問題なく生活している人もいます。

 

一方、大きな生きづらさを感じ、社会生活を送る上で

特性が障害になっている人は『発達障害』と診断されます」

 

 

ってシーンがあって、その事を聞いた子が

 

特性はあっても、特に困ってなければ

発達障害とは言えないってことか・・・」

 

考える場面があって。

 

娘もこれだなって。

特性はありそうだけど、

本人は困ってないし、

学校生活も日常生活も、

問題なく送れている。

 

 

発達の特性は生まれもってのもので

その後なくなることはありません。

 

治療する、治療できる『病』ではなく、

一緒に生きていく『個性』なんです」

 

 

 

娘にとって、私が気にしている違和感は、

困りごとや特性ではなく、

今はただの個性なのかもしれない。

 

 

娘もこれから中学生になり、

新しい友だちや新しい生活に、

息子のように中学生活に馴染めなかったり、

何か困ったり、生きにくさを感じたら、

そのときは受診を勧めてみようか。

 

 

本人も周りも「個性」として

認めてくれている間は、

温かく見守ろう。

 

いつか、その「個性」が「障害」に感じる時がきたら

その時は、相談にのってやろう。

 

でも、できるなら・・・

その「個性」と上手に付き合って、

「障害」と感じる日が来ませんように。


ずっとずっと笑顔でいて欲しいと願っています。

 

 


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