広報力向上ブログ -281ページ目

ブレーキは、速く走るためのもの

一般的にブレーキとは、減速時や停止時に使用するものと思われがちだ。しかしより速く走るためにも重要なものである。 コーナーをいかに速く、また安全に抜けられるか、それにはコナーの手前での十分な減速が必要である。そしてコーナーに入りアクセルコントロールを行い、コーナー出口でアクセル全開が理想的なコーナーワーク。この様な走り方をしている車を見ると、実際に速いということと、見ていて安心する。


人も同じで、常に全力疾走の人がいる。しかし周りから見ていて安心できるのは直進の時だけである。当然のことながら全速ではコーナーは曲がることができない。人間でもコーナーに入る前には十分な減速が必要。


一生懸命やる(走る)ということは、常に効果的なことではない。自分としては直線で全力疾走と認識していても、周りから見れば空回りしていたり、コーナーにさしかかっている場合もある。調子が悪い時に、それを回復させようとして全力疾走することがあるが、全力で走れば走るほど自分には直線に見えてしまう場合が多い。最悪なのは、コーナーに入ってからのブレーキングである。その先に待っているのは、スピンやコーナーアウトである。

大事なことは、ブレーキは直線でしか掛けられないということだ。


広報担当者に必要な要素として、”バランス感覚”がある。今、自分はどういう状態なのかを常に客観視する必要がある。加えて会社の状態を見極めることも勿論重要であり、客観視するためにも自分のコンディションを常に安定させておく必要がある。


広報担当者には忙しい人、帰りが安定的に遅い人が多いが、”息抜き、ガス抜き”は定期的に行う事が必要。それも会社の為でもある。



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失言防止5箇条

政権交代を果たし気が抜けたのか、はたまた大きく掲げたマニフェストからのプレッシャーなのか、民主党議員の失言が増えてきた。 政治家の失言で多いのは、怒った時(怒らされた時)と気の抜けた時ではないだろうか。失言理由を理解するには事例研究が一番であり、その事例は幸か不幸か日々のニュースから容易に入手できる。


では失言を防ぐにはどうすればいいのか。


①冷静沈着な対応

取材対象者が事象的に怒っているだろうとする場合、記者は怒ったコメントを取りたがり、またカメラマンは怒った表情を撮りたがる。なかなかその様な状況にならない時は、記者は嫌な質問を投げかけ、またカメラマンもフラッシュやシャッター音で煽る。そこで感情を乱しては、完全に記者の事前に描いたストーリー通りに事が進むことになる。あくまでも冷静沈着に、自分のペースを守ることが何より必要だ。


②回答は全て即答する必要はない

マスコミはコミュニケーション戦略上、重要であり影響力のある相手。だからと言って聞かれたら全てその場で答える必要はない。”言えることだけ言う”が大事。


③自己顕示欲は捨てよ

政治家の場合、これが一番の原因だろうが、マスコミを前にしたからと言って、”良い格好”をしたいという気持ちはご法度。足元を掬われる。


④自身の職責を考えるべし

自身の担当以外のことだからと言って、安易な発言はしない。


⑤常にイメトレを

会見時や会見直前に考えるのではなく、日頃から今抱えている課題について、どう説明すれば解り易いか、伝わるかをイメージすることが重要。その際の説明対象は、マスコミではなく国民(顧客)であることが大事。


ご参考:政治家の振り見て我が振り直せ



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マニフェストに全額国費と書いてますか?

平野官房長官の昨日の会見時、子ども手当の財源について聞かれた際のコメントである。間違いなく失言(本意ではない)のだろう。国費でなければ、わざわざ民主党に頼まなくとも、自分らでやるわ!という話である。


当初から全額国費の想いも無く、マニフェストに掲げたのであれば、それは国民に対する詐欺行為ではないか。財源確保が思うように進まず、苦肉の策であるのならば、もっとそれなりの言い方がある筈だ。極めて誠意のない発言と言わざるを得ない。


では何故、この様な失言が起こるのか。それは目前の記者団を、単に報道する記者としか思っていないからであり、その背後にいる視聴者、読者(国民)の存在を全く無視しているからである。記者の質問を国民からの質問と思うのであれば、この様な安易な答え方ができるだろうか。


こう言えばどう伝わるのか、伝わるためにはどの様な発言が適切か、を日頃から考えておかなければ、とっさの会見で思わぬ事態になりかねないので要注意だ。



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