【最後になったびわ湖毎日マラソン】 | 湖国戦士琵琶湖マン

湖国戦士琵琶湖マン

2016年10月1日から15年のブランクを経て、本格的に再始動。走り始めて1年1ヶ月の初マラソンで2時間54分08秒でサブスリー達成。2年1ヶ月の2時間29分15秒で、夢であるびわ湖毎日マラソン2019に出場して、夢が叶う。次の目標は、2時間20分以内!YouTubeもやってます。



※長文ですので興味のある方だけ読んでください。

ここまで、応援してくださった皆さんありがとうございます!(決して引退をする訳でない)

びわ湖毎日マラソン2021

応援の数でいったら、地元なのでダントツ!!

「琵琶湖マーン、大辻選手!!」って、

幸せなことに、毎年、いただくエール!
(昨年は自粛でしたが)

やっぱ、生まれ育った地元を走れるって最高!!

そして、国内最高峰のレベルの歴史ある国内最古の大会は、もう今年で最後…

まずは、この舞台に走り始めて2年で初出場。
僅かの間に2回も立てて、僕は滋賀の市民ランナーとしてこの大会に出れたことを誇りに思ってます。

その多大なる応援を胸に期待に応えるべく、1ヶ月後に走れることを楽しみにしてましたが、、、


コロナ禍…
相次ぐ大会の中止、東京マラソンの延期

今年で最後という肩書きもあり、、、

以前から不安視してましたが、

エントリー数が、予想以上に殺到して、昨年の倍くらいになり、

出場資格の制限ということで、ふるいにかかった結果

従来2時間30分以内の資格条件が繰り上がり

フルマラソン2時間27分30秒以内に変更となり

僕のベストが2時間28分1秒

結果的に31秒

力及ばず、足切り要員になりました。



1キロ1秒を削り出すこと。
改めて、1秒の重みを痛感しました。

正直、ここまで真剣に向き合ってトレーニングをしてきたので、現時点での実力が足りないとかは思ってません

「この資格条件なら、走ればきれる」
というくらい今シーズン練習はしてきました。

ただ、この4年間の実績としては、31秒足りなかった。

運も実力!!
ですが、伸び代として、物理的に長距離は練習が長い方が当たり前に伸びると信じてます!まぁ年齢云々の体力の衰えはあるだろうが、、、

あと、数年あれば結果は違ったとハッキリ言えます!!

いや、まぁ、現時点で、それでも、切れてないじゃん?

確かにそうです。これが現実、、、なんだよな。

何が言いたいかって、ここを目標にやってたから、なかなか受け入れ難い、受け止めきれない自分がいる


潔く次ってなれよ!俺!!
そんな、前向きな自分の心の声もちいせぇんだわ

この4年間!!
33歳から、15年のブランクを経て、ここまで来るのに大変な練習はしてきた。

でも、厳しい話、道理や気持ちでは何ともならんということです。

これが、勝負の世界。



ほとんどの努力や夢なんて叶わないことも

そんなことはわかってる

でも、努力しないと夢は叶わないのも知ってる

やってきたことすべてが、自分の気持ちだけで罷り通らないし、達成できるなんてことはない

失敗の数が成功への近道だということも!!

ただ途中で投げ出したり、やらないことより、自分でやりたいって思ったことは、ほとんどやってきて、カタチにしてきた。

諦めた数より、叶えてきた数の方が圧倒的に多いと思う。

もちろん、諦めたこともあるから、叶えたいという気持ちが強くなる

常に挑戦し続けて今がある。

それでも今回は、出れないというのが現実です!

僕の3度目のびわ湖毎日マラソンに出場という目標は、今回、絶たれました。

三度目の正直!!

なので、今回、掲げた目標は達成できません、、、

何度も言う、本気でここに挑戦してきた

今回はダメでした、だから、次!来年!って切り替えられるのがいつもの自分。。。

この来年がないのが、、、
1番の心残りになるところ。



自分が活躍できる舞台は他にもあるだろうが、今年、一生に一度の最後のびわ湖は、もう他にはない

この大変な時期なのはわかってる

大会関係者、主催者も苦渋の決断かもしれないが、

伝えたい想いは、

「もっと、やれるだろ!?」
って、声を大にして言いたい

ここにかけてきたんだよ!!

って、、、
届かないよ。
それでも、今までの陸上人生の全てをぶつけようとやってきた

それは、全員がどうかは知らんが、ここを目指したランナーのほとんどが思ってること。

コロナ対策で、大義名分で、保守的になるのもわかるけど、、、(これだけの問題ではない)

主催する側も、責任や圧力や、いろんな問題はあると思う。

それでも、個人的には、納得はいってない

参加標準の繰上げは、納得はいってない

元々の基準はクリアしてるのに出れないなんて、

最悪の想定はしてたけど、ダメージがデカすぎる


こうなことを言い出すとキリがないけど、

最初の要項と違うのだから、、、
このご時世では理解しつつも、要項が変わるのは、結果的に後出しジャンケンなのは事実


いやそれは仕方ないだろ?
って言う人もいるけど、

違うとか。
人の価値観なので、それぞれの捉え方、考え方に、何が正解なんてない。

なので、否定もしないが、それは違う!っていうのも、どうなのかとも思う!

だって、出れたのに出れないなんて普通は、納得いかないでしょ?

「お前に実力がなかったからやろ?」

駄々をこねすぎってか、笑

そんなのもわかってる

ただ、この気持ちを消化し切れない

整理できない、、、


だから、整理するためにも、1年後に、こんな感情だったのか?と吐き出すための自己満足を綴った日記です。


この気持ちは自分にしかわからん


ただ、ホンマに悔しい、、、
だから、この悔しさ、この悔しさだけは、絶対に、絶対に何があっても、忘れたらあかんって思うんです!


一生懸命やってきたことが、一生の後悔になる

ここまで向き合ってきたことは、今後の競技人生としては、プラスだろう?

だけども、今年最後のびわ湖という意味では全てが無駄になった。






ただ、ただ、、、

昨日は泣いた

振り返ったら、込み上げてきた

こんなに泣いたの8ヶ月ぶり?

そう、仲間が亡くなったあの日から、、、

今年、最後のびわ湖で、本当はこの舞台に立つはずだった仲間が昨年の春に他界

そこから、約束を果たすべく、彼の分まで走ると決めて1年間ここにかけてきた。

"お前が走れない分、俺が走る"って、

自己満足かもしれん、何が報われるかなんてわからん
でも、やらないと気が済まない、心の合言葉で、これまで、キツイ練習も乗り越えてきた。

誰よりも、この大会にかける想いは強い

「絶対にびわ湖で結果を出す」

そう決めて、俺は走ってきた

だから天国の彼に、「ホンマにごめん!」って思ったら、やるせなくて仕事終わりの帰り道、チャリ漕ぎながら夜空を見上げて、涙が止まらなかった。

ただただ悔しくて、久しぶりに泣いた

ごめん、、、
こんな言葉を伝えたくてやってきたんじゃない

俺がもっと、強かったら、もっと、速かったらって

悔しくて、悔しくて、もどかしてく、何もできなくて

泣いた



栄光の裏に挫折はある

もう2度とね、こんな悔しい気待ち味わいたくない

ここで腐る俺じゃない

それでも、ショックがデカいよ

ぐじぐじいってんじゃねぇ!って自分もいる

地元の大会じゃなかったら、そこまで思わない

中途半端な練習や準備をしてエントリーしたわけでも無い

明確な目標をもって、強い意志と気持ちをもって、2ヶ月前に、必勝祈願をして、エントリーをした。


いろんな験担ぎ、いろんな準備、沢山やってきた。

なんとなく出たいからエントリーした訳じゃない

12月には、びわ湖にむけて1000キロ以上走り込みました。最近では、コースの試走もしました。

自分が今、この瞬間、後悔のないように、やれること全部やって、そして、ここを目指して、夢破れた仲間たちの想いを背負って

スタートラインに立つと決めてました。



びわ湖にかける想いが大きすぎた

もっと、記録を出せば、出れただけの話にはなるけど

1年前から歯車が狂った。

東京マラソン2020がエリート枠のみの開催

福岡国際マラソン2020も資格条件的に出れない

そして、今回、、、

3度も自分の記録が足りないから、出れなかった

マラソンの記録なんて曖昧

だけども、やっぱ、回数こなさないと出せる記録も出ない

みんな条件は同じだけど、

結果を出せるタイミングでの機会損失が多々あった。

この大会に出れたら!ってのは、たらればだけど悔いが残る

だだ、今回は、

自分だけじゃない

悔し涙を流した選手は、沢山いる、多分エントリーの半分くらい?

びわ湖毎日マラソンに出たいという気持ち
やっとの思いで掴んだランナーのほとんどの層が、ギリギリで、条件をきれてるランナーだということ。

実業団や学生、トップランナーからしたら、そこまでの記録じゃないかもしれない

競技だから、先着で、速い選手に絞るのは当然のことなんだけど、、、

悔しいよなってことが言いたい。




コロナ対策??

遠方の方が県を跨ぎまくって感染症対策?

地元の県を跨がないランナーがでれない?

滋賀県の大会、県民枠は、あっていいと思う!

これは、あなたが県民だからって思う人はそう思ってくれていい!県民じゃなくても地元枠はあってもいいって思う、だって最後なんだもん

自分だけ?とか、
なになに枠は違うとか言う人もいると思うが、

違うとかって、それは違うと言う人の価値であって、そんなんは知らん

個人的にあったほうがいいっいってるだけ

毎日新聞社が、毎年、県民枠の選手だけ特別に取材して、新聞に掲載するのも、違うのか?ってなるよなって話


それぞれの考え、何が正解なんてない

だから!こういうことが起こると、
否定するひとは、、、

あなた当事者じゃないじゃん!って


何だかなーって思う。



やっとの思いで2時間30分をきって、掴んだランナーたちの気持ちわかりますか?

掴んだランナーが、夢の舞台に立つために、めちゃくちゃ練習して、夢を叶えたのに絶たれた気持ちなんてわからんよ

悔しさと、ぶつけようのない感情みたいなんがある

このコロナ禍で、大会を開催していただくことは、素晴らしいことだけど、

やるなら、"全員出場させてくれ!!"
って心底思う。

この想いが歯痒いんです、、、

「何怒ってんのっ?」って
外野からは思われるかもしれんけど、やっぱ、滋賀県民として、本気で目指したもんにしかわからん感情ですよ



今年で最後、、、

比較にならないけど、

僕にとっては、陸上人生でいうところの野球で例えるなら甲子園が、びわ湖毎日マラソン

最後の夏に、出れない球児の気持ち、今なら少しは、わかる!!

想いがどうこうで、どうなるとかはないけど、

綴ることを個人的にやってるだけなので、

この人は自分だけ?とか思う解釈の人も出てくると思うが、もうどうでもいい、それはそれでいい


なかなかメンタルのコントロールが難しい心境なので、吐き出したいだけ


ポッカリ大きく空いた穴


喪失感、、、

失恋じゃないけれど、

大切な人を失った感じ?
に似てるというか

ここにかけてきて、いきなり、目指せなくなる

悲しい、悔しい、やるせない、やり場のない怒り?

ここで競技人生が終わる訳ではないが、

大切な何かを失った気持ち。

だから、もう失いたくない。

そんな、たくさんのいろんな感情が交差してます。

エントリーしてなかったら、最初から諦めがつくけど、エントリーした人にしかわからんよ


まぁ、いろいろあーだ、こーだ、書きましたが、



びわ湖毎日マラソン2021へ
出場される選手は、ここを目指して出れなかった選手がいることを忘れず、自分の目標に向けて、悔いのないようがんばってほしい!!


そして、同じく滋賀出身で出れなかった
クロロ、川西選手の分まで、



地元選手として、吉田選手や小澤選手と他の出身でエントリーしてるランナーは、特にがんばってほしい!!


この2人には、俺の分まで頼むって伝えた!

だから、この2人にできる限りサポートをしたい

俺の今できることは、
出る(特に滋賀県選手)を全力で応援して、力になること。


次に向けて!
って簡単なことではないが、

次に向けてやるよ!
って本気で言えるまで、もっと自分と向き合っていきます。

生かすも殺すも自分次第ではあるが、まだ、整理がつかない

決まったことかもしれないけど、
ここにかけてきた想いの量が大きすぎて

この空白を埋めるのに時間は必要

悩んでても、考えてても仕方ないのは、理解してる

ただ、悔しさの余韻があって、余白ができて

日にち薬かもしれんし、

たいがい時が経てば、この日があったから今があると言えるのも、そんなんも、沢山経験してきてるからわかってる

だから、今、これから、

この悔しさだけは絶対に忘れず


ここは通過点だということ。

夢である東京マラソンの舞台へ!

2時間20分を切って、絶対にエリート枠で出場します!!

これができなきゃ死んだも同じ

絶対にやる!!

今ね、コミットしなきゃ、腐るでしょ?

目の前の大きなものをロストして、気持ちをコントロールできず、押しつぶされそうなのも知ってる

だから、ハッタリだと思われても、なんでもいい

絶対にやる!!って気持ち

これだけは持っておきたい

だから、みててくれ!!
1年後?半年後?わからんけど、強くなって帰ってくる!!

たまには弱音も吐く

人間だもの、、、。



でも、この悔しさは強くなるための試練、絶対に何倍返しと自分に言い聞かせ、これを大きな糧に成長して、自分のコミットしたことをブレずにやります!!

最後まで長々とありがとうございました。