11月7日(金)
好きな鍋料理は?
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北海道で生まれ育ったのに、実家で石狩鍋を食べることはありませんでした。
多分父親が、みんなでつついて食べる鍋料理を嫌いだったのだと思います。
ジンギスカンが唯一の例外かな。
なぜか水炊きを食べていたのは、当時鶏肉がとても安かったからと思われます。
でも、みんなでつつくことはなく、鍋から一人分ずつ母が取り分けていました。
すき焼きもそのスタイル。
肉の中では鶏肉が一番好きなのは子どもの頃から変わらず。
だから鍋料理と言えば水炊き。
好きな鶏料理は?と言われても、水炊きと答えるかもしれない。
鶏のだし沁み沁みの野菜も美味しいもんねえ。
JUMPのライブで福岡に行ったとき、水炊きはお高いのでランチでいただきました。
それでも美味しかった。
ちなみに夜はもつ鍋。
来月の福岡は何を食べようかなあ。
水炊きはむりでも、福岡は美味しいものがいっぱいあるから楽しみ。
梅が枝餅も食べたいなあ。
本日の読書:幸福な死 カミュ
大苦戦の読書でした。
第一章の「自然な死」と第二章の「意識された死」の二部構成ですが、とにかく第二章が意味わからん。
文章は入ってくるのに、それの意味するところ、意図するところがまるでわかりませんでした。
解説を読んで、やや納得。
この作品は、『異邦人』を書く前の、未発表のものなのだそうです。
だから注釈でやたらと、タイプライター原稿ではこう書いている、手書きの原稿用紙では線を引いて消している、など、いろんなパターンの文章を出してくるのか、と思いました。
これも読みながら本文も読む。
となると、作品に対する集中力なんてものは発生しません。
しょっちゅう注釈と見比べなければならないので。
とりあえず第一章のストーリーとしては、貧乏な若者のメルソーは、恋人を通じて金持ちのザグルーと知り合います。
ザグルーは若いころから、金を持っているものは幸せになる義務があると考えており、幸せになるために努力して金持ちになります。
ところがいざ幸せになろうとするとき、戦争中の事故により両足を失い、大金を抱えたまま意に染まない生を送ることになりました。
つまり、ザクルーにとっては、失敗の人生なわけです。
ザクルーはメルソーに遺書、金、ピストルのおいてある場所を教えます。
要は、殺してくれるよう遠回しに頼んでいるのです。
そしてメルソーは望み通りザクルーを殺し、大金を持って旅に出る…と言うのが第一章のあらすじ。
旅を経て、幸せに暮らした後に病死するメルソーの後半生が第二章になっている…と思うのですが…。
『異邦人』の主人公の名前がムルソーで、こちらがメルソー。
似すぎてないか?とおもったり。
貧しいのに自尊心の高い若者が金持ちの老人を殺して金を奪う、と言うのは『罪と罰』みたいやなーと思ったり。
あんまり作品の深いところまで読み込むことができませんでした。
と言うかさ、未発表のこの作品、文庫としてしれッと売らないで欲しい。
カミュの研究している人とか、めっちゃファンの人は読めばいいけど、通りすがりの本好きでは太刀打ちできないと思います。
ってか、私は全然できませんでした。
カバー裏より
『アルジェの平凡な青年メルソーは、富裕な不具者ザグルーの”時間は金で購われる”という主張に従い、彼を殺害し金を奪う。そして《世界をのぞむ家》で三人の女との共同生活に至福の時を見出したのち、孤独の中で幸福な死を迎える――カミュにとって最初のロマネスクな企てであり、若い感性と不条理の哲学の生成を示すこの長編小説は、『異邦人』生誕の秘密を解き明かす貴重な作品である。』大苦戦の読書でした。
第一章の「自然な死」と第二章の「意識された死」の二部構成ですが、とにかく第二章が意味わからん。
文章は入ってくるのに、それの意味するところ、意図するところがまるでわかりませんでした。
解説を読んで、やや納得。
この作品は、『異邦人』を書く前の、未発表のものなのだそうです。
だから注釈でやたらと、タイプライター原稿ではこう書いている、手書きの原稿用紙では線を引いて消している、など、いろんなパターンの文章を出してくるのか、と思いました。
これも読みながら本文も読む。
となると、作品に対する集中力なんてものは発生しません。
しょっちゅう注釈と見比べなければならないので。
とりあえず第一章のストーリーとしては、貧乏な若者のメルソーは、恋人を通じて金持ちのザグルーと知り合います。
ザグルーは若いころから、金を持っているものは幸せになる義務があると考えており、幸せになるために努力して金持ちになります。
ところがいざ幸せになろうとするとき、戦争中の事故により両足を失い、大金を抱えたまま意に染まない生を送ることになりました。
つまり、ザクルーにとっては、失敗の人生なわけです。
ザクルーはメルソーに遺書、金、ピストルのおいてある場所を教えます。
要は、殺してくれるよう遠回しに頼んでいるのです。
そしてメルソーは望み通りザクルーを殺し、大金を持って旅に出る…と言うのが第一章のあらすじ。
旅を経て、幸せに暮らした後に病死するメルソーの後半生が第二章になっている…と思うのですが…。
『異邦人』の主人公の名前がムルソーで、こちらがメルソー。
似すぎてないか?とおもったり。
貧しいのに自尊心の高い若者が金持ちの老人を殺して金を奪う、と言うのは『罪と罰』みたいやなーと思ったり。
あんまり作品の深いところまで読み込むことができませんでした。
と言うかさ、未発表のこの作品、文庫としてしれッと売らないで欲しい。
カミュの研究している人とか、めっちゃファンの人は読めばいいけど、通りすがりの本好きでは太刀打ちできないと思います。
ってか、私は全然できませんでした。

