3月26日(木)
 
今日は髙木くんの誕生日なので、ケーキを買ってきました。
3月は子ども2人も誕生日なので渋滞してますが、髙木くんの誕生日は毎年お祝いします。
生まれてきてくれて、アイドルを続けていてくれて、本当にありがとう。
 
10さんと娘も巻き込んでケーキを食す。

 
10さんが、ラジオ体操のお仲間からもらってきた、紙のルービックキューブ。(立方体じゃないじゃん)

 
裏はこんな感じ。

 
今日は髙木くんの誕生日なので、紫をそろえてみた。

 
10年以上前、髙木くんを知った頃、不器用で、いろんなことができない髙木くんを見て「君はいったい何ならできるんだい?」と、電柱の影から心配する明子姉ちゃんくらい心配したけれど、今となったら何の心配もなかったね。
 
日付が変わったころの今日のインライ、髙木くんがファンの皆さんに見せびらかしていた『裏切りの街』Tシャツ、私も持っとるよ~。
幼い頃から喜怒哀楽の感情に乏しかった私が、まさかこの年になってアイドルにメロメロになるなんてねえ。
ありがたいことです。
いや、マジで。
 
 
 
 
本日の読書:きよしこ 重松清

 

カバー裏より

『少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、くやしかった。思ったことをなんでも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけれど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと――。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい、珠玉の少年小説。』

目次
・きよしこ
・乗り換え案内
・どんぐりのココロ
・北風のピュウ太
・ゲルマ
・交差点
・東京

吃音の白石きよし少年の、小1から大学受験までの話。
成長譚と言ってもいいのかもしれないが、吃音のせいで内省的な少年は、小1の時点ですでにクラスの子どもたちより大人ではあった。

「当たり前」をできない人を、子どもたちは嗤う。
子どもって大人に比べてできないことが多いから、そんな自分よりできない人を見ると安心するのか、集団ヒステリーのように大勢で嗤う。
怒ると余計に吃音がひどくなり、そうすると余計に相手を喜ばせるだけだということを悟っている少年は、言いたいことも言わず、できるだけどもりにくい言葉に置き換えて話すことが習慣となった。

重松清の作品なので、まあ、切なさてんこ盛りです。
その中で特に切なかったのは『乗り換え案内』かな。
小学3年生の夏休み、「おしゃべりサマーセミナー」という、吃音を改善するための講座に通わされた少年は、そこで加藤くんと出会う。
加藤くんは何も言わずにちょっかいをかけてくる。
最初は腹が立ったけど、徐々に気心がしれて仲良くなった時、セミナーが終わる。
「らい、ねん」と言った加藤くんに「引っ越すんだ、もうすぐ」と言わざるを得なかった少年。
小学生にとって転校って、永遠の別れのようなものだからね。
私自身、小学校は四校に通ったので、余計に少年の辛さが身に沁みたのだ。

あと、中学校時代の野球部でのことを書いた『交差点』。
これは野球部の顧問に物申したい。
ずっと小学生の時は転校ばかりしていた少年が、三年間同じ中学校に通い、野球部で仲間もできた。
そこに野球の上手い転校生が来て、あっという間にレギュラーをさらう。
仲間の気持ちも転校生の気持ちもわかる少年は、「野球は実力だ」と言って転校生をかばうのだが。

これは顧問が一言いうべきだろう。
努力に報いるために勝たせてやりたいとか、成功体験は必要だとか、理由はあるだろう。
顧問にしたって、自分が始動したチームが負けるよりは勝つ方がいいに決まっている。
でも、学校の部活なんだから、まず野球は団体スポーツで、チームの不和は一番の敵であることを顧問の口から言えよ、って思う。
指導してて気づかんのか?
気づいていて、無視してるのか?
どちらにしても指導者としていかがなものか。

「教師になりたいから東京の大学に行きたい」と言った少年に「自分の思うとることをちゃんと言えんうちは、先生には絶対になれん思うけどの、お父ちゃんは」という父ちゃんはかっこいい。
一番必要な時に、一番必要な言葉をくれたのではないだろうか。

結局教師ではなく作家になったのは、少年は言葉で「伝える人」になったということなんだろう。