4月23日(木)
今日、生協から届いたもの。
それは『キングダム』とコラボした濃い目のレモンサワーのシリーズ。
味は3種類、サイズは2種類、計6種類の絵柄のサワーを2本ずつ。
映画『キングダム』が楽しみすぎて、10さんが頼みました。
王騎将軍はもういないのよお~ぅ。しくしく。
揚端和は長澤まさみにしか見えん。
今日のお散歩途中に見かけた自動販売機。
鰻のかば焼き、500円だと?
本日の読書:生きる 乙川優三郎
目次
・生きる
・安穏河原
・早梅記
地味ではあるけれども静謐ではない。
武士としての生き様を貫いたことによる家族の崩壊が、通奏低音のようにどの作品にも流れている。
しかしそれは、必ずしも不幸というわけでもないのが、物語としての巧みだ。
武士として、意に添わなくても社会的に求められる姿を示さなければならないとき、それでも男は自分の決断としてことを行うことができるが、女はいつもそれに巻き込まれながら自分を保たねばならない。
『安穏河原』の双枝は、世間知のない父の信念に殉じて、世間的には落ちるところまで落ちたが、父を信じて生きた矜持を最後まで貫いた。
『早梅記』のしょうぶもまた、すがろうと思えばすがって生きていくことができたときに、決然と姿を消して、たぶん自分の力で幸せをつかんだのだろうと思う。
『生きる』の又右衛門は、本来なら支えてくれるはずの妻が病弱であったため、すべてを自分でひっかぶり、世間に負けぬよう己を鼓舞して生きていたのであろう。
主君の恩に報いることがどうして死ぬことになるのかは、現代の私にはちとわからない。
又右衛門が死ななかったのは家老に死ぬなと命じられたからだ。
それを忘恩の徒だと責める世間は、生き残っている人たちの集団だ。
自分たちは安全地帯にいて、他人の命を責めるのは…武士道に則ったことなのだろうか。
それは現在の、多数の匿名者たちの見えない暴力と同じなのではないかと思った。
カバー裏より
『亡き藩主への忠誠を示す「追腹」を禁じられ、生き続けざるを得ない初老の武士。周囲の冷たい視線、嫁いだ娘からの義絶、そして息子の決意の行動――。惑乱と懊悩の果て、失意の底から立ち上がる人間の強さを格調高く描いて感動を呼んだ直木賞受賞作他、「安穏河原」「早梅記」の二篇を収録した珠玉の中篇集。』目次
・生きる
・安穏河原
・早梅記
地味ではあるけれども静謐ではない。
武士としての生き様を貫いたことによる家族の崩壊が、通奏低音のようにどの作品にも流れている。
しかしそれは、必ずしも不幸というわけでもないのが、物語としての巧みだ。
武士として、意に添わなくても社会的に求められる姿を示さなければならないとき、それでも男は自分の決断としてことを行うことができるが、女はいつもそれに巻き込まれながら自分を保たねばならない。
『安穏河原』の双枝は、世間知のない父の信念に殉じて、世間的には落ちるところまで落ちたが、父を信じて生きた矜持を最後まで貫いた。
『早梅記』のしょうぶもまた、すがろうと思えばすがって生きていくことができたときに、決然と姿を消して、たぶん自分の力で幸せをつかんだのだろうと思う。
『生きる』の又右衛門は、本来なら支えてくれるはずの妻が病弱であったため、すべてを自分でひっかぶり、世間に負けぬよう己を鼓舞して生きていたのであろう。
主君の恩に報いることがどうして死ぬことになるのかは、現代の私にはちとわからない。
又右衛門が死ななかったのは家老に死ぬなと命じられたからだ。
それを忘恩の徒だと責める世間は、生き残っている人たちの集団だ。
自分たちは安全地帯にいて、他人の命を責めるのは…武士道に則ったことなのだろうか。
それは現在の、多数の匿名者たちの見えない暴力と同じなのではないかと思った。


