もはや1週間も経ってしまったのですね。
大阪で、お芝居を観たのが。
 
こじんまりとした外観の松竹座ですが、中に入ると重厚で圧倒されます。

 
一列目の端っこ席。
めちゃくちゃ近くて、表情まではっきりと見ることができました。
髙木くんは喉の調子が悪かったようで、時々声が割れたり、横を向いて苦しそうにつばを飲み込んだりしているところもありましたが、音程を外すことなく、太く大きな声で歌う姿に安心しました。
明らかに以前のミュージカルのときよりも成長してる。
 
最初の演出は歌舞伎みたいだな、と思いましたが、最後に歌とダンスが次々披露されるところは、地味な宝塚みたいだなと思いました。
玉三郎さんからたくさんの教えを受け取って、もっともっと成長してくれると嬉しいな。
 
さて、17日の火曜日はいよいよ札幌に帰る日です。
楽しかったな~。
最後は大阪で単身赴任というか、実家のお母さんの介護をしながら働いている友達とランチをしてきました。
大阪城近くの駅に降り立つと、巨大ビルと高床住居。
歴史博物館、行く時間もなかったけれど、とりあえず休館日だったのであきらめがつきました。
 
目指すは大阪城ですが、天守まで行ってる時間はありません。
 
実は明治初期の水準測量で、簡易的に使用していた几号水準点を探すのが目的でした。
数年前、東京で働いていた時、全省庁共通で「明治150年」イベントをいくつかやったのですが、その時うちの職場でも大阪で明治の史跡をめぐるウォーキング大会を考えたのです。
で、几号水準点、いいじゃないかとなったのですが、結局明治の史跡がたくさんある神戸で開催することになったので、私だけでも几号水準点に参らなければ、と。
 
ところが、大手門のところにあるはずの几号水準点が全然見つかりません。
観光客の方たちに不審な目を向けられながらも、行ったり来たり…何度したことでしょう。
でも、使用目的から考えてこの辺りに違いないと目星をつけていたところに、ようやく見つけることができました。
最近作ったようなお堀の手すりに半分隠れているのがそれ。
明治の史跡をなんだと思ってるんだ!
 
桜田門の方はすぐに見つかりました。
『不』みたいな記号の平らな部分に板を挿して、水準測量をしたそうなのですが、実際の作業について調べるとイギリスの文献ばかりが出てくるので、日本での作業は記録が残っていないのかもしれません。
 
遠くからでも迫力の天守。
 
海洋堂博物館の辺りは紅葉が始まりかけていました。
 
これが家康がだまくらかして埋めたお堀か。ふむふむ。
 
風景に溶け込んでいるローソン。
しかしポスターの黄色が興覚めでした。
 
友だちの職場近くで見つけた、現在の水準点。
 
その後の顚末はこちら→大阪の街を走る
 
札幌に住んでいて東京に出かけて感じる違和感よりも、圧倒的に大阪は違っていて面白い。
一番びっくりしたのが、駅のホームドアがなくて、ロープが張ってあること。
普段は大人の腰の高さくらいに3本くらいのロープが張っていますが、電車が来るとそれがぐいーんと上に上がって、電車に乗れるようになる。
これ賢いねー。
ホームドアを作るより全然簡単だし、安上がり。
 
順不同で13日から17日の姫路・大阪行について書いてきましたが、数年後にちゃんと覚えてられるかな。
備忘録というにはあまりに順不同で、それが不安。
楽しかったということだけは絶対忘れないと思うけど。