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太公望が魚を求めて海へ山へ

- たぬき丸の釣行記 -

前回仕上げた船体に新しくキールガードを追加します。

今まではセンターキールにのみ入れていましたが、今回の作業時に全てのキールがダメージを受けていたので追加します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで幅1cm厚さ2mmのアルミ平板を使いシリコンで接着しました。

ついでに船尾の傷の多かった場所にもアルミのアングルを付けました。

 

 

 

 

 

 

 

船体番号のプレートも完成♪

今回は自作したFRPの板にカーボンシートを貼って船体番号のステッカーを貼りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船名のステッカーも作り直し。

カッティングシートの台紙の裏にガムテープを貼って補強します。

プリンターで印刷した船名の紙を乗せてカッターボードにマスキングテープで貼って固定します。

デザインナイフで文字部分を切り抜きます。

周りの余分なシートを剥がして、アプリケーションシートを張って終わりです。

これで新しいステッカーも準備完了です。

 

 

 

 

 

 

 

上が元の状態で下が今年の作業後の写真です。

新品並みの状態に復活しました!!

これでいつでも海に行けます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カートップで使うラッシングもロープやゴム板を交換しました。

先程の塗装前のボートの写真を見ると船体の側面に黒いシミがあるのが分かりますか?

元々ラッシングによる傷防止でゴム板を付けていたのですが、長年使っているとゴム板が擦れて黒いシミになっていまします。

なので今回は100均のスポンジシートを裏に貼って船体に汚れが付かないように対策をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にガンネルの後ろの方に黒いラインを引きました。

カートップした際にこの黒いラインが後ろのキャリアバーに隠れるように積むとベストポジションになります。

 

 

こんな感じで取り敢えず船体の手入れは終わりになります。

これで次回はようやく新型フロントドーリーの記事が書けそうです♪

 

長い道のりだった船体塗装がやっと終わりました!

 

作業期間3週間!

 

のべ15~17時間ぐらい船体にヤスリがけをしていました(汗)

 

平日の夕方仕事から帰ってきて30分くらい作業して休日も時間の許す限り作業して、2週間で15時間以上ヤスリがけするハメになるとは思いませんでした・・・・

 

最初の週にデッキとガンネルの塗装をして2週間のヤスリがけの後1日で塗装して終了という長い道のりでした・・・

 

ガンネルとデッキは適当にサクッと終わらせましたが、船体の方は徹底的にやったので時間と手間が掛かるのは致し方なしですね~

その分納得のいく仕上がりになりましたし。

 

 

 

 

 

 

主に使ったのは#120~#240のサンドペーパーです。

手に持って直に使ったりハンドサンダーに付けて使いました。

電動工具を使うと楽なんですが、ボートの下部分(船底)は丸みを帯びているので電動工具を使うと部分的に削ってしまうので均一に削るには手作業が一番良いんですよね・・・・

手作業が一番大変なんですが・・・(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

写真では分かりにくいと思いますがここまで徹底的に削りました。

 

写真1枚目は上半分が白くて下半分が黄ばんでいるのが分かりますか?

下半分が元の状態で、上半分はボートのレストア時に自分で塗ったトップコートを全て削り落とした部分です。

2~3枚目の写真は傷ではなく下地のFRPが露出するまで削り込んだ部分です。

今まで手荒に扱ってきたせいで表面の欠けや深い傷が多いので表面をフラットにするために時間をかけて徹底的に削りました。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに作業中はこんな風にボートは高い位置に上げています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗装前のマスキングも中々手間です。

今回は艤装を外さずにやったのでネジ部分にシールを貼って作業しました。

ネジに直に塗るとネジ穴が潰れて外せなくなるので注意が必要です。

FRP塗装の際には100均のポリエチレングローブが大活躍!!

塗装のたびに次から次に使い捨てに出来るのは便利の極みです!

FRP塗装は細かく複数回に分けてやるので非常に助かります。

 

 

 

 

 

 

 

そして完成!!!

新品並みにピッカピカ♪

 

残念ながら塗装中の写真はありませんが2度塗りでキレイに仕上げました♪

まずは角や段差部分、ネジやパーツ周りを刷毛で塗ってから短毛ローラーで全体を塗ります。

トップコートが硬化したら#400~#600のサンドペーパーで厚く塗りムラになっている部分や刷毛で線状になってしまった部分を削ってフラットにします。

削りすぎると下地が出てしまうのでペーパー掛けは程々にしましょう。

 

そして短毛ローラーで2度目の塗装をして仕上げます。

トップコートが硬化したらマスキングを剥がして終わりです。

 

今回は船舶用の「イソ系FRPトップコート/ホワイト」を使いました。

1kgでピッタリの量でした。

ちなみに塗装の際にはスチレンモノマーをFRP樹脂に対して4対1~3対1くらい入れて希釈して使いました。

ま~実際には目分量でトップコート200gに50ccくらい入れて使いました。

(注意!!この記事を見て自分のボートを塗装しようと思った方に気を付けて欲しいのですが、トップコートなどの樹脂は塗料のように塗ったら乾燥して乾くのではなく、硬化剤を混ぜる事で化学反応を起こして「硬化」させる物なので気を付けてください!ペンキのようにそのまま塗っても一生乾きませんよ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

船体塗装をしている空き時間や硬化の待ち時間で車のバンパーも塗装し直しました。

車の方は電動工具のハンドサンダーで大部分を削ったのでボートよりヤスリがけが楽でした♪

塗装はバンパー用プライマー2回・プラサフ3回・色を入れてからクリアーを吹いて仕上げました。

 

 

取り敢えず今回で一番大変な船体塗装は終わったので、あとは細かい部分の手直しで完成です!

釣りシーズンまでには間に合わせますよ~♪

 

 

今回はボートをひっくり返したりする時に船体の下に入れる傷防止の棒を作ります。

これはデッキ&ガンネルの塗装の合間に制作した物になります。

 

 

 

 

 

 

 

使うのは35mmX35mmX900mmの角材X8本です。

(1本380円)

4本は家で使う用で残り4本が海で使う用です。

 

この角材にガムテープを巻きます。

ガムテを巻くのは防水の為&手に棘が刺さらないようにする為というのが主な理由で、ニスや塗料を塗らなかったのは乾燥時間や手間、コスト面からです。

しかし、流石に8本もの棒にガムテを巻くのは疲れました(汗)

ガムテが黄色なのは目立つようにです。

現場では暗いうちに準備したり、帰る時に真っ暗だったりすることがあるので、その辺に忘れないように目立つ色にしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この棒の4本(2セット)は間に蝶番を付けて折りたたみ式にします。

車に入れて持ち歩くには折りたたみ式が基本です!

ちなみに家で使う方はバラバラのまま使います。

 

 

 

 

 

 

実際にボートに乗せてみると長さはいい感じですね♪

私の11f のボートで長さ1.8mくらいで丁度いいですね。

 

 

 

 

 

 

 

100均で買ってきたスポンジシートに両面テープを貼って棒の幅に切ります。

今回は幅20mmと15mmの両面テープを交互に貼ることで丁度いい幅になりました。

 

 

 

 

 

 

 

スポンジシートを棒の蝶番の反対側の面に貼って、剥がれないようにタッカーで止めたら完成です。

スポンジシートを貼る事で傷防止+滑り止めの効果も得られます。

 

現実問題ただの棒のままで良いところを無駄に手間と時間を掛けてしまいました(笑)

ま~棒と蝶番以外はガムテ・スポンジシート・両面テープと全部100均なので大してお金も掛かっていないし良しとします。

 

これで今後は塗り直した船体を傷つけずにひっくり返すことが出来そうです♪