今日は今年買った2本のティップランロッドを紹介したいと思います。
(あくまでも私個人の主観による感想なので、皆さんが同じ様に感じるわけではありませんが参考までに書いた物です。)
私自身ティップランロッドを買うのはコレが初めてで、今までは上州屋の陸っぱり用の安物アジングロッドを使ってティップランをやっていました。
しかし今年は「ティップラン専用ロッドを買ったら釣果が伸びた!」というネットショップでよく見かけるレビューに踊らされてみることにしました。
結果 色々と検討して購入したのは入門者向けのネットで1万円くらいのロッドで、
ダイワ エメラルダス(アウトガイドモデル) 66M-S BOAT
アブガルシア オーシャンフィールド ティップラン OFRS-67M/610ML-STip
です。
決め手は
オーシャンフィールドはティップが2本付いているから
エメラルダスは店頭で触っていて良い感じだったから
です。
お金があればエメラルダスAGSやレトログラード辺りが欲しかったのですが、初のティップランロッド+二ヶ月で2本買ったので、金銭的にもこの辺りが限界でした。
エギなんかも買わないといけませんし・・・・・・・
シマノのセフィアBBなんかも候補に入っていたのですが、ダイワのエメラルダスと全く同じ様な竿なのに値段が少し高かったのでやめました。
シマノ好きの人はエメラルダスではなく「セフィア BB ティップエギング S66M-S」を選んでも良いと思います。
記載されているスペック上では違いがありますが、店頭で触った感じエメラルダスもセフィアも全く同じというかメーカーとデザインが違うだけで調子もティップの柔らかさも同じに感じました。
コチラがダイワ エメラルダス(アウトガイドモデル) 66M-S BOAT です。
先週末の釣行日の前日に届き、翌日には実戦投入して一振り目で幸先よくナイスサイズを仕留めたロッドです。
私はこのロッドにダイワEM-MS2506HにPE0.6号を巻いた物を組み合わせています。
私としてはコチラのロッドをマイボートで釣りをしているアオリイカ初心者の方に強く勧めたいです!
理由としては
・ 価格帯がネットで買えば11000円~13000円と安価で買える
・ 竿の調子や長さがプレジャーボートで使うのに丁度良い
・ ブランク部分とティップ部分の硬さのバランスが良くシャクリやすい。
・ シャクった時に竿のブレがない
・ ティップとベリーのバランスが良いのか結構オートマチックにイカが掛かる
こんな感じの理由です。
現在一流メーカー品の1万円を超える竿であれば「Kガイド」や「絡みづらいトップガイド」が付いているのはあたり前ですし、ティップラン専用ロッドでティップでのアタリが見やすいのも あたり前の事なので特に言及しませんでした。
とにかく「使いやすい♪」の一言です!
シャクりやすい事でエギに思い通りのアクションが付きますし腕の疲労も軽減されます。
そして何より ある程度オートマチックにイカが掛かってくれるのが非常にありがたい!
「アオリイカのアタリがうまく取れない・アワセのタイミングが分からない」初心者にはロッド自体の性能である程度イカを掛けるのを補助してくれるのは非常に助かります。
ネットでよく書かれている
「ティップラン専用ロッドを使ったら釣果が伸びた!」
を実感できるロッドだと思います。
まさに初心者向けのロッドですが、自分でキッチリとアタリを取って自分で掛けていくスタイルの中級者の方はもう少し上のクラスで調子の違うロッドを買わないと満足できないかもしれません。
少なくとも私が今までティップランで使ってきた上州屋のアジングロッドとは一線を画すロッドだと思います。
次に紹介するのがコチラ
アブガルシア オーシャンフィールド ティップラン OFRS-67M/610ML-STip
です。
コチラのロッドには陸っぱり時代から長年愛用しているダイワ・ルビアス2506HにPE0.6号を巻いた物が付いています。
あまり大きな声では言えませんが初心者にはオススメできないロッドです。
エメラルダスに関しては「ティップラン専用ロッド凄いな!!」と素直に思ったのですがコチラに関しては初使用時の「玉砕覚悟のティップラン」の記事の中で書いてある通り
「しかし愛用している安物の上州屋ロッドとの違いなんですが、6f10inと短い分だけシャクリやすくミニボート上では取り回しが良いのですが、感度などは驚くほどの差ではありませんでした。
ちょっと残念です。」
と、こんな感じです。
とはいえ「ダメな竿か?」と言うと そんな事はありません!
・ ロッドのブレがなくシャクリやすい
・ アワセを入れた時にシッカリ掛かる
・ 手元に来る感度がエメラルダスよりも上
・ ブランク部分が思ったよりも柔らかくイカの暴れる力を抑えてくれる
・ ブランク部分の柔らかさによりシャクった時の疲労感が少ない
こんな感じです。
コチラもエメラルダス同様一流メーカー品の1万円を超える竿であれば「Kガイド」や「絡みづらいトップガイド」が付いているのはあたり前ですし、ティップラン専用ロッドでティップでのアタリが見やすいのも あたり前の事なので特に言及しませんでした。
「アワセを入れた時にシッカリ掛かる・ 手元に来る感度がエメラルダスよりも上」という文面から分かった方もいるかも知れませんが、ティップがダイワ・シマノよりも固めです。
店頭でティップを触っても他の竿との差は分かりづらく、使用していてもほんの少しの差なのですが、この少しの硬さが曲者で案外イカを弾きます。
要するにイカがオートマチックに掛かる竿ではありません。
あくまでも自分で掛けていく竿です!
この辺りが初心者にオススメできない理由です。
ソリッドティップが固めな分だけ感度はエメラルダス・セフィアよりも上ですが、初心者が使うと「ハッキリと手元にアタリが来るのに乗らない」「アワセようとすると弾く」で結果 釣れないという負のスパイラルにハマります。
私自身も初のティップランロッドで この辺の特性が分かっていなかったのとドラグ設定が変だったので「アワセて掛けても巻いていると直ぐバレる」という負のスパイラルにハマりました(泣)。
私の場合はエメラルダスを買った事でロッドの特性の違いに気づけたので、前回の釣行からはガンガン!イカを釣ることが出来ました。
ダイワの「スーパーメタルトップ」の様な超高感度で硬いクセのあるものとは違いますし、中級者以上が使うのならば気になりませんが、ティップラン初心者はこのロッドは避けて同じ価格帯のエメラルダスかセフィアを買うのが無難だと思います。
後は「ブランクが柔らかめ」なのも特徴だと思います。
シャクってる時やアワセている時には何も感じませんが、大きめのイカが泳いだりジェット噴射した時にある程度力を殺してくれます。
黒鯛のウキフカセやグレの経験者になら分かると思いますが、磯竿で言うところの「胴調子」の様な感じです。
ダイワ・シマノのようなバット、ベリーがガチガチでティップが柔らかい先調子の竿よりもイカを掛けた後のやり取りが楽です。
ま~スペック上はどれもファーストテーパーで先調子なんですが実釣で使うと差を感じるという話です。
ちなみに私が今まで使ってきた上州屋の「陸っぱり用安物アジングロッド」と殆ど変わらないと感じたのは、恐らくティップが固めだったのとブランクが柔らかめだった為に「キャスティング用のアジングロッドとロッドの調子が近かったから」だと思います。
とは言えシャクった時のロッドのブレがないので、ティップラン専用ロッドとしてバランスが良いのは間違いないです。
私が思うにオーシャンフィールドは「自分の目感度・手感度でアタリを取って、ロッドに頼らず自分で掛けていく」スタイルの人向けといった感じです。
何年もティップランをやってきた方ならば試しに買ってみるのもアリだと思います。
以上 完全に独断と偏見で書きましたが、これからティップラン専用ロッドを買おうと思っている初心者~中級者の方の参考になれば幸いです。
クリックして頂けると嬉しいです。