レインウェア選びと基礎知識 | 太公望が魚を求めて海へ山へ

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- たぬき丸の釣行記 -

 

 

 

 

本日このような物が届きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

佐川急便さん。季節外れの雪が降る中お届け頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中身は新しいレインウェアです。

今回買ったのは先日発売になったばかりの2018年の新製品!

 

ダイワ DR-3108(レインマックス® ハイパー コンビアップレインスーツ)

 

去年のシーズン終盤の釣行時に長年愛用していたダイワ・アウトブレイズのレインウェアがダメになってしまったので、今シーズンから使う新たな相棒です。

 

今回は新しいレインウェアをこの製品に決めるまでに死ぬほど悩んで厳選した結果DR-3108を買いました。

なにせ最低でも5年以上は着るものですから。

 

最初は1万円台のダイワDR-36008やシマノDSベーシックスーツ、上州屋ブランドのフィールドメンバー等で悩んだのですが、ダイワはズボンにポケットがないし、パーカースタイルとか言うフードが収納することも外すことも出来ず、果ては畳む事すらも出来ないという最悪な作りだった為に除外。

 

シマノはカーキパシフィックカモというカラーとフード脱着可能なジャケットは良かったもののパンツがオモチャみたいな作りのチャチなものだったので却下。

 

上州屋ブランドのリョービに関してはカラーがブラックのデザインは「がま」のパチモノ臭いがま~許せるレベルでポケットやフード等は問題なし。

しかし肝心の生地が何か布っぽい手触り・・・・・・昔買ったフィールドメンバーのカッパが普通に雨が染みていたので、コレは冒険になるな~と思い却下。

 

 

結局2万円台のダイワDR-33008とシマノRA-025Qに候補を絞り、果たしてどちらの方が性能がいいのか調べました。

 

性能についてのについてのポイントは2つです

耐水圧と透湿度です

耐水圧は防水性能。

透湿度は内部の汗の蒸気などの水分を外に逃がして着心地を良くする数値です。

 

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耐水圧とは

レインウェアの生地がどれくらいの水圧に耐えられる防水性を持っているかを表します。

例えば、耐水圧10000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて10000mm(10m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになります。(JIS規格)

一般的には

20000mm — 嵐
10000mm — 大雨
2000mm — 中雨
300mm — 小雨

 

透湿度とは

生地1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過する(外に出す)かを示した数値です

衣服内の水滴にならない蒸気を、生地が外に透過させる度合いを表します。

例えば透湿度10000mg/m2/24hであれば、1日(24h)で1平方メートルあたり、10000g(10kg)の水蒸気を透過する(外に出す)能力があるということになります。

一般的には5000g以上はあった方が蒸れにくいそうです。

 

(記事の一番下の方に各社の簡単な性能表を書いてあります)

 

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ダイワのDR-33008はレインマックスで耐水圧が10000mm透湿度が4000g

しかしシマノRA-025Qのドライシールドは調べても数字が出ない??

それもそのはず・・・・・

何とシマノは防水透湿性能を公表していない!

 

釣具の大手メーカーがまさか・・・・

 

それでも調べてシマノのサイトから出てきたのがコチラ

 

 

 

 

 

 

 

コレは何???

 

あらゆる気象条件を科学的に解析した結果、耐水性能10000mm~20000mm位で透湿度4000~8000g位の性能???

 

耐水圧と透湿度が倍違うってどういう事・・・・・?

設定しましたって・・・・・性能テストとか測定とかして正確な数字出してないの・・・・・?

 

この いい加減な数字・・・・シマノはバカなのか?ユーザーをバカにしているのか?

 

 

つまりは同じドライシールドの生地でもそれぞれ10000mmから20000mm位のバラツキがあるって事?それってもう別物では?

それとも そういう設定で作ったから多分それくらいの性能はあると思うよといった感じなのか・・・・・・よくわからない・・・・・?

 

とはいえ実際にはレインウェアとして問題なく機能していますし、恐らくはダイワのレインマックス・クラスの性能ではないかと予測しますが、今回買うレインウェアについてはシマノという企業の姿勢に不信感を抱いたので、シマノの製品は買いません。

 

 

最終的にダイワの2万円台の中から選んで、カジュアルなDR-33008と磯用のDR-3108が候補になりましたが、何故か同じ価格帯でDR-33008はレインマックスで、DR-3108はレインマックスハイパーと生地が違う。

一応DR-33008はパンツだけがレインマックス3層構造と通常よりも一層多い。

しかし私としては、むしろ全体を高性能なレインマックスハイパー2層にしたほうが良いのではないかと思う。

 

結局DR-33008は生地がレインマックスで、例のパーカースタイル(一応バッカンのフタみたいに丸める事は出来るらしい)が気に入らず、DR-3108はフードが収納できて生地もレインマックスハイパーと2倍の性能なので、長い目で見るとコチラの方が良いと思い今回はDR-3108を選択しました。

 

 

ついでに各メーカーの防水透湿性能を軽く書きます。

 

ダイワ

レインマックス・耐水圧10000mm透湿度4000g

レインマックスハイパー・耐水圧20000mm透湿度8000g

 

シマノ

ドライシールド・非公開

 

WLゴア&アソシエイツ社

ゴアテックス・耐水圧45000mm透湿度13500g

 

東レ

ブリザテック・耐水圧10000mm透湿度7000g

 

モンベル

ハイパーハイドロブリーズ・耐水圧20000mm透湿性能15000g

 

ミズノ

ベルグッテックEX・耐水圧30000mm透湿度16000

 

ワークマン

耐水圧10000mm透湿度5000g

 

 

ざっとこんな感じですが、やはりゴアテックスがダントツの性能ですね~!

意外と優秀なのがワークマンのカッパで、この性能でたったの5000円です。

ミズノのカッパもゴアテックスに迫る性能でありながら10000円前後と安価です。

東レってラインメーカーでは?とお思いの方、実はアブガルシアの一部のレインウェアは東レ製ブリザテックなのです。

 

こんな感じで何やらシマノをディスる記事みたいになってしまいましたが、製品の品質表示に対して正確に記載せず曖昧にぼかすのは大手企業としてどうなの?と思ったので少々厳しく書いてしまいました。

しかし私自身もシマノのリールなどを愛用しており、確かな技術を持った企業だという事は重々承知しております。

シマノには今後はユーザーが納得できるようなキチンとした品質表示をしてほしいと思います。

 

 

それでは次回はDR-3108をブログで詳しく紹介したいと思いますのでお楽しみに♪

 

 

 

 

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