街は誰かの夢の続き | 幽 霊 め く

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日 々 の 皹 の 日 々

2024.05.18(土) 晴れ

 

疲れが溜まってるのもあって今日は休むと決めていたから休んでたので天気も怪しい。

たぶん晴れてたんじゃないかなくらいの感じ。

カーテンすら開けなかった。

 

今日の記事タイトルはトナリア「ワンダーランドを夢見てる」

曲に関しては後述します。

アイドルさんを尊敬してるので敬称を略すと言うのがとても苦手。

なのでトナリアさんと書きたいところだけどグループ名を「トナリアさん」だと認識されてしまっても困るので敬称を略しました。

すみません。

 

生まれて初めて視た色って何色だったのかなということをたまに考える。

夜生まれた人が初めて視た空が夜空だったら空色と言われて想像する色は青(所謂スカイブルー)ではなく夜の色になるんじゃないかなーとか。

そういうの。

子供の時、夜って黒くなるから空気も黒くって、自分の身体の中も夜を吸い込んで黒くなると思っていた。

 

さっきまで午前中だったはずなのにもう夜なの意味不明。

 

毎週土曜日に「初めて聞く」を聴くということに挑戦してるのだけれど今日はまだ聴き終わってないギリギリで感想を書くと思う。ちなみにプレスリー。

エルヴィス・プレスリーは「ラブ・ミー・テンダー」とかカバーでなら聞いたことあるかもと思うけど一曲を通してとかアルバムとかは聞いたことがない。

そういうものは多い。

この1年ほど地下アイドルを聴くようになったけど有名どころの地上? アイドルもほぼほぼ知らない。

ももクロとか作曲やコンポーザーや演奏者で気になる人が参加してるものは聞いたことあるけど……とかそのくらいしかない。

なのでこの期にそういうものも聞いて行きたい。

今週はビリー・アイリッシュとかベス・ギボンズとか超強力な新譜がリリースされてるけどそれらすべてを差し置いてもトナリア「ワンダーランドを夢見てる」のことを今日書いておきたい。

 

と、その前に

朝食:あんぱん、コーヒー

昼食:豚肉とパセリと玉ねぎを炒めたもの、玉子豆腐、白湯

夕食:そうめんチャンプルー

 

 

[音楽]『ワンダーランドを夢見てる』トナリア

 

 

 

何の手段でもいいから兎にも角にも聴いて欲しい。本当に素晴らしいから。

Xでも「異様に難しそうな曲を綺麗に響かせるアンサンブルが凄い。都会的なんだけどシティ・ポップではなくアーバン・ポップという印象。喧騒も幻想にする1レイヤー纏ってる感じ。曲が似てるという訳じゃないけどシュガーベイブ「DOWN TOWN」に近い高揚感がある。」と書いたけど書き足りない部分を補いたい。

シティではなくアーバンといったのは都会ではなく都会的だからで、トー横とか具体名を出してしまうと誤解が生まれてしまうと思うけど、所謂シティポップにあるのは華やぎや煌めきで浮かれた都会とそれを楽しむゴージャスなんだけど洗練されたマインドというのが私の印象で、トナリアさんで描かれてるのはもっとその光の眩しさゆえに居心地の悪さを感じていたり居場所の無さを感じていたりそういう都会の裏面というか孤独さも加味していて、なので都会の周りや都会的なもっと路地裏だったり郊外を含む寂しさが紛れ込んでいる。それが現代的で、現在進行形でアイドルをやっている女の子の姿や心情ととてもリンクして感じた。リアルと言い換えてもいいのかもしれない。

華やぎがあってもその分だけ孤独の影や寂しさが寒色として差し色になってて現在のアイドルにおけるシティ・ポップの解釈のようなアップデート加減が素敵なのである。

だからこそ、アイドル界隈に留まらずもっと広い範囲で聴かれて欲しいと思っている。

それとこのリアルさを可能にしてるのはこの4人で、この4人の個性だからであって、この当て書きの物語は輝いている。この4人のために書かれた曲で、この4人のために描かれた物語というのが実感できると思う。

声のバリエーションの中に感情のグラデーションがしっかり表現として織り込まれているし、本当に良い声の4人だなと思う。

繊細で綺麗で、たまに綺麗すぎて怖くなる、取扱注意のようにいつも丁寧に聴いている。

本当に素敵な曲なので聴いてほしい。

おしゃれな気持ちになるのも素晴らしいなって思う。

コーディネートみたいに素敵な音を着て歩いてる気分。