2人のヒミツ /1/2/3/4/5/6/7/8
からの続きです。
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番組収録は、順調に進み最後にトークコーナーの録りが始まっていた。
「それにしても京子ちゃんって本当に、コロコロ姿変わるよな~。綺麗だし可愛いし大人っぽくて、17歳には見えん!今日出演してる中で1番年下とは思えないよ。おじさん惚れちゃったかも(笑)」
「加藤さん、それヤバイっすよ。加藤さんが手を出したら犯罪ですよ。敦賀くん京子ちゃん守ってやらないと!」
貴島秀人がそう言うと
「そうですね兄である俺が守ってやらないと。」
と言って、蓮は京子の右肩に手をやり自身に寄せた。その発言に、
「「「え?兄!?」」」と司会者の加藤と村雨&愛華が見事にハモった。
ざわめきが起きたが、その一方で貴島&百瀬逸美はブッと笑いスタジオ内に混乱が起きてしまったが、
「敦賀くんうまい!そうくるか~。」
「んん?どういうこと貴島くん。」
「いや実はね、俺が主演するドラマに二人が友情出演してくれたんですけどね。その役柄ってのが兄妹役だったんです。」
「あ!なーるほどね。ここで番宣タイムときたか!」
「ハイ。明後日放送される回には、敦賀くんと京子ちゃんも出ますので是非見てくださいね。二人の息のあった兄妹役も見物ですよ!」
番宣タイムも終わり、加藤が予定にはない質問をしてきた。
「兄妹か~。そうだな、もし良ければ皆の親御さんや兄妹がいたらどんな人なのか教えて欲しいな。」
その質問に二人は、内心ドキリとしてしまったが皆が答えたので、答えざるを得ない状況が生まれてしまった。
そんな中、加藤の元に何やらメモみたいなものが渡され京子に質問してきたのである。
「今スタッフからの情報で、キロノットに出演している弁護士の最上冴菜先生が京子ちゃんのお母さんだって言われたんだけど本当?鰐憲先生や藤堂先生も幼い頃からよく知ってるみたいだけど…ん?しかも歌手の不破尚くんとは幼馴染で、伯父さんが鰐憲先生ってマジか!?」
ええええ~~~!?
スタジオ内にどよめきが起きた。
「しかも、ほら!あそこにマネージャーさんと一緒に鰐憲先生と藤堂先生と最上先生がいるんだけど。」
加藤が指差す方向にカメラが動くと、3人と社マネージャーが映し出された。片桐弁護士は何故かピースサインをしている。
「あれ?いつの間に皆こっちに来てるの?やだもう片桐先生ピースサインなんかしてるし、恥ずかしいからやめて下さいよ!」
京子が赤らめて、片桐弁護士に話すと笑いをさらった。
「そう言えば京子ちゃん教えてくれたっけ。実は、軽井沢でのDM撮影時に、不破くんも軽井沢のレコーディングスタジオにいて泊まってるホテルも同じだったんですよ。それでいて不破くん、何かとよく京子ちゃんにちょっかいかけてきたんですよね。」
「俺も知ってますよ。彼とは物心ついた時からの只の幼馴染だって。教えてくれたよね京子ちゃん。」
百瀬逸美と蓮は、少し皮肉めいた感じで京子のフォローをしてきたので京子も平静を装い話してきた。
「ええ実はそうなんですよ。だから片桐先生も私の事をよく知ってるんです。藤堂先生も母とは、私が生まれる前からの長い付き合いですし。」
そう言うと、笑顔で3人に向かって手を振ってきた。
「意外な人と繋がってたんだね京子ちゃんって。じゃあ最後に、敦賀くんのご家族について教えてくれる?」
皆が敦賀蓮に注目している。それもそのはず彼のプライベートを知る者は少ない。あまり過去の事は話さないし家族の事などトーク番組に出ても殆ど話さないことからミステリアスめいていて、それでいて人気があるものだから同年代の同性の俳優からは嫌みがられている所もある。
そんな彼が、遂に過去や家族について話すのか?と固唾を飲んでスタジオ内にいる全員が待っていた。
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蓮くん、この難題をどう切り抜けるのか?
実は、この後語った内容によって、冴菜さんある確信を得ます。しかしそれは後に勘違いと判明するのですが、蓮くんはその勘違いを別解釈してしまい、キョーコと冴菜に自ら素性をバラす事になりますのでお楽しみ下さいませ。