2023.11.23 小倉唯MemorialLIVE2023 〜Tothe11'Eleven〜 | 超ときめき♡宣伝部を超宣伝するブログ

超ときめき♡宣伝部を超宣伝するブログ

ときめき♡宣伝部新規&超ときめき♡宣伝部最古参

普段ライブについて書くときは、記録に残すことを重視してまとめているのだが、今回はそれに加えて物語を書いてみたいと思った。11年前にソロデビューし、自分らしさを忘れずにひたむきに歩んできた声優・小倉唯の軌跡を、慣れ親しんだパシフィコ横浜のステージに描いた新たな挑戦を。

 
 
秋晴れの陽気と年末の雰囲気が入り交じる、海の見える街横浜に、2年ぶりに小倉唯が戻ってきた。駅を出てパシフィコ横浜の門をくぐり、裏口に回った瞬間に前哨戦が始まる。会場物販という、静かな戦いである。
 
 
 
 
今回手に入れねばならぬのは、カワウソくんとペンライトである。それから、ライブで使うであろうタオル(この見立ては当たった)、買わずに後悔したくないアクリルスタンド、そしてランダムのポストカードと缶バッジも。10時に並んで約1時間後、無事に手に入れることができた。ポストカードは3セットから交換で揃えたほか、缶バッジ(2個、これで合計11点)も交換で理想の絵柄になった。
 
 
戦いは続く。Empty//Princess.通常盤から向けられる眼差しには抗うことができない。みんなより一足先に、運命は自分の手で切り開く。唯賞こと販促ポスターをリュックからはみ出させ、堂々勝利宣言。その後もFC企画、パネルとフラスタの撮影と忙しく歩き回る。この慌ただしさはライブの直前にはあってはならぬものである。おかげで昼食はコンビニ飯になった(決してグッズ代捻出とは言わない)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
海を眺める間もなく、ひたすらエンカ相手を探し回り(会えなかった方ごめんなさい)、気がつけばライブ本編。昼夜でセトリがあまり変わらなかったので、両公演を縒り合わせて振り返っていく。
 
今回のライブは期待感をかきたてつつ、おしゃれな英文字が流れる映像から幕を開けた。ステージに現れた唯ちゃんが最初に披露したのは「Love∞Vision」。ライブといえば一般的には盛り上がる曲から始めてボルテージを上げていくものだが、あえてこの曲のしっとりした美しさを最初に見せた意味を聞いてみたい。個人的には、この後の楽曲のかわいらしさを対比的に際立たせるためだと思っている。
 
 
そして続くのが「FUN FUN MERRY JAM」「Merry de Cherry」。この2曲は当然この場所で作ってきた思い出の象徴だろう。前者はアルバムの1曲目、後者はアルバムの11曲目なのは何の因果か。どちらも小倉唯楽曲の中でも特にピンクが似合う曲だが、あえてトロピカルな衣装に速着替え(速すぎて見えなかった)して歌うのも、元気をもらえるので良い。ちりばめられたハートと合わさって、唯ちゃん本人の輝きをさらに引き立たせている。
 
 

声優グランプリさんの記事から画像埋め込み←今回初の試み)

 

「トキメキWeekend!」は、とにかくかわいらしい曲ながら、推し活という目新しいテーマで飽きさせない。ライブ映えする素敵な楽曲を手に入れることができたのが、今回のライブで重要な収穫の一つであった。週末じゃなくてもときめかせてくれる唯ちゃん最高。
 
Yui's*company って軍隊ですか?とそんな感想を抱かせたのが「Baby, Baby, Baby♡」。コールを入れるタイミングが難しい楽曲だが、古のオタクは訓練されている。寸分の狂いもなく、若干の恐怖すら感じる完璧さには、唯ちゃんも絶賛。
 
ここで幕間映像「DOCTOR-XI」、元ネタがあるとはいえ、知らなくても楽しめる内容。しいたけを調理「いたしません!」とフラフープの軽やかな身のこなし、ドラマを意識した演技(特にドヤ顔)がイチオシの場面。あと個人的には冒頭の背中伸ばしてるシーンも好き。そしてバルーンアートで作る白い花が次への伏線となる(これは最初から気づいてた)。
今回のライブの目玉である、ピアノの伴奏による歌唱は初めてのチャレンジ。まず「白く咲く花」、この曲は大学卒業の文脈、すなわち過去を振り返る際に語られることが多い楽曲であった。(そして当時の小倉唯を見て笑顔になっては、自分の大学時代を重ねようとしてトラウマが蘇るのだ)しかし、今回のパフォーマンスは、唯ちゃんが当時目標としていたであろう、試練に立ち向かいつつ芯があって美しい女性になった姿を見せるものであった。白く咲く花というのは、自らを信じて歩み続け、今ステージの上で輝く、小倉唯その人の暗喩である。
本公演を象徴する名パフォーマンスに心震えるうちに、ピアノの美しくもささやかな音色に支えられて、しっとりとした歌声が会場を満たしていく。シンプルにまっすぐな歌声に想いを乗せて響かせるのは、本業が声優であるという原点に立ち返るもので、今回新たにチャレンジした演出だったが大変よかった。
 
甘い歌声に気持ちを込めた「ショコラ」。今は唯ちゃんかわいいの一筋でいられるけど、もし唯ちゃんが「恋の味」を本当に知ってしまったならこの曲はどんな気持ちで聴けばいいんだろう。今年は声優の結婚の話をよく見かけたが、今この瞬間を大切にしなければと思う。
 
 
ぴあエンタメ情報さんの記事から画像埋め込み)
 
今回が初披露となった、昼公演「慈しみカンパニュラ」、夜公演「アステリア」は今回の予習不足枠(そんな枠を作るな、セトリ見て曲名を知るのはダメ)。青系統の衣装が唯ちゃんの神々しい美しさを引き立てていて、ステージ上でのオーラがすごいと感じた。「Tomorrow」もメッセージ性が強い楽曲で、それを唯ちゃんの一生懸命な歌い方で聴けるのはエモい。
 
ピアノコーナー最後の楽曲は「Future Strike」、マジでオタク元気になり過ぎ。まあアップテンポで沸くのはわかるけど。かっこいいダンサータイムを挟んで、ダンスコーナーこの一曲に懸けた初披露の「Precious.」は衣装の隙間から見える肉体美(変態的な意味ではない)に見とれる。あの激しいダンス踊りながらの生歌はハードルが大気圏を突き抜けている。
 
 
音楽ナタリーさんの記事から画像埋め込み)
 
幕間映像の後半はチャレンジ企画の続き。バラエティーに富んだ中身だが、特に生魚を怖がる唯ちゃんがかわいかった。失敗してしまった5分で泣くチャレンジのリベンジをしたいので、白く咲く花のライブ映像お待ちしております。最後は箱を開けて出てきたバスケットボールから次の曲に続く。
 
アニメ「ロウきゅーぶ!」から8年前にもここで披露された「ともだちピンク」。まさに一昔前のアニソンといった感じの曲だが、今なお歌いこなせるのはさすが。ライブの中盤は表現者としての成長を示す時間だったが、ここにきて特徴的なかわいらしい声を生かした楽曲が並ぶ。最近流行のアニメ「推しの子」から「サインはB」、この曲は歌だけでなく振り付けが唯ちゃんに合っていて、スーパーソロアイドルとしてのステージを作り上げていた。ピンクのフリルに黒のリボンが飾られた衣装もぴったりだった。
 
 
リスアニ!さんの記事から画像埋め込み)
 
いよいよ締めくくりに向けて定番の「Honey♥Come!!」「Baby Sweet Berry Love」を投入。この辺は改めて何か語るようなところではないが、ラストに向けての布石であることにまだ気づいていない。そして「Empty//Princess.」、プロデューサー小倉唯のアイデア光る、画期的なセトリである。はしゃいで楽しいだけでは終わらせない、一転して情感を乗せた歌声で推し沼に突き落としていく小倉唯さん、好きです。
 

 

アンコールは昼公演「Charming Do!」、夜公演「Tinkling Smile」から。今回のセトリは過去のパシフィコ横浜での公演を意識しながら組んでる気がしますが、特に🍓と🍒の披露曲が多いですね(あえて絵文字の表示チェック)。#Re♥LOVEcallの楽曲だけ入っていないのは謎。MCでは昔のことを思い出したか演技なのか、どことなく幼げな印象を抱いた。
 
大半のオタクが忘れていた写真集の続報やツアーのお知らせ(規模感だけでも知りたい)もあって、いよいよ最後の楽曲「秘密♡Melody」へ。アンコールの衣装がメイド風ゆえにこの曲が最後なんですね、どっちが先かは知らんけど。座席が良くなくて間近で見られなかったのは心残りだが(唯と結婚ばっかり言ってるせいで運営に目をつけられたか)、遠目でも唯ちゃんに衣装が馴染んで、完璧に完成された姿だった。
 

 

こうして、様々な角度から見せる唯ちゃんの綺麗さを感じたライブが終わってしまった。余韻に包まれながら会場を出て、ふと前を向いてみる。横浜の夜景の先には何が見えるだろうか。きっと冬の寒さを感じないくらいに暖かい社員総会が待っているだろう。迎える春にはさらに進化した唯ちゃんのライブがあって、夏にはゆいかおり復活の一番熱い瞬間がやってくるはずだ。想いを重ねて四季は巡り、やってくる来年秋のツアーで、私たちはどんな景色が見られるのだろう。これからの小倉唯と共に歩む期待を込めて、この言葉を叫びたい。
 
「小倉唯しか勝たん!!!!!!!!!!!」
 
 
 
Next Yui's Hint: ライブBlu-ray