70代まで現役を努めた女性社長は
あと数年で90歳
名実ともに素晴らしい
介護休暇の愛息子
80代終盤女性の
本気の終活
階段で息切れを訴えたヒトの
染色体はXY age35
彼の歩調に合わせて、しばらく一緒に歩いた私は、彼自身の言うCOPD(慢性閉塞性肺疾患)との自己診断は遠からずなのだろうと推察したが、
求めに応じて、数十メートル逸れる程度のコンビニに案内しようにも、「もっと近いところに自販機でもないですか?」と言うほどに
平地さえも、ひたすら歩きたくない
その理由はなにか。。。
道中、横揺れ歩行の彼が
コンビニに向かう後ろ姿は
さて、皆さん、自分の歩き方をみたことはありますか?
「歩くときに横揺れしている」
「歩くのが遅いな〜」
歩くときの横揺れは中臀筋の筋力低下が原因かもしれません。
立つ・歩く時、もちろん走る時、様々なスポーツのシーンでバランスよく動く・できれば快活にスピーディーに動くことができることが理想です。
様々な動きの時に身体・特に骨盤周りを安定させ、良い姿勢・良いフォームをキープするのに大事な筋肉の一つとして中臀筋が大きな鍵を握っています。
適材適所で中臀筋が力を発揮してくれることで バランスよく立つ・早く歩く・機敏に動く・高く飛ぶ・・・・ という動作が可能になります。
もし、歩くスピードが遅いということが気になる方は気をつけた方がいいかもしれません。
歩くスピードが遅くなるだけでなく転倒もしやすく、腰痛・股関節痛にもなりやすいのです。
「とりあえず一旦預ける」
「こちらから関係を築こうとは
思わないでください」
上司たちの進言を噛み締めながら
向かうフロアは6階だったから
私は彼に、こう訊いた。
「腰痛はありませんか?」
彼が「いまは、ありません。」と答えたので
「類の既往はありますか?」と
さらに訊いたら
「以前、腰痛で受診したときにヘルニアのきざしかもしれないと言われたことがありますが、ここ数年ははとくに強い腰痛はなく、足のしびれを経験したこともありません。」と答えた。
だから
「私達はここに職務で訪れたとき、エレベーターは使わないので今日も私はそうしますけど、
身体的な事情がある場合は、もちろんその限りではないんですよ。なので
そこに該当するなら、あなたはエレベーターを使ってください。待ち合わせは、6階のエレベーターホールです。」 と伝えた。
すると
「それはないっすよ〜」
とおどけた笑いで返してきたが
それはないとは
なにがないのか。。。
わからなかった私は
「腰痛がないから、エレベーターを使う必要はない、ですか?
それとも、
エレベーターを使わないなんて、ありえない、ですか?」
と、「それはない」
のパターンを挙げたところ
「いゃ、今はべつに腰は。。。」と言って階段に向かったので
「それなら、私は私のペースで6階まで昇ります。あなたは、息をきちんと吐きながらあなたのペースで昇ってきてください」と伝えた。
COPD 慢性閉塞性肺疾患
それぞれのペースで
6階までの階段を昇りきり
彼の呼吸が整ったあと案内カウンターに声をかけたら
職務に関する詳細情報が入力されたパソコンを2台与えられたので、彼に1台を渡した。
該当箇所だけが閲覧できるパスワードを入力し、タブをいくつか指定して
メモをとらずに大要をつかむように言った。
パソコン操作が得意で
読書を趣味とする彼は
「それは、大丈夫です」と軽く笑顔で答えたが
数分後、私に自分のパソコン画面を向けて、「これは、無理ですよぉ〜」 とタブクリックとスクロールを繰り返しながら、「読みきれませんよ。情報量が膨大です」と言った。
「読めますよ。個人データのメモはとらないので。読むだけですから」と答えたら
「まこさん。。。これね」
と勢いよくスクロール操作をしてみせ
「こんなに長いんですよ」と言ったが
それは、職務遂行にあたって別に困るようなことではなく、かつわかりきったことでもあったので
「これまでの経緯は、すでに知っていますよね。私達、あらかじめ情報をもらっていますから。
つながらないところだけ、ここから読み取ればいいんです。
日付やデータ値の詳細はいりません。わからない用語があって理解がすすまないなら、その用語だけ私に聞いてください。調べる時間はないでしょうから」と答えた。
それを受けて彼が
「効率が云々」「時間が限られている」ことを理由に、タブごとに分担して読み取ることを
私に提案したが、
共有できない相手と分担するほどの無駄な時間と労力が、その時の私のスケジュールにはなかったので、
理由はあえて言葉にせずに
却下した。
隣合わせで互いの作業に没頭しつつ、彼からの不満と苛立ちを感じとり、それは不安や自信のなさからの反動なのかもしれないなどと勝手に推し量りながら
数日前、別の職務で彼とペアを組むよう指示を受けたアラフォー女性が、挨拶がてら彼に声をかけたとき
「あんまりいじめないで下さいねぇ。」と言われたと、困惑と不快の間の心的状態を吐露していたことを思い出し
目にもとまらぬ瞬撮無言スクロールのその姿勢は、数日前よりマシになった結果なのだと思うことにして、放っておいた。