家に帰れよ。
親父に殴られなよ。
20歳を過ぎたのか?
それなら親は関係ないから
そのまま出頭しろよ。
誰が、どう聞いたって
穏やかじゃない話の
盗み聞き
聞いてはいけない。
そう思いながら、耳が離せなかったのは??
高校生だった私に
怖いもの見たさの興味本位
そんな気持ちがなかった
わけではないと思うが
ほんとの本音を思い返せば
弘田さんの話術に惹き込まれていた。
ようにも、思う。
電話の相手は??
警察から逃げ回る
気は弱いけど力はあるのか?
恐喝犯
この恐喝犯とは、
一体誰だったのか。
その者と、弘田さんとの関係は??
それは、今もわからないままで
そして未来永劫
解き明かせない事柄でもある。
「わからないことを、わからないままにしないことが大事。」
「質問ができないのは、わからないことがなんなのか、それがわからないからだよ。」
どちらも正解と思うことも多いが
どちらも不正解 そんな場面も稀にある。
高校生まこは、すでに知っていた。
世の中には
「わからないままでいい事柄」と
「してはいけない質問」がある。
なんで出頭したくないんだよ?
弘田さんは、わからないから
聞いたのか?
ちがうちがう たぶんそうじゃない。
あれは、疑問や質問ではなく
発問※だったのではないか。
そう思うのは、今だから??😅
※学んでほしいこと,わかってほしいことがあって,相手の思考を働かせるために発する問い
示談にしてほしいなんて、
俺が頼むことはできないよ。
俺はお前の親でもないし
相手の親でもない。
相手がどう考えるかなんだよ。
馬鹿なやつだよなぁ。ほんっと
頭も気も弱いやつなんだよ。
弘田さんと恐喝犯とのつながりが
どこにあったものなのかはわからない。
けれど
弘田さんに助けを求めた
気の弱い恐喝犯
そこにあるのは、なんの因果か
信頼関係?
お前を助けて、どうするんだよ。
お前は、
誰がどう見たって加害者なんだよ。
「助けてと言える人、言える相手がいる人は、それだけで、十分強い人なのだ。」
精神科医 川村 則行
「他人の援助が、人を救うのではない。
『援助してくれる人がいる。』
そう信じる心が、人を救うのだ。 」
どこで聞いたか忘れた言葉
親ではないから、言えたのだろうか。
出頭しろよ。
親ではないから、言えないのだろうか。
示談にしてやってくれ。
加害者も、被害者も
どこかの誰かの大事な子ども
成人したって、そうなのだ。
お前は、加害者なんだよ。
あんなに優しく
こんな言葉をかけられる。
そんな大人は、そういない。
人間力 教育力 責任 愛情
ぶん殴って 大金巻き上げて
金を返せば済むなんて、
学習させちゃだめだ。
世の中には
「親だからこそできること」と
「親じゃないとできないこと」が
存在するが
「親じゃないからできること」も
あるということなのだろう。
大学時代はあんまり勉強しなかったけど
マーケティング論は、結構好きでさ。
うちの女房は、あのとおり感情的な人間だから
論理も、根拠も、分析もなかったと思うよ。
だけど夫婦って、結婚って、家族って、家庭って
それでいいんじゃないかなと思ったり。
習ったことを忘れたあとに
残っているもの
それが教育
マーケティング論第一人者
商学博士 村田昭治
キャスト
弘田 角野卓造
脱毛はないが近藤春菜でもない
弘田妻 木の実ナナ
エキゾチックさをひいて
芸能オーラをなくす
監修・協賛 きみあきさんブログ