2回目かつ、今年最後の更新です!
皆様、今年も拙ブログにお越し下さり、本当にありがとうございました!
既述の観劇回数と反省点に述べた通り、私的には、さほど不満はない宝塚観劇イヤーでした。
しかし…
禊は年内中にというわけではありませんが、年の瀬に降ってわいたこの事を書かずにどうしても年は越せず、挨拶がてら、今年最後にお見苦しい記事を上げることを先ずお詫び致します。
(下書きを数日前からしていましたが、名ブロガー様と、所々被ってる面があって…パクってるって思われやしないか、心配(汗))
言わずと知れた、原田諒氏のことです。
原田氏…早い段階で外部の演出されて、読売演劇大賞とかの賞の常連になったりして、スタッフも外部の方たくさん使うし、外部とのコネ作りに余念がなさそうだ、実績積んでいつか辞めるつもりかな?と思っていたら、こんな結末になるとは…
セクハラ?パワハラ?
文春砲の記事が全て事実なら、反吐が出そうだし、この10年、原田氏の作品で楽しんだ記憶あるものとして、楽しんだ歳月、時間を返してくれ!という気持ちはある。
しかし、問題は原田氏だけの話ではない。
はっきりいって、ほとんど表沙汰にならなかっただけで、それこそ発足時から宝塚にはあらゆるハラスメントがあった筈です。
上層部→スタッフ
上層部→生徒
スタッフ→生徒
上級生→下級生…
もうすぐ卒寿なあの方も、鬼籍入られたあの方もこの方も、ベテランスタッフもOGも、皆胸に手を当てれば心当たりあるのでは?
ただ、加害者も被害者も皆、その自覚がなかった。加害者側なんて、悪気すらなかったと思う。
被害者ですら、「そんなものだ」もしくは「自分が出来ないから、悪いから…」だった。
大地真央女史のCMの決め台詞に「そこに愛はあるんか?」があります。
スタッフ(上級生)は「良かれと思って」、生徒(下級生)は「私の為を思って」という気持ちでやってきていたと思いますが、その時のそれが果たして「愛」なのか「ドーパミンが出る愛のようなもの」かどうなのか、正直、私には何とも言えません。
ただ、双方の間でどんな呼び方であれ、通じ合い、完結しているのなら、とやかくも言えないのでしょう。
「後々の世代も、全く我々と同じ筈。変わらず続くべき」と思い込むことこそが、問題なのかも…と思ったりします。
ともあれ
世の中が変わるにつれ、人々の意識も変化し、「ハラスメントは『人権侵害』である。あらゆるハラスメントは断固許すまじ!」の気運が日本でも高まってきました。
ここで好き勝手書いている私ですら、何が地雷になるか分からない、滅多なことを口に出せない、勿論、むやみやたらに距離近づけず…と、一応これでも気を遣う日々…
お陰ですっかり、コミュ弱になりました(苦笑)
私より年下世代の原田氏達なら、もっとそうした気運、空気に敏感だろう…と思っていたら、そうではなかった事に愕然としました。
被害者を加害者に紹介し、問題発覚後、親御さんに「セクハラって、言葉だけでしょ?彼(原田氏)は才能あるんだし、大ごとにするな」と電話したという真矢ミキ女史も、事実なら残念です。
宝塚において、演出家はかなり権力があります。
黒いカラスも、上級生が「白だ」と答えたら「はい、白いです」的な上下関係を徹底的に叩き込まれる宝塚では(最近は、若干緩めになっているみたいですが)、例えトップや大ベテラン専科の立場にいても、スタッフの方が立場は上です。
そのスタッフが自分より後に入った若輩者だろうとも、「先生」「生徒」と呼び合う宝塚では丁重に接します。
先生、先生と持ち上げられ、目が眩んでしまったか?いや、他の方々は「最早、時代が違う」と自制心働かせているみたいだから、原田氏本人の元来の人間性の問題なのか??
このハラスメント、もっと早い段階から、小さくても問題が表面化していた筈。
(美園さくら女史ヘの歌劇の贈る言葉、印象に残っています。かなりパワハラ受けたろうことは想像に難くないですが、それでも贈る言葉を依頼する、美園女史…柳みたいにしなやかな方なのか?でも現在、メンタルヘルスの研究されているし、やはり思う所あったのか…?)
立場が最弱な生徒さん方は、声を上げにくい。
ならば、同僚や先輩スタッフが諌められなかったのか?「言い過ぎ、やり過ぎだぞ。録音されてたらどうするんだ?」位の忠告でも、ある程度の抑止力になったのでは…
まぁスタッフが諌めたとしても無駄か、上層部がこんな見解出すようでは…
これはいかに?
原田氏「あいつ、もう要らねーから切っといて」
製作部長「了解」
のこと?
それとも
総務部長「お願いだから、文春には売らないで」
のこと?
本当に事実じゃないなら、我々にも分かるように即刻、文藝春秋社に抗議して下さい。
寺田瀧雄氏の件
96期裁判の件
を、日にち薬使ってうやむやにし、今やなかったこと扱いしているのを見てきている身としては、事実だろうとしか思えないんですが(-_-)
根本的な問題として、自浄作用が前々からなっていない。
(上が電鉄出向者ばかりで、すぐ異動していまうからか?)
劇団の声明をスクショしたのは、年明けたら、すぐ消してしまうだろう…と思ったからです。
ファンにこのような不信感持たれてることを、「恥」と思って下さい。
そして、問題が起こらないよう全力を尽くし、それでも問題が発覚したら、速やかに公表し、断固たる態度と再発防止対策を発表し、実行する組織にいい加減なって下さい。
未来ある、若い方々を守ってもらいたいです。
…今、猛烈に阪急電鉄の就業規則を読みたい…人事部の方、記事にしないので、ハラスメント面の所だけでも教えてくれませんか?(苦笑)
原田氏…自業自得とはいえ、今頃惨めな気分でいっぱいかと思います。
でも、そんな気分に浸ってる場合ではない。
人生やり直したいなら、そして、今までの自分の作品を救いたいなら、己の過ちを悔い改め、助手の方や生徒OGに速やかに許しを乞うことです。そこからスタートして下さい。
流麗だけど、うわべだけの謝罪文だけで済まさずに。
前記事の「不始末しでかした方の作品まで、罪はあるのか?」は、今は感情の整理が難しく、明快な答えが出ないですが…
(明日も、寺田氏メロディーは流れます。劇団はキッパリハッキリみたいです(苦笑))
最早、純粋に楽しく見返せないにしても、やはり朝月希和女史のラストや、轟悠女史の別箱の数々がお蔵入りになるのは忍びない。
残された映像は、素晴らしい舞台を観客に届けるべく奮闘した演者やスタッフの記録でもあるのだから。
さて、今回の騒ぎに幻滅して宝塚から離れる方もいるかと思います。
私?
見ますよ(苦笑)
「綺麗な世界の、汚い現実」を幾度さらけ出されようと。
だって、1度離れて後悔したもの…スターの若き日を見逃したことに。
なんて、もったいないことを!でした。
(セコさは筋金入り(苦笑))
私が死ぬのが先か、劇団の終焉が先か?勝負じゃ!
そんな心積もりですよ。
今回の騒ぎも、日にち薬が効きだして、5年10年経ったら「いつまで過ぎたことをグチグチ言ってんだ」となる方が出てくるでしょう。
私、死ぬかボケるかするまで、いつまでもグチグチ言いますよ。劇団が隠蔽体質変えない限り(苦笑)
そういう訳なので、来年も頑張ってチマチマ労働して、宝塚見て、絶賛と文句ない交ぜブログを続けようと思います。どうぞ宜しく!
よいお年をお迎え下さい!
(長々駄文、改めてお詫び申し上げますm(_ _)m)