雪組「fff」の私的感想その2(引き続き閲覧注意) | たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

恐らく、殆ど大部分宝塚の話になると思います^_^;
ごく稀に日常とか…

登場人物についても、私見バリバリ!



ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(望海風斗)…

天衣無縫だったモーツァルトですら、ハラハラする頑固偏屈さ(←ボヘミアのシーンに注目)
恋は報われないし、聴力も…これだって、「這いつくばる役」よね(汗)
だから、本当にこうした役を望海嬢が希望していたのかは疑問だけど(宝塚好きだから、王道ものやりたかったのでは…)、ラストの力業は望海嬢あってこそ、だったのも事実なんだろうなぁ…
「俺の音楽を聞け~!」これ即ち、「私の歌を聞け~!」
…ありがたく拝聴致しましたよ…ハイリゲンシュタットの遺書、圧巻でした。勿論、ラストも。
ピアノもお上手でしたよ(。-∀-)



謎の女(真彩希帆)…

正に「謎」。こんな難役、今までにありました??
(配役発表の時、「補聴器の擬人化かな?」とか予想していた(笑))
…私だったら、どう演じたら良いのか分からなさすぎて、ノイローゼになるわ…私より若いのに、自分なりに考えていて、感心でした。
夫婦漫才もテンポ良いし、歌は言うまでもないし…
ネタバレになるから、あんまり言えない…でもこれは言いたい。家事力高い!(笑)
でも、基本仏頂面、衣装はどれも、気の毒…後半の黒衣装とか、金髪のモナリザだし(汗)
ラストの白衣装でようやくヒロインらしかった(*_*;


ナポレオン・ボナパルト(彩風咲奈)…

精悍な英雄ぶりでした。抜群のスタイルに軍服が映えて(*´-`)
そして、「眠らない男」の衣装が再活用されていて、良かったなぁ…と思いました(笑)
ただ、台詞聞き取りづらい…(汗)
ロシアの夢のシーンのナポレオンは、ベートーヴェンの理想的ナポレオンだったのかなぁ…
短いけど、彩彩の2人で芝居のやり取りあって、私得だった…お互いがお互いを高みに引き上げられる関係性だったと思うのに、これが見納めなのが悲しい(´Д⊂ヽ




ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(彩凪翔)…

ベートーヴェンからもナポレオンからも「真の人間」と崇拝されるモテ男(笑)
(でも、ベートーヴェンは理想押し付け男だから、すぐ失望するけど(汗))
そして、預言者か?って位、ナポレオンやベートーヴェンにズバズバ物申す、知の巨人。
見た目若いから、貫禄が薄めなのが残念だけど
美しいから良いや(笑)





他、印象的だったのは

モーツァルト(彩みちる)
ウェルテル(諏訪さき)

でした。彩嬢は芝居上手くて、諏訪嬢は美味しかった。


後はねぇ…

この芝居、ベートーヴェンがあまり周囲とやり取りしていないから、周りの印象がどうも薄くて(汗)

謎の女は、ベートーヴェンとしかやり取りしないし、ベートーヴェンは殻に閉じ籠りがちだから、ボンや宮廷の人々とは、ちょっとしかやり取り無いし…

「良き親友」な朝美絢嬢とか、もうちょいどうにか出番作れなかったものか…って思ったし、夢白あや嬢はまだ「お客様感」あったし、せっかく一樹千尋嬢が客演しているけど、もったいない感じだったし(@_@;)

本来、ロールヘン(朝月希和/星南のぞみ)とか、通しでもいけそうだけど、少女役と大人役と細分化した結果、役増やして…うん、配慮だな( ̄▽ ̄;)




ところで

上田久美子女史が、学生時代バイトしていた音楽喫茶って何処だろう?出町柳の柳月堂かなぁ…

ともあれ、コロナ収まったら、ここでベートーヴェンを聞こうと思います…