エドガー・ポーツネル（明日海りお）
完璧…ただただ、完璧…漫画のエドガー、そのまんま！
しかし…見た目完璧だと、それしか語られない危険性をはらみますね(汗)
ちゃんと、役も作ってきてるんですよ！
バンパネラになる前のまだ普通の男の子らしさ、バンパネラになってからだんだん身に付いていく酷薄さ、シニカルさ、孤独感…
そして、メリーベルへの愛情…全て繊細に緻密に表現されてました。
明日海嬢…ギィに続く、オリジナル当たり役が出来て良かった(*´-`)
ラストクレーン…本当に夢みたいでした。植田紳爾氏みたいな失笑起こらなくて良かった(苦笑)
でもあの場面、命綱無いように思うんですが…大丈夫？(゜゜;)
アラン・トワイライト（柚香光）
大人の男を演じると、まだ巧みさはないと思いますが…その拙い面が、今回は生きたなぁ…と感じました。
「ノクターン」でも思ったけど、思春期役、似合うんですね…がなりがちな台詞も、男の子なら「あるよね～」ってなるし(^_^;)
しかし、男の子役ばかりって訳にはいかないので、精進してほしい…
歌も、台詞は聞き取れるけど、歌になると聞き取りにくくなるのはどうして？聖書の一節の歌シーン、頑張れ！
シーラ・ポーツネル（仙名彩世）
上手かったなぁ…見た目も漫画寄りに作り上げてたし、臈長けた貴婦人の内面も、バンパネラ前の人間らしさ→バンパネラ後の妖しさ…と巧みに演じ分けていた。
クリフォードに刺されて、顔面蒼白になった所が一番綺麗だった。
歌は、説明台詞の歌多くてあまり酔えない中、ゆうるり…の子守唄は聞き惚れました(￣ー￣)
メリーベル（華優希）
出てくる度に、「可愛い～(*´∇｀*)」になる(笑)やはり、可愛い娘役は見ていて幸せ！
声は案外、大人なんですが…
でも、エドガーに助けを求める「エドガー！エドガー！」の叫び声…上手く悲痛さを出せていて、今後が本当に楽しみ！
歌はもうちょい、頑張って…
フランク・ポーツネル（瀬戸かずや）
超絶ダンディ！シーラが人間止める決意持つのも分かる(笑)
エドガーに手を焼きつつ、見守る父性もきちんと出てた。
ゆうるり…の歌で普通に上手い…と思ったら、後の歌とかは通常運転(汗)
何でだ？と考えたら、仙名嬢が高みに引っ張りあげてたんだなぁ…と思い至りました(*_*;
ジャン・クリフォード（鳳月杏）
ジェインとの婚約披露シーンで思わず、「足長っっ」って呟く(￣▽￣;)
しかし…鳳月嬢は誠実さが滲み出るんですね…なので、クリフォードのゲスさが薄かった(汗)
老ハンナ（高翔みず希）
やはり、消滅シーンは見事だった！だから、何でメリーベルやポーツネル夫妻の消滅もあんな風に出来なかったんだ！(ノ-_-)ノ~┻━┻となりました…
メリーベルの消滅で再び出てきて、メリーベルお姫様だっこ…老ハンナ、力持ち！(笑)
大老ポー（一樹千尋）
少ない登場シーンで、半端ない存在感ですね…威厳アリアリ！
やはり、実力＋年の功という面はあるので、こうした専科をもっと増やしてほしい…
通しの役が少ないので、後の方は色んな役してますが、その中で印象的だったのは
カスター先生（飛鳥裕）…集大成で、重厚感ある演技
ブラヴァツキー（芽吹幸奈）…憑依シーンでの熱演と歌唱
ビル&ハロルド（天真みちる）…バンパネラに恨みを持つ農夫と、俗物なアランの伯父の巧みな演じ分け
ですかねぇ…後、村の子供とパブリックスクールとギムナジウムの学生、そしてエドガーズ…といった、祭り状態な若手花男達(笑)
フィナーレ
いつもは2番手格が下手せりあがりだけど、柚香嬢はラストまで出ずっぱりなので、今回は仙名嬢…瀬戸嬢と鳳月嬢従えて踊るも、歌が耳に残らず(汗)
ロケット
娘役は舞空瞳嬢が目立つ。男役は亜蓮冬馬嬢がやたらスマイリーで、こちらもついニッコリする(笑)
明日海嬢、娘役従えて踊る→男役従えて踊りハケて、柚香嬢以下、男役群舞
EXILEみたいなダンス…こんな中途半端じゃなくて、植田氏みたいにヨーロッパ原作芝居→ラテンフィナーレ（オルフェウスの窓）位、突き抜けたら小池修一郎氏を少し見直したかも(苦笑)
とはいえ、花男は皆ステキ…柚香嬢や高翔嬢は、舞台メイクの関係上、若干色白いけど(￣▽￣;)
デュエダン
エドガーとシーラが踊るとか…との声もあるようですが、1789でロナンとアントワネットが踊るのを見た者としては、これくらい無問題(苦笑)
タンゴチックなダンスで、大人な雰囲気だった。
パレード
エトワールは城妃美伶嬢…悪くなかったけど、退団する菜那くらら嬢に花持たせられないかい？
華嬢が瀬戸嬢と一緒に階段真ん中降りで、「日の出の勢い」という言葉がよぎりました(^_^;)
小池修一郎氏作品のフィナーレ…構成に代わり映えないわ、退団者の配慮ないわで楽しくないけど…このフィナーレはもう一度見たいかも(苦笑)