雪組「幕末太陽傳」の私的感想(未見の方は閲覧注意) | たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

たからづかを愛していた▪タカラヅカを愛している▪宝塚を愛していく…多分

恐らく、殆ど大部分宝塚の話になると思います^_^;
ごく稀に日常とか…

見てきました!

…思いっきりネタバレになるので、観劇予定の方は観劇後の閲覧をお勧め致します…






…私は見終わった後、猛烈に腹立てながらカフェオレを飲み、おやつを食べていました(苦笑)

何故か?

・プロローグの語り…映画と同じだけど、映画と違って幕末の背景なので、封切り当時(昭和30年代)の品川について語っている語りとちぐはぐに…しかも、舞台上に人が多くて、その人達を見るのに集中してしまうので、語りを聞いていない人多数…と思われる

・和装なので危険なのはわかるけど、登場人物の生命力と躍動感を表すのに相模屋の階段が効果的だったので、舞台での階段不使用が残念…従って、おそめとこはるの取っ組みあいも、ちんまりしたものに…

・「死」がもっと身近だった幕末…ままならぬこの世を笑い飛ばしながらも、映画版から感じられた「死」への恐れと、それに対する抗い…の表現が薄かった


…まぁ、これらはちょい残念…レベルで、演者の熱演が残念を遥かに上回っていたので、ラスト近くまで楽しく見ていました。

が…

ラストでがっかり…

おそめと旅立つ佐平次…宝塚版のラスト…


この期に及んで、ちぎみゆ?さんざん見せてきたでしょう??

ラストまでちぎみゆ売りなら、何でこの作品を選んだの?企画出した時点で、トップコンビの退団は内々で分かっていたんじゃないの??

これが「めぐり合いは再び」みたいなオリジナルなら、ラストまでちぎみゆ売りだろうなぁ…と私も割り切って見たのに…

あえての恋愛色抜きで、純粋な芝居巧者対芝居巧者の演技対決が見られるかも!と、結構期待していたし、実際途中までは楽しく見ていたのに…

…宝塚ファンでない邦画ファンはこのラスト、どう思うだろう?割り切ってくれてるかしらん…



…と、くろーい感情が渦巻いて、非常に消化の悪いことに…(苦笑)


これ、時間経って、大分頭冷えた状態で書いてます。直後なら、もっと吠えてたと思う…

で、頭冷えたので、また見てみよう…という気になっています(苦笑)

悪いところばかりではない、初めて見る方でも、きっと映画版より内容すらすら入ったと思うし、安定のテンポ良さとまとめ具合だったし、音楽の使い方が斬新(タンゴだったり、クラシックだったり)だし…

ラストががっかりだけど、ショーががっかりを帳消しにする楽しさだったし、何より素晴らしい演技の方が複数いたからです。

演出はもう仕方ないので、今度は演者を改めてしっかり見たいです。SS席はありがたいけど、俯瞰して見るには向いてないんですね( ̄▽ ̄;)


その演者感想は次回に!