定食屋を出、10号線を走り始める。
仙台へ向かう6号線より交通量が少ないから走りやすいだろう、
という目論みは見事に外れた。交通量は多いし道は狭いし悪い。
こんなことなら交通量が多くても道の広い6号線を通るんだった
・・・・・。
・・・・後悔役に立たず
(後悔しても、その後悔が活かされるチャンスは少ない。
チャンスがあったのなら、それはむしろ幸運ともいうべき
状況である。198263作)
排気ガスにまみれ悪い歩道をガッタンガッタン走っていると
、昨日までの首、肩の猛烈な凝り、腿付近の張りと筋肉痛
に加え、左足の膝が痛くなってきた。
これには凹んだ。本格的にガタがきてるな・・・・。
平坦な道はまだいいが、登りになると膝に力を入れないわ
けにも行かず、一漕ぎごとに痛みにおそわれる事になった。
これが旅の重さなのね・・・・・。
病に倒れた少女のように、僕は力なく呟くのだった。
仙台付近は道が悪い(全ての意味で)上に、ゴチャゴチャ入
り組んでいて、非常に分かり辛い。これだから都会の道路は
嫌いなのだ。
仙台空港近くでは、誇りまみれのトンネルを永遠一キロ走ら
された挙句、それが間違いだった事に気づき再び戻らされる
という哀しいミスもあった。
これが旅の重さなのね・・・・・。
(2回目)
(自転車旅をする者にとってトンネルは過酷な場所である。
迫り来る大型トラックの轟音、吸い込まれるような風圧。その
威圧感は凄まじい物があった。おまけに埃が舞い、空気も悪
い。歩道があればまだマシな方で、半分のトンネルでは車道
を走らされたのである・・・・・)
涙目で呟く。俺のミスだけどよォ。シクシク。
こんな精神状態だから、阿武隈川を渡った時なんて何の感慨
も無かった。利根川ではあんなに喜んでいたのに・・・・。
2時間もガタガタの歩道を走り続けていると、仙台と緯度的に
並ぶ蒲生に着いた。
・・・・一応喜んでおくか。
体痛いなぁ・・・・・・。
まだ20キロもあるよォ・・・・・。
膝も痛いし、ちょっとした登りでもキツくなっていた。
道路は工事箇所が多く、歩道が使えるのかどうかも分からな
いところが多い。
工事っぽいが、アスファルトは綺麗にならされているし、ここは
通れるのだろうと思い入った歩道で、遂に先細りの行き止まり
にハマッた事があった。
「ありえない」
と呟き、首を振る。
その狭いところでUターンを余儀なくされる。再び100メートル
ほど戻り、交通量の多い車道を走る事に。
ホントに、心も体もグッタリするミス(?)だった。10時にもなる
と日差しが強くなり、気温もかなり高くなっていた。
しばらく行くと歩道が復活したので、そちらに戻る。
小さな段差を乗り越えた時、後輪がガタン、という音を立てた。
嫌な予感がした。
自転車を降りて見てみると、後輪は、見事にパンクしていた。
- 旅の重さ
- \500
- 株式会社レントラックジャパン








