宮古に俺は受け入れられるのか  9月8日(金) | モラトリアムな日々

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

宮古という町に受け入れられていないような、沈んだ気分の
まま、僕は野宿場所を探し始めた。

あ、レシートが出てきたのでこの日の朝食について・・・・
午前5時半。大船渡のローソンにて、もりもりナポリタン、オレン
ジジュース、リポビタンDを購入。リポビタンてのは恐らく願掛け
的な意味があったのだろう。
午前9時半。ネギトロ巻き、肉まん、カレーまん、アクエリアスを
購入。ホントに良く食べますねこの人は・・・・・。

野宿場所は海岸沿いの廃工場跡の空き地を中心に探した。
20分ほど探し、屋根もあるいい感じの廃工場の軒先に、とりあ
えずの目星を付けた。ここよりいい場所が見つからなければ、こ
こに戻ってくればいい。
地図を見ると、宮古には道の駅がある。とりあえずそこまで行っ
てみるかな、という気分になった。
そこから20分ほどの距離(意外と遠い・・・・)にあった道の駅「
古」は建物の後ろ10メートルほどがすぐに海で、その間は一面き
れいな芝生であった。宮古の海はすぐ南にある大きな半島のお
かげで湾になっており、波は殆ど無いといっていいほど穏やかだ
た。車や自転車で地元の人が集まり、釣りを楽しんである。
よほど釣れるスポットなんだろうなぁ。
この芝生にテントを張れればベストだな・・・・・・。
でも道の駅の人が何か言ってくる気がして仕方ない。
しかし今からあの薄暗い廃工場に戻るのも気が沈む・・・・・・。
とりあえず荷物を置いてしまおう。さすがにどこかに捨てられてし
うという事はないだろう・・・・・・。荷物一式を例によってブルーシ
ートで包む。
目立つぜえ・・・・・・・

とりあえず道の駅に入り、お風呂の場所を聞くことにした。
案内のおばさん、かなり訝しげな目で僕を見ながら、こう教えてくれ
「ここからすぐ側に、町の銭湯がひとつ。45号を戻れば、24時間
の大型銭湯があります。大型銭湯の方が無難ですね
そう言われたら大型銭湯に行くべきだろう。
お風呂セットをブルーシートから漁り、小さなサブザックにつめて出
発した。45号線を走る事20分、まだ銭湯は見えない。
ああ、きっとおばさんは俺が車の人だと思ったんだろう・・・・・・。
これ以上今日来た道を戻るのは虚しいので、帰って地元の銭湯に
入ることにした。こういう時は地元に限る・・・・・・・・。
銭湯は道の駅から僅か5分の距離にあった。入浴料350円。上出
来じゃないですか。なぜか番台のおばさんは自転車旅経験のある
人で話が弾んだ。話が弾んだ後でその人の前を素っ裸で歩くのは
抵抗があった。

銭湯にはおっさんと僕の2人。やはり温泉ほどの気分は味わえない
が、まあ贅沢も言っていられない。入れるだけありがたいことだ。
足や肩まわりをよくマッサージしてやる。体と髪を洗いサッパリする
と、銭湯を出た。
自転車に乗ろうとすると、地元のおばさんが重そうに襖(?)を運ん
でいるのが目に入った。よほど重たいのか、休み休み運んでいる。

手伝ってあげようかな。

ふとそう思った。
これが旅の運命を変えるとは、この時は思ってもみなかった。