陸前高田へGO!! 9月7日(木) | モラトリアムな日々

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

水没の危機に見舞われ、不安な一夜を過ごした気仙沼の橋の下

を出発(脱出?)した僕は25~6キロ先の陸前高田のユースホス

テルを目指し走り始めた。


25~6キロである。急いで走れば、一時間強で着くことが出来る。

疲れる距離でもない。とにかく飛ばしていこう。

そう意気込んで45号線を走り始めるが、僅か5分後に土砂降りの

雨に降られることになり、わき道の小さなトンネルでの雨宿りを余

儀なくされた。


     0p,jk

        あ~あ、土砂降りだよ・・・・・


さだまさしの「雨宿り」を口ずさみ、雨宿りにも色んなシテュエーショ

ンがあるものだと思った。片や恋人に出会う素敵な雨宿り、片やず

たぼろ自転車旅の雨宿り・・・・・。

30分程経つと、再び雨足が弱まったので走り始める事にした。


陸前高田までの道のりは、短いながらも峠一つに長いトンネルいっ

ぱい、と意外と難コースである。特にトンネルが多い。1キロオーバ

ーの大物が2~3本ある。

2本目の大トンネルを走っている間に、再び土砂降りになった。仕方

なくトンネルで雨宿り。悪い事にこのトンネル、歩道がない。交通量

はさほど多くないが、大型トラックが脇を


ご~~~!!!


っと走り抜けていくのは相当恐ろしい物である。多少気を利かし

て避けてくれるのは分かるが・・・・。(あっちにしても相当迷惑な

話だろうが)

おまけに、もの凄い水しぶきが飛んでくる。全身に浴びるほどに

・・・・・。最初こそ嫌がっていたがそのうち、もうどうにでもしてっ

!!的なマゾヒスティックな感覚に陥った・・・・・・。


トンネルエリアを抜け峠を登りきると、残りの10キロくらいは割と

な道のりである。まずは峠の下りだ~っと、気分よく走り始

めるが・・・・・


ぴちぴちぴちぴちっ!!


何てこった、自転車のタイヤの水しぶきが顔まで飛んでくるぜ!

鼻にも目にも口にも容赦なく入ってくる。泥除けがないとこうなる

訳だ・・・・・・。雨の路面を時速35キロ以上で走ると、水しぶき

は顔面に到達する、ということを学んだ(だから?)。

スタートから3時間あまり、途中幾度となく雨宿りを繰り返し、後

半やけくそになりながらも何とか走りきり、陸前高田の道の駅に

到着した。

時刻は午前9時過ぎ。前日に携帯で検索しておいた「陸前高田

ユースホステル」に電話をかける。6度ほどベルがなり、受話器

が上がる。


「あのー、今日宿泊したいんですが。一人、素泊まりです」


「大丈夫ですよ。お名前と連絡先お願いします」


「~~~です。チェックインとかありますか?」


「ん~、一応4時なんですが、もっと早く来たいですか?」


「はい・・・・・、今道の駅なんですよ・・・・」


「え!?そんなところにいるの?いいですよ、暇だから。お越し

さい」


「ホントですか!!ありがとうございます!!すぐ行きます(笑)」


いや~、いい人だ。助かった。実際僕は電話から10分立たな

いうちに到着していた。

陸前高田ユースホステルは、道の駅から300メートルほどの距

離にある。小さな川と海に囲まれ、ある意味小さな島とも言える。

大きな橋が2本あり、そこを渡っていく事になる。

近くにはグラウンドがあり、夏場は部活の合宿等で利用される

だ。松林の中にあり、見た目は小さなアパート風。

     uyjt


自転車を停め、受付に向かう。と、奥から人の良さそうなおじさ

(と言うには若すぎるな)が出てきて手続きをしてくれる。さっ

きの電話の人だろうな・・・・。

汚れた僕を見かねたのか、ボイラーを作動してシャワーを使える

ようにしてくれたり、洗濯機の場所を教えてくれたりした。感じの

いい人だなぁ・・・・・。ユースホステルは初めてだけど・・・・。

そして最後にこう言ってくれた。


「もう一人泊まってる大学生がいて、お昼に美味いラーメンを食

べに行くから、もし行くんだったら11時ロビー集合。 じゃあ、ご

ゆっくり」


少し岩手訛りがある人だ。

早速シャワーを使わせてもらう。天井が半透明なガラスになって

いて、昼は電気を使わないでも明るい。いいなぁ、こういうの。

泥だらけの体を洗いサッパリすると、ベットに寝転がった。このま

まゆっくりしたい気もするが、せっかくの誘いだしラーメンを食べ

に行こう。


何だか今日は楽しくなりそうな予感がする・・・・・・。



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           簡素な部屋に二段ベッド