時間が過ぎて | 気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

今までは気まぐれにブログをしていましたが
肺癌から癌性髄膜炎で亡くなった父のこと少しずつ思い出して記載していきたいとおもいます

時が過ぎて、葬儀に来てくださった方にお礼状を書いたり

四十九日の準備を頼んだり

手続きを終わらせていったり

もちろん意識がなくなってから休ませてもらっていた

会社にも出勤し始めた

 

ほっとする時間もそれほどなく

かといって慌ただしいのかと聞かれるとそうでもなく

毎日が何かしているうちに過ぎていく

そんな感覚だった

 

その日常にもなれ、友達と食事に行く機会があった

 

「大変やったね。お疲れ様」

「寂しくない?大丈夫?」

 

そう聞かれて思った

 

私、葬儀の時から一度も泣いてないし

悲しいと思ったことがない・・・・

 

なぜなんだろう・・・

確かに、父がいないことは感じている

 

闘病している間に、心の準備は出来ていて受け入れることが出来たのだろうか

それとも私は冷たいのだろうか

 

ずっとそう思っていた

 

だけど、ブログを書いて思った

 

自分の意志で父が亡くなったという事を忘れようとしていると

 

ブログを書く時、涙が出た

きっと思い出さないようにしようと無意識のうちに

頭にそう命じていたのかもしれない

 

パパ、寂しくないなんて言ったけど、やっぱり寂しい

そう心の底から思った