時が過ぎて、葬儀に来てくださった方にお礼状を書いたり
四十九日の準備を頼んだり
手続きを終わらせていったり
もちろん意識がなくなってから休ませてもらっていた
会社にも出勤し始めた
ほっとする時間もそれほどなく
かといって慌ただしいのかと聞かれるとそうでもなく
毎日が何かしているうちに過ぎていく
そんな感覚だった
その日常にもなれ、友達と食事に行く機会があった
「大変やったね。お疲れ様」
「寂しくない?大丈夫?」
そう聞かれて思った
私、葬儀の時から一度も泣いてないし
悲しいと思ったことがない・・・・
なぜなんだろう・・・
確かに、父がいないことは感じている
闘病している間に、心の準備は出来ていて受け入れることが出来たのだろうか
それとも私は冷たいのだろうか
ずっとそう思っていた
だけど、ブログを書いて思った
自分の意志で父が亡くなったという事を忘れようとしていると
ブログを書く時、涙が出た
きっと思い出さないようにしようと無意識のうちに
頭にそう命じていたのかもしれない
パパ、寂しくないなんて言ったけど、やっぱり寂しい
そう心の底から思った