モンテッソーリは
具体物を触ってから
数字という抽象化にむかっていきます。
数字はこどもにとっては、ただの記号。
10
100
1000
と、数字をみても
どの位の量かわかりません、
だから、モンテッソーリでは、
金ビーズという、具体物を触って
10はビーズが10こ。
それが10本あると100
その100の塊が10枚重なると1000と
触って体感します。
先日プライベートレッスンに
きてくれた二年生の男の子
お母様からは
先取りしている三年生の
大きな数がわかっていない
とのご相談を受けていました
3年生で学習する
「10000より大きい数」の単元では
数が大きくなり苦手意識をもつ
子どもが増えてきます
紙に書いてある数を見るだけだと
イメージがわかなくなり
なんだか難しい…と
感じる子が増えてきます
学校では数直線を利用して
一万より大きな数の表し方を習いますが
モンテッソーリの上級算数では
具体物にふれることができます
取り組んだキューブは
緑が一つで1000
10個合わさると10000
1万が10個で100000
10万が10個で100000
大きな数になっても
繰り上がりのやり方は
金ビーズと同じ
最後は数式にしました
「大きな数って
数えるのがめんどくさい」
「そうだよね」
「どうやって数えてるの?」
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、
じゅうまん、ひゃくまん……」
学校で習うやり方で
1の位から順に数えていきました
「たしかに大きな数になると
面倒だよね」
「漢字でかくのもわけわかんない」
Yくんは大きな数そのものの理解は
とてもできており
繰り上がりの仕組み
何倍などの言葉にも
躓きはありませんでした
ただ、漢数字の読み取りが
面倒だと感じていたYくん
このあとお仕事を進めました
小学生になると
効率性を求めはじめるので
幼児とは違うアプローチが
必要になります
わからないことがあると
つい大声を張り上げて
しまいたくなりますが
怒鳴っても怒っても事態は変わらない
うちの子は
だめだ、と決める前に私たちに
出来ることがたくさんあります