ストレス反応とトラウマ反応。
ストレスは苦悩を伴うけど、日常的に意識していることが多いもの。
だから、カウンセリングで比較的早くから語らせても問題ない。
感情を出せるし、感情を言葉にできた喜び等もあって、比較的スッキリしていくことがある。
一方、トラウマは衝撃的すぎる出来事に直面してしまって、心の許容量を超えてしまうような程のものだから、日常的には意識しないようにされている。
意識しないようにしているにも関わらず、突然その記憶が蘇ってきたりするからとても苦しい。
だから、カウンセリングでは、トラウマの想起をあまり急ぎすぎてしまっては本人が耐えられなくなってしまうので、安全な状況を用意して準備が整ってからにすべき。
また、しばらくの間はトラウマに対して一人で対処することができないはずだから、(例えば毎週カウンセリングを行う場合)「カウンセリングの無い6日間」をトラウマにさらされないように配慮しなくちゃいけない。
つまり…
・カウンセリングという安全な状況を実感してもらう
・感情的に耐えられる程度の話に留めておく
・カウンセリングで蓋をして日常生活に影響が出ないようにする
・カウンセリング内で段階的に想起することを増やしていく
…という流れを意識しておくことが必要になる。
そこには細やかな配慮もとても重要。
人の苦しみっていうのは誰かに話せばいいとか、真剣に聞けばいいってもんじゃない。
安易に語らせてしまうことで、逆に状態が悪化するということがあるってことを知っておこう。
そういうことを知らないあるいは考えていない、または功名心や自信の無さに焦って深く聴きすぎちゃうカウンセラーがいるから、精神科医に「カウンセラーは患者をいじって悪化させるから嫌だ」と言われることがある。
みんな気をつけよう。
傾聴だけに頼りすぎるカウンセラーは危ない。
って、一番自分が危ないかも(笑)