船から下りたのはシンガポールですが、その前に日本の港を幾つかめぐり、中国の港にも寄って。
その後台湾付近で台風に遭遇したのですが。
穏やかな海に青い空。
雲は沢山ありますが、スコールさえ避けたらモンダイなく航海ができて。
でも、こんな日は長くは続かない…。
日本巡りも割と穏やかな時を過ごして。
日本の最後の港は瀬戸内海。
関崎を抜け、豊後水道へ。
更に九州の南側、種子島との間の大隅海峡を通り、東シナ海へ。
その中国の港にアプローチをしている時の予想進路はフィリピンのルソン島を横断し、南シナ海で偏向、台湾の北側をかすめるくらいの余程でした。
そう、11月半ばの台風26号。
この頃に中国の港を出港、どう行くべきか迷ってました。
元々計画している航海計画では与那国島の西側と台湾の東側の間を南下して、台湾の南側のバシー海峡を抜け南シナ海に入りシンガポールへ向かう予定でした。
でも、この時の予報進路では台風にマトモに遭遇してしまう。
なので沖縄の南西側を抜けて。
太平洋側に出て、大廻りではあるものの台風からキョリをとって。
でも予報が徐々に変わっていき、バシー海峡の西側で偏向して台湾を横断、東に向かう進路に。
確かにこの時期の台風は偏向の傾向が強く注意しなければならないのですが、ここまで急な偏向となるとは。
仕方がないので西表島の南側、ルソン島の北西側で待機。
そう待機とはいえ、すでに台風の影響でうねりが高い為、走り回りながら待機。
台風の動向を見ながら。
台風は進行方向の右側の方が風が強く、出来る限り避けたいトコ。
でも、こんなに急に偏向されるとかなり困る…。
結局2日待機し、台風が台湾の南側に上陸したタイミングでバシー海峡を抜けました。
バシー海峡も当初予定していた航路を変更してフィリピンのルソン島に近づく航路を新たに検討、計画変更して。
予報進路も気象庁、米軍の気象予報、民間の気象予報会社の情報などを見比べて。
ただ、どれも予報、実際に台風がどう動くかは分からない。
大体は予報通りではあるものの20㎞進路が違えばボクら船にとっては大きな差。
結果的には台湾の南側を横切る予報が台湾の南端の岬をかすめるくらいのトコを進んでいたみたい。
だから予報より南よりを台風が進んでいき、ボクら船にとってはよくない方に進んでいたコトだったようで。
もちろん更に待つという選択も出来たのですが、一応ビジネスの末端を担っているワケで、ただただ待つワケにはいかない。
だからリスクがどの程度あるか、これ以上進むコトは出来ないと判断するポイント(風速、風向、波、うねりの高さ、周期とかとか)を決めて。
常に気圧計を見ながら気圧の下がり具合を確認。
で、大体こういう状況って夜なんですよね。
何もなかったからヨカッタですが、最後はある意味「掛け」です。
自分の経験、今あるデータであぁでもない、こうでもないとアタマを悩ませますが、最後は「行こう‼︎」と決める時は。
抜けたら静かで、正に台風一過でした。
「Stormy」CLASSICS IV
1968年にリリース、『mama and papas/soul train』に収録されています。
ボクはリアルタイムでは聴いていない(生まれていない)ですが、聴くと懐かしく思う曲。
柔らかなメロディにスウィングするようなアレンジ。
エレキギターって感じのサウンドがイイ感じです。




















