実は長らく苦手な曲だった…いや、アルバム自体がシングル2曲により他の曲が霞んでしまっていた…っていうのがボクの中の印象で。
そう、アルバムは『Silhouette』松田聖子、1981年5月にリリースされた、ジャケットが印象的なアルバム。
このアルバムの中の「Sailing」。
財津和夫作詞・作曲、大村雅朗編曲。
デビューアルバム『SQUALL 』、セカンドアルバム『North Wind』は三浦徳子作詞、小田裕一郎作曲、編曲は大村雅朗、信田かずお、松井忠重が担当。
そんな流れから、このアルバムから財津和夫、松本隆が参加して、少し曲の雰囲気に違いが現れた…そんなアルバム。
財津和夫作曲はインパクトの強いシングル2曲の「チェリー・ブラッサム」、「夏の扉」もなんですが、作詞は三浦徳子。
「チェリー・ブラッサム」は歌入れの際に聖子自身が難色を示し、歌入れに2日掛かった話はファンにとっては幾度となく、眼にする話。
一方、「夏の扉」は聴いた瞬間から好きだったと。
ボクにとっては財津和夫作曲のこのシングル2曲に違和感はあんまり感じなかったけれど、「Sailing」
と「あ・な・たの手紙」がどうも毛色が違うように感じていて…まだ、作詞・作曲者などに眼を向けて聴く以前の小学生時代に。
中でも「Sailing」がどうも苦手で。
だから長らく取り上げて聴くこともなく…。
でも、「Sailing」が好きという方の記事を見たり、コメント頂いたり。
あぁ〜、皆さん結構この曲好きなんだぁ〜くらいしか思っていなくて。
続・40周年記念アルバムの『SEIKO MATSUDA 2021』に収められている「私の愛」、財津和夫作詞・作曲、小泉信彦編曲を聴いてから改めて「Sailing」を聴いてみたら…あっ、なんかイイかもと思えるようになったんですよね。
この「私の愛」は「Sailing」、「あ・な・たの手紙」以来、40年振りの財津和夫が作詞・作曲を担当した曲で。
う〜ん、上手くいえないけど、あっ財津和夫の歌詞だなぁって改めて「Sailing」を聴いて思ったり、このメロディライン、小田裕一郎とは違うんだなぁ〜と、改めて感じたり。
もちろんキー、アレンジにより違ってくるでしょうけど、聖子の低音の声を引き出すメロディなんだなぁ〜って。
それは歌詞にも、三浦徳子の歌詞は小田裕一郎書いたロングトーンのメロディを活かした母音が「あ」の言葉の語尾を合わせていて、初期聖子の爆発的な声量、突き抜ける歌声を活かしていましたが、財津和夫の歌詞は母音が「い」や「う」、時には「ん」で終わるコトが結構多く、更にメロディ的にも最後は上がるのですが、その前で一回下がる…そんな流れが多いように思えますね。
だから幼いボクにとっては違和感というか、コレまでの抜ける感じのハツラツとした感じがしなかったから好きになれなかったのかもと。
聴いているボクも40年が過ぎ、ようやくその良さを分かるようになりましたね。
南シナ海を走る船。
今日は漁船に混じり帆を揚げてセイリングするプレジャーボートを目にしました。
先日アップしたジブラルタル海峡でのアルバム『Citron』の全曲を口ずさめるみたいなコト書きましたが、長年好きではなかったこの曲「Sailing」でさえ歌詞を覚えている、というか口ずさみだすと、考えるコトなく歌詞が出てくるんですよね。
聴いた回数は「夏の扉」や「チェリー・ブラッサム」の10分の1にも満たない、いやいや、ホント聴いていなかったのに…と。
「私の愛」はムリなのに。













